渕上 舞『Lantis祭り2019』出演への
想いを語る!「ソロアーティストして
勉強させていただきます!」

レーベル設立20周年を記念したライブ『20th Anniversary Live ランティス祭り2019 A・R・I・G・A・T・O ANISONG』が、千葉・幕張メッセにて2019年6月21日、22日、23日の3日間開催されることが発表された。11月26日に開催された『ランティス祭り2019記者会見』では、出演アーティスト第1弾が発表され、昨年ソロアーティストデビューを果たした渕上 舞が初日のステージに登場することが明かされた。声優活動10周年、数多くのキャラソンを歌い、ソロアーティストしての道を歩み始めた渕上 舞に、『Lantis祭り2019』出演への思いなどを語ってもらった。
「緊張」と「楽しみ」という気持ちが半々で入り混じっている状態

──まず始めに、『Lantis祭り2019』出演が決まったときの、率直な感想を教えてください。
ソロアーティストとしてデビューしてから1年が経たないうちに、錚々たる、大・大・大・大・大先輩の中で歌うということは、とてつもない緊張感だろうなと思いつつ、仲間に入れて頂いたことが純粋にうれしかったです。今は、「緊張」「不安」「怖い」という思いと「楽しみ」という気持ちが半々で入り混じっている状態です。

──キャラソンを歌うこと、ソロアーティストとして歌うことに違いはありますか?
あります。ソロアーティストとして歌うときには、キャラクターが隣にも前にもどこにもいてくれないので、1人でなんとかしなければいけない。この1年弱の活動で「大変だな」という思いは常に感じていました。4月のソロライブのときには、特に強く感じました。何も守ってくれるものがないなと。ただ、その分、どんな衣装を着たいのか、どんな曲を歌いたいのか、どんなパフォーマンスをしたいのかなど、自由にできる部分が多いので、やりがいを感じています。
──キャラソンをたくさん聴いてきた身としては、ソロアーティストとしては1年ですと言われても、まだちょっとピンとこない部分もあります。
同業の方からもそう言われることが多いですね。アーティストとしてステージに立つ声優さんから、アーティスト活動は素敵な一面もある反面、大変なこともたくさんあることは知っていました。でも、その方たちの話を聞いて「大変だね」なんて他人事のような反応をしていたのに、自分がまさかソロデビューすることになるとは(笑)。
ソロアーティスト活動で考えることが倍以上に増えた
──実際にソロアーティスト活動をやってみて、いかがですか?
単純に数字で語れるものではないのですが、考えることが倍以上に増えたと感じています。歌詞も書かせていただいて「私は、どんな言葉をみんなに届けたいんだろう」などと考えるようになり、声優として歌うのと、アーティストとして歌うのとは向き合い方に違いがあるんだなと感じました。
──アルバムデビューからスタートし、最近ではセカンドシングル「リベラシオン」のCMもよく目にします。かっこいいですよね。
自分が演じるキャラクターが静かだったり、おっとりしていたり、言葉数が少ないというタイプが多かったので、キャラソンもゆったりとしたバラードの曲やミドルテンポの可愛らしい曲をよく歌っていました。ソロになって、特にセカンドシングルの「リベラシオン」はとてもパワフルな曲なので、歌うたびに新鮮な気持ちになります。歌っていて息切れするような曲はこれまでなかったので、楽しんでいます。
──声優活動も10周年ということで、今年は記念すべき年になりましたね。
声優の仕事は、トレーニングすれば一生できる仕事だと思っているので、上を見たらキリがありません。なので、10年なんてまだまだと思ってしまうのですが、やっぱり自分としては「よくやってきたな」と。正直、10年もやれると思ってない時期もあったので、感慨深いし、誇りに思っています。10年頑張ってこれたので、もっと頑張っていきたいという気持ちが、最近特に強くなりましたね。
姉弟で大ファンの茅原実里は憧れの人
──今回第1弾アーティストとして発表されましたが、同日に出演するアーティストの中で気になる方はいらっしゃいますか?
それこそ、みなさんすべて「知ってる!」って方ばかりですが…。佐咲紗花さんとか、ChouChoさんが、ガルパン以外のステージでどんなパフォーマンスをするのかはとても興味があります。茅原実里さんは、デビュー直後のラジオ番組で、私が「会ってみたい」というだけで、ゲストに出てくれたんです。初めてのライブに不安とか悩みがあった時期で…。LINEなどでも相談に乗ってもらい、ライブも見に来てくれました。実里さんは憧れの人なので、ステージでの姿も気になります。実は、弟も大ファンで。実家にはライブDVDから写真集まで全部揃っています。姉弟揃って憧れてきた方なので、普段のふんわりした雰囲気とライブでのギャップ、生で見たいですね。
──2日目、3日目の出演アーティストの中ではいかがですか?
緒方恵美さんですね。声優として作品でお世話になっているのですが、一緒にご飯に行って、役者としてのアドバイスもたくさんいただいています。アーティストとしての姿は、まだ見たことがないので、すごく楽しみです。そういう意味では、この機会に、普段声優としての姿しか見ていない方たちの、アーティストとしての一面をもっと知りたいと思います。どんなパフォーマンスをするのか気になるし、今後の参考にしたいですね。
──キャラソンでフェス出演の経験があっても、ソロとしての参加は気分が違うものですか?
キャラソンでは、アニサマなどに参加して経験済みですが、何を歌うのかというのも含めて、これから決めていくので不安と楽しみという気持ちが入り混じっています。居心地もちょっと複雑で…。アーティストとしては「はじめまして」という気分で皆さんに挨拶しているのですが、「え? 前からやってたよね?」みたいな雰囲気になって(笑)。「ソロとしては1年目なので、よろしくお願いいたします!」って挨拶してました、今日も。
──では、今回のフェスは新人として挑むという感じでしょうか?
はい。「勉強させていただきます! 」という姿勢でいきます。ですが、ステージに立つときには、これまでやってきた“自信”を心の中にしっかり持って。新人ですが、10年やってきたちょっとした貫禄も見せつつ…臨みたいと思います。でも、一番は「楽しみたい」という気持ちです。緊張すると思いますが、できるだけリラックスして、自分がステージに立っている時間は、会場を自分の色に染められるようにしたいです。
取材=林信行 文・撮影=タナカシノブ

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