【Stefa インタビュー】
また新しいStefaを魅せられる
武器が増えた
新ヴォーカリストSEANを加えたStefaが新曲「愛してる…君を」を発表した。同曲は彼ら特有のラブソングながらテンポはかなりアッパー。ライヴでの一体感や盛り上がれること間違いなしの逸曲だ。
新メンバーにSEANさんが加わりましたが、従来ともっとも変わったことは何でした?
EISU
まずはレッスン時のメンバーの雰囲気ですね。SEANはこれまでのメンバーにもなかったタイプだったので、良い意味で感化されました。
TAKATO
海外の血が流れていることもあるのか、すごくフレンドリーなんです。グループ全体も以前に比べて明るくなったし、メンバー各人の気持ちもよりポジティブになりました。
TOMOYA
雰囲気的にはかなりプラスになってます。引っ張っていってくれる存在ですから。
YU-GA
SEANが入った当初は自分のファンが取られる不安も正直ありました(笑)。歌にルックスにと、かなりの高スペックなので。焦って、より頑張ろうって気になりました。
逆にSEANさんは入られていかがでした?
SEAN
入る前からいいグループだと思ってはいましたが、実際に入ってみて“もっともっといける!”と確信しました。パフォーマンス力もすごいし、5人でひとつになれば怖いものなしになれるだろうって。
ツインヴォーカル体制になったわけですがいかがですか?
EISU
これまで歌にしても立ち位置にしても、やや物足りなさがあったんで、今は充実しています。歌にコントラストが出たり、ハモりもできるようになりましたから。
SEAN
タイプの違う声質だし、歌唱ですからね。その違いだったり、合わさった時のユニゾンやハモりを楽しんでほしいです。良き友であり、良きライバルである…そんな意識を持って一緒に歌ってます。
TOMOYA
声に厚みが出るようになった分、パフォーマーの表現の幅も広がりましたね。あと、より安心して踊れるようになったし。アクティブな曲にも挑戦できるようになったんで、今後はより力強い動きのダンスが観せられるんじゃないかな。
YU-GA
今後はジャンルにさらなる幅を持たせられ、よりアクロバッティングな動きを交えたダンスが披露できる可能性も増えましたからね。ダンスでは今のところSEANには負けないんで(笑)。
TAKATO
歌では勝てないんで、もうダンスで(笑)。これだけは負ける気がしません。さらに磨きをかけようと気を引き締めてます。
TOMOYA
良い意味でメンバーであり、ライバルですから。各々の向上心とともにグループとしても良い方向に向かってる感はあります。でも、驚きましたよ。SEANが初めての練習の際にダンスまで覚えて臨んできた時には。
それは?
SEAN
みんなを驚かせたいというのが第一にはありました。感化したり、焦らせたいし、さらにモチベーションを上げてほしかったんで。僕はシンガーなんで、みんなのように上手くは踊れませんが、ヴォーカルだからダンスはやらないとかじゃなく、自分にできることは何かと考えた時に、振り付けを覚えればパフォーマーの気持ちも分かるし、ダンスも上達しますからね。幅が広がって良いことずくめだなって(笑)。もしシンガーが踊れもすれば、これまで観たことのないヴォーカル&ダンスグループになるじゃないですか。
EISU
正直言って、あの時は焦りました。でも、かなり感化されましたね。僕も少しでも踊れるようになろうとか、“このままじゃいけない! もっと自分の武器になるものに磨きをかけなくちゃ!”と真剣に思いました。
そんな中、今回の新曲「愛してる…君を」はこれまでないぐらいアッパーで。
TAKATO
そうなんです。これまででもっともアップテンポな曲ですね。
EISU
僕たちのラブソングってバラードがほとんどだったんですが、今回の曲はラブソング&スピーディーな曲で。聴いて盛り上がれるラブソングなんです。
歌自体はキュンとなるラブソングですからね。
TAKATO
今回は自分たちだけでなく、お客さんを巻き込んでの振り付けもあって。もうライヴでは披露してるんですが、ダンス中にお客さんを指差す場面があるんですね。もう、“君だけ!”ってつもりで毎度指を差してます。
TOMOYA
今回はノリがいい曲ですから、お客さんもジャンプしたり、拳を一緒に突き出す力強い場面もあって。かなり一緒に楽しめそうです。
YU-GA
僕は歌詞をしっかり噛み砕いて理解して、それをどうダンスに反映させていくかを考えて踊りました。勢いのある曲だからこそ、そこに流されずにより気持ちを込めたダンスを心掛けました。
この楽曲をもらった際の印象はいかがでしたか?
TOMOYA
僕らこれまでバラードやミディアムな曲調が多かったんですが、ライヴ等でのメリハリも含め、よりコントラストが付けられる楽曲かなと。ライヴでも絶対に盛り上がるだろうし。ここでまた新しいStefaを魅せられる武器が増えました。
歌ってみてはいかがでした?
EISU
気持ちを入れやすい曲でした。歌の内容にしても、いつかどこかに行ってしまうけれど、単純にそれを悲しむだけでなく、この曲を聴いて違ったとらえ方の存在に気付いてもらえたらなって。
SEAN
どうしても勇気がなく、次の一歩を踏み出せないままの方も世の中にはたくさんいるじゃないですか。それによって後悔をしている人とか。そういった方々を勇気付けられる曲なんで。アップテンポな分、前向きに、ポジティブにいこうって。切なさもあるけど、それを覆すだけのポジティブさも持っているし。内容的には恋愛ソングなんですが、恋愛以外でもこの歌を聴いて何かポジティブな気持ちになったり、次へと向かって突き進む原動力となってほしいですね。
TOMOYA
ダンスにしても、これまでは胸の内みたいなタイプが多かったのに対して、この曲ではもう逆に“好きだー!”という気持ち全開で踊ってます。またこれまでとは違う感情や心の機微でもあるので、その辺りも意識して踊りました。
最後に新生Stefaの今後への意気込みを聞かせてください。
TOMOYA
鹿児島から男性ヴォーカルユニットが全国に出て行った実績がまだないので、自分たちがそのパイオニアになれるように頑張っていきます。鹿児島からでも成功するチャンスや希望があることを立証し、多くの人たちの夢や希望になれたらなと。自分たちもそうして先輩たちに影響を受け、憧れて始めたので、そのような存在になれたらいいですね。今後も精力的に活動をしていきますので応援よろしくお願いします。
取材:池田スカオ和宏