有村竜太朗(Plastic Tree)、
初のソロ全国ツアーが開幕
Plastic Treeのボーカル・有村竜太朗の初となるソロ・ライヴハウスツアー初日公演が1月5日、恵比寿リキッドルームで開催された。
2016年にソロ活動をスタートさせたPlastic Treeのボーカリスト・有村竜太朗。これまで、2016年に『個人作品集1996-2013「デも/demo」』、2018年に『個人作品集1992-2017「デも/demo#2」』という2作品を世に送り出し、リリースに連動したライブも行ってきた。そんな有村が新たな挑戦として、ライブハウスツアー『有村竜太朗 TOUR 2019「デも/demo #2-Road Show-」』の開催を発表したのは昨年10月のZepp Tokyoの終演後。ソロで18公演のロングツアーを敢行するのはもちろん初めてとなるだけに、注目を集めていた。過去の公演はアコースティックセットとバンドセットの2部構成という実験的なスタイルだったが、このツアーではどんなスタイルを見せてくれるのだろうか……。
暗転と同時にブザーの音が鳴り、まるで映画が始まるかのように開演を告げると、まずは有村がひとりでステージに現れ「0p.6(恋ト幻/rentogen)」を弾き語りで披露。シンプルなオープニングながら存在感のある歌声で場内を包み込んだ。背後には幻想的な映像が映し出され、視覚的にもにグッと引き込まれていく。幻想的な1曲目が終わると、バンドのメンバーがステージに登場。歪んだギターが持ち味のhiro(te')(G)、鳥石遼太(B)、高垣良介(Dr)、そして野村慶一郎(Key/Mani)という、これまでも有村のソロライブを支えてきた気心の知れた仲間達だ。今回はこのバンドスタイルで、『デも』の旅が始まる。2曲目以降も楽曲が淡々とプレイされていく。郷愁感のあるポップチューン「くるおし花/kuruoshihana」や「魔似事/manegoto」、懐かしい記憶を呼び起こされるような「鍵時計/kagidokei」、そして「日没地区/nichibotsuchiku」など温かみのある曲、さらには「19罪/jukyusai」のようにシューゲーザーが色濃く出たものなど、聴き応えのあるサウンドで聴き手を酔わせていく。各曲の良さを際立たせていたのは、やはり背景に映し出される映像や、印象的な照明だった。本編ラストの「幻形フィルム/genkeifirumu」が終わると、スクリーンには“終”の文字が浮かび上がる。ツアータイトルが示すように映画を思わせるような粋な演出で、1本の映画を見たような感覚を味わえた。
このあと、観客のアンコールに応え有村は再びステージに登場。本編の緊張感から解かれ、リラックスした空気の中で演奏を楽しんだ。ダブルアンコールに応えた彼は、「初日は緊張の連続でしたけど、やっと俺の正月が来たって感じです」と語り、ステージ上でメンバー達と升酒で乾杯するひと幕も。ちなみにアンコールでは、ツアー中に選曲をどんどん変えていくようで、中には進化していく曲や、もしかしたら新曲が聴ける公演もあるかもしれないとのこと。ある意味、このツアー自体が変化に富んだロードムービーのようなものなのかもしれない。このツアーの締めくくりは3月6日のマイナビBLITZ赤坂となり、楽曲達が各地で磨かれ、どう進化していったのかを聴くのが待ち遠しい。また、当日は有村竜太朗自身のバースデーでもあり、記憶に残る記念日になりそうだ。
2016年にソロ活動をスタートさせたPlastic Treeのボーカリスト・有村竜太朗。これまで、2016年に『個人作品集1996-2013「デも/demo」』、2018年に『個人作品集1992-2017「デも/demo#2」』という2作品を世に送り出し、リリースに連動したライブも行ってきた。そんな有村が新たな挑戦として、ライブハウスツアー『有村竜太朗 TOUR 2019「デも/demo #2-Road Show-」』の開催を発表したのは昨年10月のZepp Tokyoの終演後。ソロで18公演のロングツアーを敢行するのはもちろん初めてとなるだけに、注目を集めていた。過去の公演はアコースティックセットとバンドセットの2部構成という実験的なスタイルだったが、このツアーではどんなスタイルを見せてくれるのだろうか……。
暗転と同時にブザーの音が鳴り、まるで映画が始まるかのように開演を告げると、まずは有村がひとりでステージに現れ「0p.6(恋ト幻/rentogen)」を弾き語りで披露。シンプルなオープニングながら存在感のある歌声で場内を包み込んだ。背後には幻想的な映像が映し出され、視覚的にもにグッと引き込まれていく。幻想的な1曲目が終わると、バンドのメンバーがステージに登場。歪んだギターが持ち味のhiro(te')(G)、鳥石遼太(B)、高垣良介(Dr)、そして野村慶一郎(Key/Mani)という、これまでも有村のソロライブを支えてきた気心の知れた仲間達だ。今回はこのバンドスタイルで、『デも』の旅が始まる。2曲目以降も楽曲が淡々とプレイされていく。郷愁感のあるポップチューン「くるおし花/kuruoshihana」や「魔似事/manegoto」、懐かしい記憶を呼び起こされるような「鍵時計/kagidokei」、そして「日没地区/nichibotsuchiku」など温かみのある曲、さらには「19罪/jukyusai」のようにシューゲーザーが色濃く出たものなど、聴き応えのあるサウンドで聴き手を酔わせていく。各曲の良さを際立たせていたのは、やはり背景に映し出される映像や、印象的な照明だった。本編ラストの「幻形フィルム/genkeifirumu」が終わると、スクリーンには“終”の文字が浮かび上がる。ツアータイトルが示すように映画を思わせるような粋な演出で、1本の映画を見たような感覚を味わえた。
このあと、観客のアンコールに応え有村は再びステージに登場。本編の緊張感から解かれ、リラックスした空気の中で演奏を楽しんだ。ダブルアンコールに応えた彼は、「初日は緊張の連続でしたけど、やっと俺の正月が来たって感じです」と語り、ステージ上でメンバー達と升酒で乾杯するひと幕も。ちなみにアンコールでは、ツアー中に選曲をどんどん変えていくようで、中には進化していく曲や、もしかしたら新曲が聴ける公演もあるかもしれないとのこと。ある意味、このツアー自体が変化に富んだロードムービーのようなものなのかもしれない。このツアーの締めくくりは3月6日のマイナビBLITZ赤坂となり、楽曲達が各地で磨かれ、どう進化していったのかを聴くのが待ち遠しい。また、当日は有村竜太朗自身のバースデーでもあり、記憶に残る記念日になりそうだ。
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