KEYTALK、Nulbarich、木村カエラが出
演 『ROCK AX』初日が開幕!

今年からスタートした『ROCK AX』の初日公演が1月22日(火)、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて行われKEYTALKNulbarich木村カエラら3組のミュージシャンが出演した。『ROCK AX』は「今、目撃するべき本物のライブを、体験」をコンセプトに日本テレビが立ち上げたライブイベントで、第1回はこの日と1月23日(水)の2日間に渡って開かれる。
KEYTALK

KEYTALK

記念すべき『ROCK AX』第1回初日のトップバッターを務めたのはKEYTALK。オープニングSEの中、勢いよくステージにあらわれた4人は『一緒にお祭り騒ぎしようぜ!』のかけ声と共に、ド派手なパーティー・チューン「MATSURI BAYASHI」でスタート。1曲目からパワー全開で会場をグイグイと盛り上げる。ドラムの八木優樹のインフルエンザ発症で先日のライブを急遽キャンセルした彼らにとって、この日が今年初のライブ。
KEYTALK
KEYTALK
中盤、八木から「元気になりました! ありがとう」と全快の報告もあり会場からは「おかえり~!」と温かい声援が飛ぶ。ギターの小野武正からKEYTALK恒例「ペーい!」のコール&レスポンスの後、「最後の最後まで楽しんでいって!」と後半のアップチューンの連打に突入。KEYTALKの魅力は首藤義勝と寺中友将の絶妙なツインボーカルの掛け合いに、歌を聴かせるような小野武正のメロディアスなギターが重なるところ。そこへ重量級のリズム隊が加わり、4ピースながら驚くほど多彩なサウンドを弾き出す。45分の短いステージの中で、4人の迸る熱量を発信し続けた圧巻のパフォーマンスであった。
KEYTALK
Nulbarich
Nulbarich

続いてステージに登場したのはNulbarich。真っ赤な照明の中、バンドがグルーヴ感溢れる演奏を始め、ゆっくりとボーカルのJQがステージ中央に歩み寄る。この日のバンドは6人編成。挨拶代わりの1曲目は「It's Who We Are」。ソウル、ファンク、アシッド・ジャズのエッセンスを盛り込んだ演奏とJQの美しいファルセット・ボイスで、先ずはNulbarichの世界観をオーディエンスに見せると、会場は一転して夜のオトナ・モードになる。クールで無機質にもみえたパフォーマンスは曲を重ねるごとに徐々に熱を帯びていき、JQの「Put your hands up!」を機に、オーディエンスは両手を左右に掲げ応え、一挙にヒートアップ。気がつけば、会場を沸かせ自分たちのペースに巻き込んでいく力量は見事のひとこと。

Nulbarich
Nulbarich
最後のMCでは2016年にバンドを結成するも、まだまだ夢の続きであると謙虚に話しつつ「2016年に買った片道切符は、大事に手放さないように進んで行こうと思います!」とバンドの将来に向けての決意を表明。「焦らず、好きなようにマイペースで行こうと作った曲です」とラスト・ナンバー「Almost There」を歌いステージを降りた。
Nulbarich
木村カエラ
第1夜『ROCK AX』のトリは木村カエラ。豪快にギターがかき鳴らされ、「ラッタッタ!」のシャウトで始まった「HOLIDAYS」、サビでは「みんな歌える?」と客席にマイクを向けて盛り上げていき、そのまま間髪入れずに「リルラ リルハ」に。さらに「みんなタオル持ってる?」と歌い出した「Circle」では、サビの回せ!のかけ声に合わせ会場も思い思いにタオルを回す。冒頭から豪華な選曲で圧倒し続けた木村カエラにとって、この日は今年最初のライブ。それゆえか、本人のテンションも高く「あけおめ! ことよろ!」と新年の挨拶に続き、今日はベスト盤みたいな感じでやります!と客席を沸かせる。
木村カエラ
「しばらく歌ってなかった曲ですが...」と「Butterfly」のイントロが流れるや観客も大喜び。ドラムのビートをフィーチャーされたアグレッシブなアレンジをバックにカエラも力強く歌う。サビでは再び客席にマイクが向けられ2500人のお客さんとラララの大合唱。この感動的な盛り上がりに「こんな古着のTシャツで歌う曲じゃなかった(笑)」と本人も少し後悔。気を取り直して「振り幅の広い木村カエラだけど、次は激しい曲やるよ!」と激ロック・ナンバー「TREE CLIMBERS」に。「BEAT」ではギターを抱え、マイク・スタンドに向かう凛とした立ち姿に「カッコいい!」と声援が飛ぶ。
木村カエラ
木村カエラ
「私がいちばん好きな曲で、みんなが元気で、笑顔でいて欲しい思いが入ってる曲です!」と歌ったラスト・ナンバー「Magic Music」では歌詞の"あなたの笑顔が見たい"を"みんなの笑顔がみ・た・い!"と歌ってオーディエンスみんなに自身の想いを届け、45分のステージを疾走。「また会いましょう!」と客席に投げキッスを送り、舞台を降りた。

この日の模様は、3月8日(金)25:59から日本テレビで、CS日テレプラスで3月30日(土)21:00より放送される。
また『ROCK AX Vol.2』の開催も決定。4月18日(木)と19日(金)の2日間、同じTOKYO DOME CITY HALLで開かれる。出演者やチケット詳細は公式HP、公式Twitterで随時更新されていくとのこと。

撮影=山内洋枝

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