中毒性の高いサウンド!愛の意味を考えてしまう歌詞!「裏表ラバーズ」の深みに迫る

中毒性の高いサウンド!愛の意味を考えてしまう歌詞!「裏表ラバーズ」の深みに迫る

中毒性の高いサウンド!愛の意味を考
えてしまう歌詞!「裏表ラバーズ」の
深みに迫る

ひと言で言うと「驚異的な中毒性」

一度聴くと耳から離れなくサウンド。
「もう一回!」と再生ボタンを押してしまう驚異的な中毒性のある作品です!
この記事では「裏表ラバーズ」について、作者、歌詞の意味などを紐解いていきます。
これを読めば曲の良さがより一層理解して頂けるはずです!
「裏表ラバーズ」とは?
ではまず、楽曲紹介からさせて頂きます!
「裏表ラバーズ」は現実逃避Pという名義でも知られているボカロP、wowakaの楽曲です。
彼の6作目として2009年8月30日、ニコニコ動画で公開されました。
ハイセンスな曲調と甲高く、まるで早口言葉のような初音ミクの歌が注目され、話題に。
VOCALOID文化黎明期のヒット作のひとつとも言えます。
2019年1月現在、ニコニコ動画とYouTubeで公開されている動画の合計再生回数は660万以上!
非常に人気の高い作品です。
wowakaのベストアルバム+リミックスアルバム「アンハッピーリフレイン」や、VOCALOIDコンピレーションアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Vocalolegend feat. 初音ミク」に収録されています。
気になる方はぜひ購入してみてください!

画像引用元 (Amazon)
作者のwowakaはバンド「ヒトリエ」のフロントマンとしても有名
続いては作者であるwowakaについて!
中学生の時にギターを始め、高校、大学ではバンド活動に力を入れていました。
VOCALOIDに出会ったのは2008年12月。それまでも作曲はしていましたが、一から十まで全て自分で作るVOCALOID楽曲のスタンスに衝撃を受け、2009年からボカロPとしての活動を開始。
デビュー作は2009年5月公開の「グレーゾーンにて。」です。
そして現在はもうひとつの顔、人気ロックバンド、ヒトリエのフロントマンとしても活躍中。
アグレッシブなサウンドが評価され、若い世代を中心に支持されています。めっちゃかっこいいですよ!
ボカロPとして作った曲をヒトリエのライブで披露することもあります。ファンにはたまらない演出ですね!

画像引用元 (Amazon)
ハイセンスで聴き飽きないサウンド
ここからは「裏表ラバーズ」の魅力について存分に語っていこうと思います!
まずはサウンドから!
車のレースのスタートSEのような音で始まるこの曲。
シンセサイザーのメインリフは一度聴くと耳から離れなくなりますね!
サビのメロディーとの親和性が高い!
しかしこのサウンドの核は、その後ろに聴こえるピアノの音色ではないでしょうか。
跳ねるようなフレーズで、曲に彩りを与えています。
またドラムパートもスタイリッシュでかっこいいですね!
wowakaの楽曲の特徴として、ハイハットの刻みがとにかく細かい!
曲の疾走感はそのリズムから生まれています。
これぞVOCALOIDの真骨頂!高速メロディー
そしてやはり、注目するべきはメロディーではないでしょうか。
VOCALOIDと言えばこのとにかく速く、人間では真似できないような抑揚。
スピード感溢れるメロディーとサウンドががっちりハマって、曲に一体感を生み出しています。
言葉数が多くても語呂が良くて、聴いていて気持ちいいですね。
繰り返し聴きたくなります。
また、口に出したくなるようなフレーズも良い!
特にサビの「てー」は、一度聴くと耳から離れなくなりますよね。
サウンドもそうですし、メロディーもそう、ハイセンスなwowakaの音楽センスが存分に伝わってきます。
恋の歌?それとも…歌詞の解釈について
ではここから、歌詞の内容について書いていこうと思います。
まずは冒頭を見てみましょう。
「裏表ラバーズ」の歌詞は深みがあり、ファンの中で様々な解釈議論が交わされています。
そして、それぞれの主張はそれぞれで違うものの、どの解釈の中でもキーワードになってくるのが「性」。
のちのち出てくる歌詞を見ると「あ、なるほど。そう見えてくるな」というフレーズがあります。
が、冒頭の歌詞ではまだそういう表現は薄めですね。
しかし「ラブという得体の知れないものに侵されてしまいまして」愛を得体の知れないものと言っている辺り、何か影のようなものが見え隠れ。
「私」が主人公の歌詞。
良いこと尽くめの夢から覚め、ラブというよく分からない感情が心に溢れかえり、それを制御できない状態、というのが冒頭です。
「現在地点を確認する目玉を欲しがっている」ぐちゃぐちゃな心の中が嫌で、自分が今どういう思いを抱いているのかちゃんと答えを出したい、という気持ちが綴られていますね。
不安や悩みがぐるぐると頭の中を回っています。
現実を見て、それから逃げて、どうしたら良いのか…という感情がぎゅっと詰まったフレーズですね。
さて、この辺りで性的な表現が出てきますね。「本能的に触れちゃって」主人公には恋人でしょうか、意中の人がいて、本能的に触れてしまう。
「痛いんで、触って、喘いで、天にも昇れる気になって」そうして触れていると、ラブが頭の中を埋め尽くし、何も考えられなくなってしまう。
何も考えられない状態、というのがサビの歌詞から読み取れます。
これまでは言葉数が多かったのに、サビは割りと少なめですね。
自分の中を渦巻く感情がラブに支配されてぶっ飛んだり、網膜に貼っちゃったり。
語彙の少なさが逆に、歌詞の意味合いを深くしています。
1番の歌詞とはうってかわり、今度は「嫌なこと尽くめの夢」から覚めます。
「どうしようもなく2つに裂けた心内環境」表と裏、良いことと嫌なこと。
やはり心の中がこんがらがっています。
ただ、1番と違うのは「現在地点を確認した言葉を手に掴んだようだ」ですね。
つまり意中の人と一緒にいる意味が分からなくなっていた主人公。
相手に必要とされているのだろうか、自分はここにいたいけど、でもいてはいけないのではないか、という思い。
その気持ちを晴らすような言葉を手に掴んだ訳です。
例えば相手からの「愛している」という言葉。
これがあれば、自分は愛されているんだ、と思えますね。それが真実か嘘か…そんな疑問はありますが、今の自分の立ち位置の言質は取れた、という内容と言えます。
揺れる感情。嫌いだなと思ったり、でもわざわざ会う予定を作ったり。
相手にどうしてもって言わせたり。
「ラブラブでいっちゃってよ!」なんて言いながら、次の歌詞では「大体、愛、無い」。
本当に愛しているのか、愛されているのか。
そうだ、愛しているんだと思ったり、思わなかったり。
まさに裏表。
コロコロ変わる、心。
表裏一体な愛情が、この曲のテーマです。
実はこの曲、ファンの間では「子どもを堕した話」という解釈が有名です。
この記事の中では一切触れていませんでしたが、それを知った上でもう一度読み返すとまた違った捉え方ができるかもしれません。
そういう重いテーマ性の曲と捉えるも良し、恋心をセンチメンタルに歌った曲だと思うも良し。
「愛、無い」で終わる歌詞ですが、そこは「裏表ラバーズ」。
愛が無いを裏返せば、愛がある、になります。
あなたはどういう目線でこの歌詞を捉えますか?
「裏表ラバーズ」のオススメ歌ってみた動画をご紹介!
上にも書いたようにメロディーが速いので、カラオケなどで再現するのはけっこう大変かもしれません。
棒読みにならないよう、抑揚をしっかり意識することが大切ですよ!
慣れてきたなと感じたら、自分なりのアレンジを加えてみるのもひとつの手です。
リミックスバージョンもぜひ聴いて欲しい
実はこの曲、ボカロPキャプテンミライによる公式リミックスバージョンが存在します。
上気した「アンハッピーリフレイン」にも収録されています。
そちらはスピード感は抑えつつ、聴く人のツボを刺激するシンセサウンドをメインにしています。
かっこいいですよ!
リミックスバージョン
こちらを聴いて、また歌詞を読み直してみるのはいかがでしょうか。
▼「裏表ラバーズ」の歌詞をもう一度読む

TEXT 荒木若干

UtaTen

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