三代目JSBが『RAINBOW』を通して問いかける本物の輝き

三代目JSBが『RAINBOW』を通して問いかける本物の輝き

三代目JSBが『RAINBOW』を通して問い
かける本物の輝き

「RAINBOW」とSAVE the BLUEというテーマの見事な融合

2018年11月から、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのメンバー岩田剛典が青色の美しい沖縄の海で、爽やかな笑顔を見せるテレビCMを見た事はないだろうか。
ぼーっとテレビを見ているこちらを思わず”ドキ!”っとさせるそのCM。化粧品ブランドのコーセー雪肌精のものである。

このCMを通して雪肌精が伝えたいテーマは「SAVE the BLUE」=豊かな森、美しい海を守る。未来の美しい自然のために、今できる事をして行こう。という取り組みだ。
この取り組みをよりイメージさせ、関心を寄せやすくするという意味で、幅広い層に人気のある三代目JSBのメンバーの起用は素晴らしい。

しかもタイアップ曲である『RAINBOW』。この曲自身が持つ雰囲気とテーマ。これが、SAVE the BLUEというテーマと見事に融合しているのだ。

日々、当たり前に吹く風がある。その風のように夜空を見上げれば「当たり前」に星が瞬く。しかし、その星たちは億千光年前から存在する星たちなのだ。
星はきっと、私たちが生まれるもっと前から、もしかしたら地球に人間が生まれたその瞬間から今まで。そして、これからも地球を見ている。

その星に記憶があるならば、それは間違いなく億千光年のものだ。
文明の利器もなく豊かな自然と人間が共存してきた時代から、文明が生まれ人間の営みが豊かになっていった地球を、長い歴史を見守ってきた星はどう思っているのだろうか。


人が生きるために、日常的に必要な量の資源は確実に存在するしそれは間違いなく守るべき資源だ。
しかし、その量を超えた過剰なエネルギーというものも存在している。その過剰なエネルギーは豊かさすら超えて、乏しさを作っているのではないだろうか。

光を見た時、あまりに眩し過ぎるとその先にある美しいものを見逃す事がある。それは、まさに豊かさを越えようとしている今を表している。
その事に気が付いたなら、僕らは手を振るべきなのだ「眩し過ぎる日々に」。

豊かさを守るために、不要なものに別れを告げて歩き出すという選択。それは間違えていないと、静かに全てを見守り続ける星たちはその輝きに笑顔をたたえるのだ。

三代目JSBの『RAINBOW』の歌詞から読み取れる、そもそものコンセプトは“メンバーそれぞれの個性を認める事で生まれる絆、夢とその夢を叶える希望”だ。この一節はその事を色濃く描いている。

人はそれぞれ個性がある。個としてあるのならば、ぶつかる事もない。しかし、グループになれば、価値観の違いから意見が分かれぶつかる事もある。そのぶつかり合いを恐れず、向かい合い受け止め合ってきたのが今ある三代目JSBなのだ。

ぶつかり合う事というのは、自分の想いを人に伝える事だ。彼らは幾度となく夢や理想を追い求めて、その達成のために想いを口にしてきただろう。
だが、その想いは一人では叶わないものだったに違いない。メンバー全員で叶えたい未来だから、想いを口にしてきたのだろう。

それは、時としてメンバー同士の想いの中で違いが生まれ、ぶつかり合って散らばり、また想いを繋げて一つになる。その道は心の絆となって、一人では叶えられない大きな夢を叶え続けている。それは、心の強さが表れた美しい彼らのパフォーマンスと活躍そのものだ。

この歌詞に込められている、個性や価値観と向き合う大切さ。これはSAVE the BLUEを実現するために重要な事の1つだと言える。
豊かさの価値を何に求めるのかは人それぞれだからだ。自然に豊かさを感じるのか、物に豊かさを感じるのか・・・答えは一人では到底出せるものではない。

しかし、未来を思うときに共通する幸せは「豊かさ」である。その豊かさの配分をどうしていくか、何を守るか。それは人間が色々な枠を超えて人として個性を認め合い、想いを伝えながら見つけていくしかないのだ。
三代目JSBが『RAINBOW』を通して見せるものは豊かな未来。


三代目JSBの『RAINBOW』という楽曲を、SAVE the BLUEというコンセプトを通して聴いた時、人の持つ心の美しさに出会うのだ。人同士が想いを伝え行動し、時にぶつかりながら結んでいく絆。その絆は、必ず豊かな未来へ繋がる。

それは、いつの日か必ず自分が今生きる場所にも豊かさとして還ってくる。絶対だ。なぜなら虹のように多くの人に愛され、その愛を輝きに変えて活躍している三代目JSBが見せてくれるパフォーマンス。それは彼らの日々の努力の積み重ねで出来ているからだ。
そのパフォーマンスは、私たちの心にいつも豊かさをもたらしてくれる。その豊さは笑顔となってまた、彼らの元へ「力」として還っていく。

そう考えた時、人の持つ力でこの地球をもっと守っていけるのではないか。 今、もう一度あるべき姿に立ち返って、まずは考えることから始めてみる。そうすれば、虹が空を繋ぐように人の心も一つになれるのではないか。 そんな風に希望を持つことが出来る。


TEXT:後藤 かなこ

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