左上は、喜多村英梨さんの代弁者「エリシア・モノローズ」

左上は、喜多村英梨さんの代弁者「エリシア・モノローズ」

喜多村英梨&松風雅也が妄想を武器に
“この世界の秘密”に迫る台本なしの
トーク番組「ワタシン」

左上は、喜多村英梨さんの代弁者「エリシア・モノローズ」(c) あにてれ テレビ東京の公式アニメサイト「あにてれ」で配信中の、「ワタシン」こと「喜多村英梨の『私、信じてますから。』」(https://ch.ani.tv/titles/783 )は、声優の喜多村英梨と松風雅也がMCを務め、“都市伝説”や“陰謀論”といった世界の秘密に、それぞれの視点から切りこんでいく異色の番組だ。視聴者は毎回、そのディープなアプローチにヒヤヒヤさせられ、第6回ではついに、あまりにも過激なトーク内容のため、公開された番組の尺(配信時間)が通常回の半分を下回るという“事件”が起きてしまった。そんなデンジャラスな「ワタシン」に果敢に挑む喜多村と松風に、収録の舞台裏を聞いた。
――「ワタシン」は、声優バラエティとしては異色の“陰謀論”が飛び交う、世界の闇の部分に迫っていく番組です。企画の発端はどのようなものだったのでしょうか。
喜多村:声優バラエティ……そんなつもりでやったことは一度もないですね(笑)。
松風:もともと「キタエリの楽屋トークが振り切れていておもしろい」ということからはじまった企画なんです。妄想と陰謀と……世界の闇を集めたような内容が、声優業界では有名なんですよ。
喜多村:私に、苫米地英人さんの本を読めって押しつけてきた人が、それを言っちゃいます?(笑)
松風:(笑)。僕とキタエリは「カードファイト!! ヴァンガードG」で初共演したんですが、その収録の合間に話していたのを、テレビ東京の細谷伸之プロデューサーが「君たちおもしろいね!」と言ってくださって。キタエリと僕と「あにてれ」との奇跡の出会いのおかげです。
喜多村:でも、こうして番組として成立するなんて思いませんでした。私たちの妄想話は、呼吸をするのと一緒で、エンタメとしてしゃべっているわけではなかったので。
松風:ところが、むしろ番組になったことで、よりディープな話題を振れるようになりました。楽屋裏とは言っても多くの人の耳目がありますから、宗教の話題など避けたほうがいいものもあります。その点「ワタシン」は、まずいところがあれば編集してくれますから、“ここだけ”の話ができるんです。僕の話はちょっと不健全なんですが、キタエリワールドは妄想成分が多めなので、本当におもしろいですね。
喜多村:松風さんワールドは、真実味があるぶん本当にエグい!
松風:時代がそれを許容するようになってきたというのもあるでしょうね。これまではあえて触れなかったことについて、包み隠さないようになってきた。池上彰さんの番組などを見ても、「それを言ってしまうのか!」と思うことが多々ありますから。
――番組は台本なしで進行されているそうですが、おふたりとも本当に博識ですよね。本日の収録を見ていても、会話がまったく途切れないので驚いてしまいました。
松風:今日の収録(第10、11回)は各1時間くらいでしたが、これはテーマを絞ってコンパクトにまとめた結果です。普段は3テーマくらいで、倍以上しゃべっていますからね。
喜多村:莫大な量を話しても、使われていないことが結構あるんです。実際、第6回はほとんどカットになってしまって。
松風:ノっているときほど、トークがエスカレートしてカットされてしまうんです。
喜多村:なので、最近はちょっと抑えるようにしています。なんでも好き勝手にしゃべれるわけではないのが、「やっぱりメディアなんだな……」って痛感するところです。私たちは常に監視されていますからね……!
松風:いやいや(笑)。どこがどうカットされているかは、前後の様子から視聴者のみなさんにもなんとなくわかると思うので、僕たちの奮闘を察していただけるとうれしいです。
喜多村:あえて雑な編集にすることで、爪痕を残していますから(笑)。

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