「劇場版 響け!ユーフォニアム」本
予告編公開 朝井彩加「見ているこっ
ちが恥ずかしくなるシーン」に注目

 東京ビッグサイトで開催中の「AnimeJapan 2019」で、「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」のスペシャルステージが3月23日に行われた。
 「響け!ユーフォニアム」シリーズは、武田綾乃氏の小説を原作に、黄前久美子ら北宇治高校吹奏楽部の面々が部活動にはげむ姿を描く青春ストーリー。2015年にはテレビアニメ第1期、16年10月には第2期「響け!ユーフォニアム2」が放送され、18年4月には劇場アニメ「リズと青い鳥」も公開された。4月19日公開の「誓いのフィナーレ」では、久美子らが2年生に進級。一筋縄ではいかない新1年生たちを迎え、全国大会金賞を目標に掲げて、まい進する吹奏楽部の波乱の日々が描かれる。
 ステージには黄前久美子役の黒沢ともよ、加藤葉月役の朝井彩加、川島緑輝(さふぁいあ)役の豊田萌絵、高坂麗奈役の安済知佳、中川夏紀役の藤村鼓乃美、吉川優子役の山岡ゆりが登場し、公開を間近に控えた「誓いのフィナーレ」にまつわるトークを繰り広げた。
 黒沢は、2年生になった久美子たちについて「(下級生に)バトンタッチするのかなと思ったけど、まだまだ私たちの代の話が見られる」と目を輝かせながらコメント。新たに吹奏楽部に加わる1年生たちはみな独特の個性の持ち主で、「癖が強い」と漏らす黒沢に、朝井と豊田が首を縦に振る場面もあった。
 本シリーズがたどった4年間を通して、キャスト、キャラともに変化したことをゲストに聞くコーナー「北宇治高校吹奏楽部 ここが変わった」も展開。豊田が「久美子と麗奈の仲がよくなるごとに、黒沢と安済の仲も深まっていった」と答えると、黒沢が「楽屋や収録現場でしばしば目が合う」と応じた。また、黒沢は「麗奈が久美子のために(塚本)秀一に“あること”をする」と同作の注目ポイントを力説。朝井が「見てるこっちが恥ずかしくなるくらいのシーン」と評する、久美子と秀一が2人きりになる場面が盛り込まれていることも明かされ、ファンの期待を煽った。最後は黒沢から、シリーズを通して変わらない制作体制のまま、新作をファンに届けられる喜びを語った。
 なお、壇上では本予告編も初披露。シリーズを通して登場するマスコットキャラクター・チューバくんのお守りがついた前売り券の情報が明らかとなったことを記念し、スペシャルゲストとしてチューバくん(着ぐるみ)が登場する一幕も繰り広げられた。
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