デフ・レパード、ロックの殿堂式典で
ブライアン・メイ、イアン・ハンター
らと共演

金曜日(3月29日)、米ニューヨークでロックの殿堂式典が開かれ、デフ・レパードが殿堂入りした。
デフ・レパードは、クイーンのブライアン・メイからその栄誉を称えられ、式典の最後に「Hysteria」「Rock Of Ages」「Photograph」「Pour Some Sugar On Me」、デヴィッド・ボウイの「All The Young Dudes」をパフォーマンスした。ラストの「All The Young Dudes」には、そのブライアン・メイ、デフ・レパードと同時に殿堂入りしたザ・ゾンビーズのロッド・アージェントとコリン・ブランストーン、ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラ、ザ・ゾンビーズのプレゼンターを務めたバングルスのスザンナ・ホフス、殿堂入りしたシングルを紹介したスティーヴ・ヴァン・ザント、そして、ジョー・エリオットが敬愛するモット・ザ・フープルのイアン・ハンターが参加したという。

ブライアン・メイは1981年、クイーンのアルバム『Hot Space』をドイツ・ミュンヘンで制作中、友人のリッチー・ブラックモアのレインボーの公演を観に行き、オープニング・アクトだったデフ・レパードのメンバーと出会ったそうだ。その夜は彼らのパフォーマンスを見逃してしまったが、2年後、ロサンゼルスのフォーラムで目にし「あんなもの観たことなかった。それまでフォーラムで素晴らしい公演をいくつも観てきたが、オーディエンスがああいう風に反応しているのは初めてだった。彼らは最初から最後まで立ちっぱなしで、スクリームし叫んでいた」と感銘を受けたという。

ブライアンはスピーチの中で、「認識していない人たちもいるが、彼らはオーディエンスを喜ばせるだけじゃない。技術的にも優れている。彼らには全てが備わっている。僕は、彼らを素晴らしい友、ファミリーの一員と考えている。だから、この場にいるのは僕にとってとても重要なんだ。これ(スピーチ)は他の誰にもやらせなかっただろう」「ジョーと僕はとくに大切で楽しい時間をたくさん共有している。僕らは強い絆で結ばれ、彼は僕の最も大切な友人の1人だ。スティーヴ(・クラーク)が亡くなったとき、ジョーは最初に電話してきたのは僕だったって言ってた。フレディの訃報が流れたとき、僕が最初に受け取った電話はジョー・エリオットからだった」などと話した。

最後は、冗談をまじえつつ、デフ・レパードを「偉大なロック・グループ」と称えた。「昔、ジョーから“ロック・グループの成功の秘訣は?”って訊かれ、僕は“解散しないこと”って答えた。数年後、彼は再びその話題を口にし、“秘訣はもういくつかある。太らず、髪の毛を失わないこと”って言ってた。彼らは太らず、髪を失わず、解散せず、今夜ここにいる」「そして、彼らは正直で謙虚で、ヨークシャーまたは英国、もしくは世界一素晴らしいグループだ」
ブライアンは式典後、スピーチの前にデフ・レパードのメンバーからジミ・ヘンドリックスの肖像画を贈られたとインスタグラムで報告している。

今年は、デフ・レパードほか、ザ・キュアー、ジャネット・ジャクソン、スティーヴィー・ニックス、レディオヘッド、ロキシー・ミュージック、ザ・ゾンビーズが殿堂入りした。式典の模様はアメリカで4月27日にHBOから放送される。

Ako Suzuki
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