【レポート】Que SakamotoのDJツアー
日記「アジア編・その3」

みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。

アジアツアー第三弾、ベトナム〜バリ編です。

■翌夜10時まで続いた
■Studio Adventure Collectiveでのパーティ

オーストラリアのギグを終えて、ベトナム・ハノイへフライトします。ハノイのギグはナイトクラブ“Studio Adventure Collective”に出演します。ホーチミンで乗り換えだったのですが、ベトナムは30日以内に再入国する場合はビザが必要でした……イミグレーションとかなり格闘した結果、無事再入国出来ました。フライト時間をオーバーしてしまいましたが、変更料金なしでフライト出来て、ようやくハノイに到着です。

空港に友人のしゅんたろう君、太郎君が迎えに来てくれて、合流し、そのままパーティ会場のホテルへ移動します。ハノイのKobala Bar Events RooftopのThomasが仕切るアンダーグランドなパーティです。ハノイは初めてだし、いろいろなアーティストから、ハノイはかなり音楽シーンが根付いていて、コアなパーティになる!と聞いているので、どんなパーティなんだろうと興奮してます。
Studio Adventure Collectiveではホーチミンでお世話になったTeruu君、ダナンから今回のギグを決めてくれたしゅんたろう君、太郎君ががっつりサポートしてくれました。Airbnbの豪華な部屋を借りて、みんなでステイすることになっています。ベニューはホテルの中にダンスフロアを作っているのが特徴で、かなり良い感じ。今回はリトアニアのOpiumクラブのクルー“Downtown Party Network”のSaultyと僕がヘッドライナーゲストとなり、ベトナムで活動するDJ達がラインアップされている感じ。僕は0時〜3時の3時間セット。到着時から、かなりフロアも盛り上がっていたので、エスニックディスコ〜ニューウェーブ〜ハウス〜テクノを織り交ぜ、ストーリー性を意識したセットが披露できました。お客さんもかなり入っていて、すごくフロアも盛り上がって、終始自分なりにベストが尽くせたと思います。アフターの時間にTeruu君、Downtown Party Networkがラインナップ。朝10時くらいまで遊んで疲れ果てたので即就寝。

そのパーティは翌日の夜10時まで続いたみたいでビックリ。キエフのアーティスト“Pavel Plastik”やハノイのブッキングマネージャーのSamyやいろいろなアーティストも遊びに来てくれました。ハノイは音楽シーン、かなり盛り上がってますね。翌日はハノイでカセットテープ を中心にDiggingし、レアな70s〜80sのベトナム産ヴァイナルをゲット出来ました。この日ハノイからクアラルンプールにフライトする予定でしたが、急遽ベトナム中部にある海沿いの都市ダナンでのギグが決まり、ダナンへフライト移動することに相成りました。

ダナンではしゅんたろう君の家にステイ。海も近く毎日泳いで満喫した時間を過ごしました。ダナンから車で1時間くらいかけて遊びに行ったホイアンも観光地で、街並みもベトナムの京都みたいな感じ……夜の川下りも体験し、心に深く残るショートトリップになりました。もう少しいたかったけど翌日のSurfZone DaNangのギグはOpen To Lastが控えていたので、ダナンへ戻ってギグに備えます。当日の朝はインドネシアはバリに9年住んでいるDJのZuyak君と娘のアイちゃんと再会。ベトナムで会えたのはテンション上がります。みんなでランチして、ビーチに行って、ゆっくりして、ギグに備えました。
SurfZone DaNangはとてもアットホームなバーで、気持ち良くスタートしました。マニアックな音楽でもお客さんが引かずにリードしてくれたので、僕もやる気スイッチが入り、ヒートアップ! オープンは和物やディスコ〜ハウスをプレイし、様子を見ながら徐々にビルドアップしていきます。テクノ〜エスニックをかけ始めたところから、お客さんがエスカレートしていったので、そのまま引っ張って行きました。DJブース周りにお客さんが集まり始めて、僕のテンションをさらに上げてくれました。結果、かなり良い雰囲気でプレイが出来たと思います。お客さんには本当に感謝です。とても楽しくプレイしつつあっという間にクロージング。あー楽しかった。ダナンのギグはすごく思い出に残るギグとなりました。

初のベトナムは、アジアの中でも独特で、ホーチミン、ハノイ、ダナン、ホイアンは違った感じでどの都市も楽しく過ごせました。ってことで、

「Thank u Thomas,しゅんたろう君、テル君、太郎君!めちゃくちゃ楽しかったー!ありがとうございました!」

■エージェント契約をした
■ジャカルタのTripo 3000

ダナンから初マレーシア・クアラルンプールへフライトです。クアラルンプールはバーラウンジ“Jiro KL”ことJiro Kuala Lumpurでのデビュー。クアラルンプール空港にJiro KLの専属ドライバーさんが迎えに来てくれてホテルにチェックイン。ダナンであまり寝ることができなかったのでホテルで仮眠を取りました。

一休みしたところでクアラルンプールのカリスマDJ Johnnyがディナーに連れて行ってくれ、マレーシア料理をたくさん食べさせてもらいました。実は、前回のアジアツアーのときトランジットがクアラルンプールだったときにわざわざJohnnyに会いに行ったのが今回のギグの始まりなんです。前回、本当に足を運んでおいてよかった……行動すれば、結果に繋がってくるんだと勉強になりました。行動しなかったら、実現しなかった今回のクアラルンプールは、そういう意味ですごくやり甲斐のあるギグなんです。
Johnnyとのディナーを終えて、Jiro KLへ移動。オーナーさんや、マネージャーさんたちにも今夜楽しみにしてるよ! 頑張ってね!とお声かけ頂きました。オープンはクアラルンプールをベースに活躍中のAduti & Ed Dixがプレイ。選曲も素晴らしく、僕のモチベーションを高めてくれるプレイをしていました。Ed Dixはクアラルンプールのプロデューサー。ベルリンやバロセロナでもプレイを行なっているインドネシア・ジャカルタのDJ/プロデューサーであるJonathan Kusumaのレーベル“Decadanz”からもリリースが決まっている注目のアーティストです。

Ed Dixがいい流れを作ってくれたところで僕にバトンタッチ。普段よりBPMが速い122から125くらいの、テクノとディスコの間の選曲をし、エスニック〜ニューウェーブ〜アップテンポのオリエンタルな雰囲気の曲をセレクトし、攻めのセットとなりました。みんながAmazingだよ! 本当にグッドジョブだ! ありがとう!とお声かけ頂きました。やり切った感満載のセットが出来たかと思います。

僕からJohnnyにバトンタッチしてクロージング。パーティの流れも良かったし、初クアラルンプールギグで、結果が出せたし、かなり盛り上がった満足度が高いパーティとなりました。パーティが終わってから、Ed DixたちとローカルDJの友達の家でアフターパーティをして終了。Ed Dixからもらったトラックもめちゃくちゃカッコ良くて、最近ヘビープレイさせてもらってます。翌日はジャカルタへフライトの為、ホテルに戻って就寝。ってことで、

「Thank u Jiro KL,Johnny,Ed Dix.」

さて。いよいよインドネシアへフライト。ジャカルタに着いて新しくエージェント契約をしたTripo 3000のスタッフさんがピックアップしてくれました。新しくオープンしたDing Dong Disko連れて行ってもらい、みんなに挨拶してからホテルにチェックイン。その後は2年前にブッキングしてくれて、お世話になったDouble Deerの事務所に挨拶しに行って、Harvy、Arrio、Kimoやスタッフのみんなに会えて、相変わらずみんな元気なご様子。Nice!

そんなところに急遽バリのVzletnayaのギグが決まったので、翌日にバリへフライトします。ここではアメリカ・ロサンゼルス出身のマイケル、ティファナのカップルの家にステイさせてもらいます。二人とも変わらず元気で何より。バンコクの<Wonderfruit>のステージのビジュアルの仕事をしたり、アパレルのデザイナーとしても活躍するクリエイター夫妻。ちなみにマイケルオススメのデリバリーマッサージは神がかっていて、めちゃくちゃ疲労回復出来ました(笑)。そうそう、この時期はインドネシアは雨季で、雷、大雨がすごく、頻繁に豪雨にあいましたね。悪天候だったので、家でまったりしてました。
ギグ当日は、朝から晴れていたので、ヌサドゥアビーチに行って綺麗な海で海水浴し、バイクでいろいろ回ったりして楽しい時間を過ごしました。家に戻ったら、ものすごい勢いのストームで、ギグがキャンセルになるのでは?と思いましたが、開催するとのこと。諦めかけていましたが、雨が止んだのでバイクでベニューへ向かいました。

ビーチの目の前のベニューで、テクノよりなセットの依頼なので、アゲアゲなセットでスペーシーかつ、がっつり踊れるテクノサイドのトラックをセレクトし2時間プレイしました。気になっていた雨の影響もなく、お客さんも楽しそうにがっつり踊ってくれたので良かった。次の日がジャカルタのギグのためプレイを終えて帰宅し就寝。明日はジャカルタのエージェントTripo3000のギグに備えて、しっかり睡眠を取りました。いよいよ明日は2年ぶりのジャカルタギグ。どんな一夜になるのか!

早速ジャカルタに到着し、Tripo3000のマネージャーが空港にピックアップしてくれて、ホテルにチェックイン。ディナーを済ませてインタビューを受けました。Tripo3000は映像、レストラン、クラブ、ファッション等幅広く事業していることで知られています。今回のインドネシアツアーの日程をセッティングしてくれたのも彼ら。本当にありがとうございます! インタビューもとても雰囲気良くリラックスして受けられました。そうこうしているうちにあっという間にパーティがスタート。以前、ジャカルタでプレイしたときに来てくれたお客さんが多く、オープンからたくさんのお客さんが来場してくれました。うれしいですね。
僕は0時から4時の4時間セット。インタビューしたTripoのJessieがオープンを担当。ハウス〜ディスコをプレイしていたので、バトンタッチして、最初はディスコ〜プログレッシブハウス〜オーガニックをプレイしつつ、フロアもかなり盛り上がって来たので、ビルドアップし、エスニック〜テクノ〜ニューウェーブ〜ダークでディープなエレクトロニックなど混ぜてプレイしました。フロアもかなり盛り上がっていたし、お客さんからたくさんのエールを頂きました。ジャカルタのお客さんはアンダーグラウンドな音楽でも盛り上がるので、かなりやり甲斐がありました。Tripo3000のみんなも、とてもハッピーバイブスだし優しい。本当にエージェント契約出来て、一緒に仕事が出来て幸せです。ってことで、

「Thank U Tripo3000 Ding Dong Disko Crew and Jakarta People」

最後にツアーレポートから外れますが、ふたつお伝えしたいことがあります。
1.イギリスのNot An Animalからバイナルがリリースされました。
https://www.juno.co.uk/products/que-sakamoto-uchuu-hikoshi-apiento-vyvyan-mixes/714316-01/

2.Huit Etoiles 5th Anniversary@VENT Tokyoが4/20土曜日に開催されます。
https://www.facebook.com/events/808133962864070/?ti=icl

皆さま、ぜひよろしくお願い致します。いつも、ありがとうございます。

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