京極夏彦の傑作ミステリー「魍魎の匣
」、EXILE/EXILE THE SECONDの橘ケン
チ主演で舞台化

戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、「憑物落とし」を副業にする古本屋、鬱気味の冴えない小説家、「推理をしない」探偵など癖のある魅力的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の薀蓄がぎっしりと詰め込まれた不思議な世界観で、多くのファンを獲得している京極夏彦の大人気小説「百鬼夜行シリーズ」。その中でも最高傑作の呼び声が高い「魍魎の匣」が舞台化されることが決定した。
本公演の主演を務めるのはEXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチ。役者としても活躍している橘が、京極夏彦の超絶ミステリーの世界に挑む。
本公演は2019年6月21日(金)~6月30日(日)東京・天王洲 銀河劇場、7月4日(木)~7月7日(日)神戸・ AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演される。
橘ケンチ コメント
京極夏彦先生の「魍魎の匣」という作品を舞台化させていただけることになり、大変光栄に思っています。
鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。
皆様を「魍魎の匣」中毒にできたら……と願っています。是非楽しみにしていて下さい。
京極夏彦 コメント
京極夏彦 撮影:森 清
魍魎は、この世のものではありません。
この世とあの世の端境に棲みつく化生のものです。
当然、簡単に逢えるものではありません。
魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。
そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。
もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、「魍魎の匣」という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。
血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。
そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません。
【原作者紹介】
京極夏彦(きょうごく・なつひこ)
1963(昭和 38)年、北海道生れ。小説家、意匠家。1994(平成 6)年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。
1996 年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞を受賞。1997 年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、
2003 年『覘き小平次』で山本周五郎賞、2004 年『後巷説百物語』で直木賞、2011 年『西巷説百
物語』で柴田錬三郎賞を受賞。2016 年、遠野文化賞を受賞している。
京極夏彦公式サイト「大極宮」
http://www.osawa-office.co.jp/
【原作紹介】
「百鬼夜行シリーズ」は累計 1,000 万部を超える京極夏彦氏による大人気シリーズ。ノベルスや文庫の驚異的な分厚さでも有名。
昭和 20 年代末を主な舞台に、古本屋を営む「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑物落とし」を駆使して謎に包まれた事件を解き明かしていく。謎解きだけでなく、鬱病の小説家関口巽、熱血刑事の木場修太郎、「推理をしない」探偵の榎木津礼二郎など魅力的な登場人物が活躍する。
現在まで、『姑獲鳥の夏』(1994 年)『魍魎の匣』(1995 年) 『狂骨の夢』(1995 年)『鉄鼠の檻』(1996 年)『絡新婦の理』(1996 年)『塗仏の宴 宴の支度』(1998 年)『塗仏の宴 宴の始末』(1998 年)『陰摩羅鬼の瑕』(2003 年)『邪魅の雫』(2006 年)の9作品が刊行されている。
『魍魎の匣』は、シリーズ 2 作目にして最高傑作との呼び声も高く、本推理作家協会賞を受賞しているほか、映画化、コミック化、アニメ化もされている。

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