男はモテたきゃ黙ってスカパラ!東京
スカパラダイスに学ぶ"セクシー"

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その(1) "スカ"の歴史を学べ!
"スカ"というジャンルが誕生したのは、1950年代。
そして我らがスカパラが誕生したのは1985年、そしてデビューは1990年です。
スカというジャンルが生まれ、スカパラがデビューするまでの40年の間にスカはたくさんの変化を遂げてきました。
発生がジャマイカという事は広く知られているでしょう。
元々ジャズやR&Bの影響を受けたスカは当初スローテンポでした。
それがジャマイカの独立を期に、浮かれる群衆たちによってアップテンポに変化。
そしてさらに当時の若者たちの影響を受け益々ビートが激しく変わっていきました。
1970年も後半頃からはロック・パンク・レゲエなどの要素も加わり始めます。
…とまぁ、簡単にご説明するとこんな感じです。
つまり、スカというジャンルはこれまでにちょっとづつ色んな要素が加わり変化してきたってことなんです。
その(2) まずはファーストアルバムを聴け!

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小難しい前置きがありましたが…ここから本題です。
前出の説明の通り数々の変化を遂げてきたスカ同様、我が国日本の東京スカパラダイスオーケストラにも、これまでたくさんの変化がありました。
まずはスカパラを知るために是非聴いてもらいたいのは、1990年にリリースされたファーストアルバム『スカパラ登場』です。
本来のスカパラにはヴォーカルがいません。
"演奏で魅せる"スタイルがスカパラなんですね。現在はゲストヴォーカルとして色んなアーティストを迎えていますが、当時はそのスタイルではありませんでした。
この『スカパラ登場』を聴いていただければ分かる通り、ちゃんとヴォーカルがある曲は1曲だけとなっています(ヴォーカル担当は元メンバーの故クリーンヘッド・ギムラ)。
「にがい涙」

このアルバム全体の印象は、"男くさい"&"セクシー"。
唯一ヴォーカルがあるこの「にがい涙」は女性目線のいわゆる"女歌詞"。
これをスカパラがやると震えがくるほどの色気を感じてしまいます。
女歌詞から男のセクシーが感じられるとは不思議です…。
その(3) 女性ヴォーカルのスカパラにも注目!

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これまでにスカパラは女性ヴォーカルもゲストとして数々迎えてきました。
その中でも特に"エロス"を感じる2曲をご紹介します。
「嘘をつく唇」

ゲストヴォーカルは"片平里菜"。
2015年のリリースです。
冒頭はセリフ。
歌詞の世界観はダンスフロアで繰り広げられる男女の"戯言"…。
男臭いパンチのあるスカの演奏に、片平里菜の甘ったるい声がミスマッチのようですが、より"男と女"を匂わせるんです♪
カップリングの『SUNNY』にはヴォーカルはありませんが、これまた最高です♪
「真赤な太陽」

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昭和の大スター美空ひばりのカヴァーです。
ゲストヴォーカルは元野球選手イチローの登場曲として、最近また注目を浴びている『天城越え』でお馴染みの石川さゆりです。
この冒頭の部分の歌詞は皆知っているでしょう。
美空ひばりを知らない世代でも口ずさむことができるほど有名な楽曲です。
スカパラがこの『真赤な太陽』をやると、アレンジが最高なんです!
そしてまたゲストヴォーカルの石川さゆりが非常にマッチしている!
エレキギターとキーボードが昭和を匂わせます♪
歌の最後「恋の季節なの」の部分はセクシー以外の何物でもありません!
男なら照れずに貫け!
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セクシーな男を目指すっていったって正直照れる…!
若いからいいってもんでもないし、中年になったからってダンディってわけでもありません。
大事なのは、"貫くこと"。
自分のスタイルをこうと決めたら、最後まで照れずに貫くことが"イイ男"になる最大の近道でしょう。
東京スカパラダイスもデビュー30周年を迎え、ちょっとずつ色んな"味"は加わりましたが、スカという基本のスタイルは変わっていません。
演奏だけでセクシーを感じさせ、聴く人を虜にできるバンドなんてスカパラの他にはいないと思いませんか?
世の男性諸君!
そんなスカパラをお手本に"本物のイイ男"目指してみてはいかがでしょうか?

TEXT 時雨
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