大人気シリーズ!優しさと切なさが溢れる人と妖の物語「夏目友人帳」

大人気シリーズ!優しさと切なさが溢れる人と妖の物語「夏目友人帳」

大人気シリーズ!優しさと切なさが溢
れる人と妖の物語「夏目友人帳」

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夏目友人帳」とは
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緑川ゆきさん原作の「夏目友人帳」は、2003年に隔月刊LaLaDXで初掲載されました。その後、2007年から月刊LaLaにて連載が始まり、単行本が23巻発売されています。
優しさと切なさが詰まった今作は、漫画好きだけなく、漫画に親しみのない人からも愛される作品です。コミックスの累計発行部数は1200万部を超えていて、アニメもなんと第6期まで放送。2018年にはアニメ化から10周年を迎えました。
小さな頃から妖の姿が見えていた夏目貴志。両親を亡くしている貴志は、妖が見えることが原因で親戚をたらい回しにされていました。その後、心優しい藤原夫妻に引き取られた貴志は、ようやく落ち着いた暮らしを送れるようになります。
ある日、妖たちに追われ逃げ回っていた貴志は、「斑(まだら)」という妖に出会います。斑は貴志の祖母レイコを知っていて、彼が妖に狙われる原因はレイコが作った「友人帳」であると指摘。
実はレイコ、妖が見える体質で貴志と同様に周囲から疎まれていたのです。レイコはその寂しさを埋めるため、妖たちを子分にして名前を書かせていました。「友人帳」の存在を知った貴志は、妖たちに名を返すことに決めます。
心優しい登場人物たち
●夏目貴志:CV神谷浩史
幼い頃から妖が見える。祖母レイコの遺産「友人帳」を知り、妖たちへ名を返そうとしている。
●ニャンコ先生・斑:CV井上和彦
貴志が死んだら友人帳をもらうという約束で、用心棒兼飼い猫として一緒に暮らしている。
●夏目レイコ:CV小林沙苗
貴志の祖母。強い妖力を持ち「友人帳」を作った人物。
●名取周一:CV石田彰
俳優として活躍している一方、妖怪祓いもしている。
●的場静司:CV諏訪部順一
妖祓い屋の的場一門の頭首。妖を引きつける強い力を持つ貴志に、興味を持っている。
●田沼要:CV堀江一眞
●西村悟:CV木村良平
●北本篤史:CV菅沼久義
●笹田純:CV沢城みゆき
●多軌透:CV佐藤利奈
●藤原塔子:CV伊藤美紀
●藤原滋:CV伊藤栄次
夏目を慕う妖たち
「夏目友人帳」には毎回、個性的な妖が登場します。今回はその中でも、貴志と関係が近い妖たちをご紹介!
●ヒノエ:CV岡村明美
呪詛使いの女妖。男嫌いでレイコに惚れていたが断られた。友人帳に名は書かれていないが、レイコにそっくりな貴志を気に入っているため協力している。
●三篠(みすず):CV黒田祟矢
斑と同じくらいの巨体で、右手には馬、左手には人間、人と馬の顔を持つ妖。友人帳に書かれていた妖。貴志の人柄を気に入り協力している。
●一つ目の中級妖怪:CV松山鷹志
牛顔の中級妖怪:CV下崎紘史
八ツ原に暮らす妖のコンビで、いつも共に行動している。妖の中では登場頻度が多い。貴志のことを「夏目様」「夏目の旦那」と呼んで慕っている。
●柊:CVゆきのさつき
名取の式。無口で感情は表に出さないが、貴志を心配している。
作品の世界観と夏目の心境が伝わってくるOPとED
第1期OP『一斉の声(いっせいのせい)』/ 喜多修平
喜多修平は2007年に、アニマックス主催の第1回全日本アニソングランプリにて優勝。2008年にはテレビアニメ「ペルソナ~トリニティ・ソウル~」のOP主題歌でデビューしました。その後も数々のアニメソングを歌い、「アニソン界の貴公子」とも呼ばれています。
自分だけに妖が見えるせいで、ひとり孤独に生きてきた夏目。そんな彼が藤原夫妻に引き取られ、友人、ニャンコ先生、手助けしてくれる妖たちに出会います。孤独だった夏目が周囲の人や妖たちに救われていく姿が思い浮かぶ歌詞になっています。
第1期ED『夏夕空』/ 中孝介
中孝介は奄美大島出身。高校生の頃にシマ唄を歌う姿に衝撃を受けて、独学でシマ唄を始めます。2006年に『それぞれに』でデビュー。中孝介の特徴として挙げられるのが「優しい声」と「シマ唄特有の歌い方」。
EDで流れる、夏目とニャンコ先生が並んで気持ちよさそうに寝ている姿と、中孝介の歌声が癒されます。
第2期OP『あの日タイムマシン』/ LONG SHOT PARTY
LONG SHOT PARTYは男性6人組のロックバンド。1stシングル『distance』がテレビアニメ「NARUTOーナルトー」に採用されデビュー。2010年12月28日に解散しています。
この曲の特徴は、バンドの中にサックスやトランペットといった管楽器が入っていることです。管楽器のファンファーレのようなメロディーが、前を向いて歩いて行こうとする夏目の気持ちをリンクしています。
第2期ED『愛してる』/ 高鈴
高鈴はボーカル山本高稲(やまもと たかね)と、ギター山口彰久のアコースティックユニット。高らかに鳴り響く鈴のようでありたいという意味を込めて「高鈴」と命名。2003年に『真夜中の後悔』でメジャーデビュー。『愛してる』は3rdアルバム『ヒビノウタ』に収録されています。
大切な家族や友人、妖たちに出会ったことで、妖が見えていた夏目の世界も変わり始めます。今まで両親以外から得ることのなかった無償の愛。「自分もみんなに返していきたい」そう思う夏目の感情が伝わってくる歌詞です。
第3期OP『僕にできること』/ HOW MERRY MARRY
HOW MERRY MARRYは男性4人組のロックバンド。前身となるバンド「plincpal(プリンシパル)」で2004年から活動を開始。その後ドラムメンバーが脱退し、新たにドラムメンバーが加入したのを期に「HOW MERRY MARRY」にバンド名を改名。1stミニアルバム『バイ マイ タウン』でメジャーデビューし、2012年5月15に解散しました。
「ちっぽけなこの僕にできること 少しずつでも伝えてみたいんだ」この歌詞が、まさに夏目の姿と重なる部分ですね。
第3期ED『君ノカケラ feat 宮本笑里』/ 中孝介
中孝介とコラボした宮本笑里さんは、ヴァイオリニストとして活躍中。2007年に『smile』でデビューし、フジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」のオーケストラメンバーで出演していました。これまでに「THE世界遺産」「天地人」等、数々のテレビ、映画、CM曲を演奏しています。
中孝介の切なくて優しい歌声に、宮本さんの奏でる寄り添うバイオリンが、「夏目友人帳」の世界観にピッタリです。
第4期OP『今、このとき。』/ ひいらぎ
ひいらぎは、女性2人組のアコースティック・デュオ。2009年に『みず』でメジャーデビュー。2011年11月16日に解散しています。
『今、このとき。』の歌詞はどちらかというと、ニャンコ先生目線の印象が感じとれます。妖に騙されて嫌な思いをすることもあるけど、いつも助けてしまう夏目。器用には生きられない夏目に、口では冷たい言い方ながらもほっておけないニャンコ先生の姿が思い浮かびます。
第4期ED『たからもの』/ 河野マリナ
河野マリナは2010年、アニマックス主催の第4回全日本アニソングランプリで優勝。テレビアニメ「Aチャンネル」のOP『Morning Arch』でデビュー。以前はソニー・ミュージックアーティスツに所属していましたが、現在はディアステージに所属し、河野万里奈に変更して活動しています。
悲しいこと辛いことが多かった夏目も、藤原夫妻や友人、妖たちに救われ、たくさんの優しい愛を受けます。でも、愛を受け取るばかりじゃなくて、その愛を未来に繋げていきたい。そんな夏目の心情が伝わってきます。
第5期OP『タカラバコ』/ ササノマリイ
ササノマリイは2009年にVOCALOIDが歌唱する、「ねこぼーろ」として音楽活動を始めます。2011年に投稿した『戯言スピーカー』は初のVOCALOID殿堂入りを果たし、多数のアーティストにカバーされました。2014年には本人が歌唱を務めるササノマリイとして音楽活動を開始。2016年に『タカラバコ』でメジャーデビューしました。
人間に害のある妖に狙われやすい夏目は、「なぜ自分にだけ…」とずっと孤独に生きてきました。でも辛く苦い過去があったからこそ、夏目は妖たちと向き合うことができたのです。
ササノマリイの言葉ひとつひとつを大切に歌う、独特な歌い方にも注目して聞いていみてください。
第5期ED『茜さす』/ Aimer
プロフィール非公開の謎多き、女性歌手Aimer。15歳の時に歌唱による酷使が原因で、声帯を痛めます。しかしその後、声を痛めない歌唱法を獲得。ハスキーだけれど甘い歌声が人気を集めています。
ニャンコ先生たちと出会うまでは、1人で解決しようとしていた夏目。「1人では何もできない」そう気づいていたけど、誰にも頼れませんでした。でも今は、ニャンコ先生や協力してくれる妖たち、友人たちがいます。人に頼ることを知った夏目の変化が、歌詞に表現されていますね。Aimerの哀愁漂う歌声も魅力的です。
第6期OP『フローリア』/ 佐香智久
初めは路上ライブをしていた佐香智久。札幌という環境で路上ライブができず、2010年に「少年T」としてWebの世界で音楽活動を開始。2012年に佐香智久として『愛言葉』でメジャーデビュー。
曲のタイトル『フローリア』は、フランス語で「花が咲く」という意味。佐香智久は「遠回りでも一歩一歩前に進んでいて、その経験が力となり花を咲かせるんだ」という思いを曲に込めているそうです。
第6期ED『きみのうた』/ 安田レイ
安田レイは13歳の時に元気ロケッツのオーディションに合格し、歌手の道を歩み始めます。その後、ソロとして活動をしたかった安田レイは、2013年に『Best of my love』で念願のソロデビュー。2015年には日本レコード大賞の新人賞を受賞しました。
『きみのうた』は別れをテーマにした曲。祖母レイコから継いだ「友人帳」に書かれた妖たちの名を返す夏目。妖たちに助けられたり助けたり、たくさんの別れを経験しながら強くなっていく姿が印象に残った安田レイはこのテーマで曲を制作しました。
さらにミュージックビデオは11分にも及ぶショートムービーで、「泣ける」と反響を受けた内容になっています。ぜひ、あわせてご覧ください。
「劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~」
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【あらすじ】
夏目は偶然、小学校時代の同級生、結城大輔と再会します。夏目と結城には妖にまつわる苦い思い出がありました。
ある日、夏目は名を返した妖の記憶に出てきた女性、津村容莉枝と知り合います。彼女は祖母レイコのことを知っていて、現在は一人息子の椋雄と暮らしていました。親子が住むこの街には、謎の妖が潜んでいると気づいた貴志。
妖のことを調べた帰り、ニャンコ先生の体に付いた「妖の種」が、藤原家の庭で一夜のうちに実がなるほどに育ちます。その実を食べてしまったニャンコ先生。なんと、3つに分裂してしまい…。
▷劇場版夏目友人帳~うつせみに結ぶ~公式サイト
劇場版主題歌『remember』/ Uru
劇場版主題歌を担当するのは、本名・生年月日・出身地等のプロフィールは非公表の「謎だらけのシンガー」として現在注目されているUru。
Uruは2013年からYouTubeにて、ミュージシャンの楽曲をカバーする動画を多数アップしていました。2016年に『星の中の君』でメジャーデビュー。2018年に発売された『プロローグ』は、各配信サイトのデイリーランキングで11冠を達成しました。
ずっと孤独に心を閉ざして生きてきた夏目が、これまでに出会ってきた家族や友人、妖たちによって少しずつ心を開き成長していく姿。そして、孤独という痛みを知るからこそ、妖たちに心を揺さぶられる夏目。そんな夏目の心情が表現された歌詞と、Uruの透き通った歌声がスーッと心に染みわたってきます。
アニメ夏目友人帳展が開催中!
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アニメ化から10周年を記念して、現在「夏目友人帳展」が開催中。
原作者・緑川ゆきさんの複製原画やアニメ「夏目友人帳」のこれまでの歴史をイラスト共に紹介。さらに「劇場版夏目友人帳~うつせみに結ぶ~」の絵コンテやアフレコ台本、アニメーション原画、劇場版に登場した切り絵の実物も公開されています。
この他にも実寸大の斑や妖たちと写真が撮れる、フォトスポット。そして貴志と同じ体験ができる「名を返す場所」や「友人帳」も展示中。東京・大阪・福岡・愛知・石川にて順次開催。ぜひ、皆さんも夏目友人帳の世界観を実際に体験しましょう!
▷夏目友人帳展
大切な繋がりを守るために夏目は妖を救っていく!
大切な家族や友人、そして夏目にとって切ることができない妖たち。今まで孤独に過ごしていた夏目が守りたいと思う「大切なものたち」。
夏目はその「大切なものたち」をどう守っていくのか、今後の展開に期待です!
▷アニメ夏目友人帳公式サイト
▷アニメ夏目友人帳公式Twitter (@NatsumeYujincho)
TEXT あるこ

UtaTen

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