萩尾望都のデビュー50周年記念展が開
催 『ポーの一族』や『トーマの心臓
』の原画や描き下ろし作品など、200
点以上を展示

萩尾望都のデビュー50周年を記念した展覧会『萩尾望都 ポーの一族展』が、2019年7月25日(木)〜8月6日(火)まで、松屋銀座にて開催される。
少女マンガに革新をもたらした萩尾望都が2019年、デビュー50周年を迎える。1970年代に『ポーの一族』や『トーマの心臓』など文学性にあふれた作品で注目され、SFファンタジーから歴史ものまで、多彩なジャンルに挑みながら常に第一線を歩んできた萩尾望都。
代表作『ポーの一族』は、バンパネラ(吸血鬼)となって永遠に少年の姿のまま生きていく運命の主人公・エドガーが、妹のメリーベルや友人アランとともに時空を超えて旅を続ける哀しみを描いた物語。1972年に第1作『すきとおった銀の髪』が「別冊少女コミック」で発表されて以来、多くの読者を魅了し、長年にわたって読み継がれてきた伝説的な名作だ。2016年、40年ぶりのシリーズ新作『春の夢』が『月刊flowers』で連載され、入手困難となった初回の掲載誌に異例の重版がかかるなど大反響を巻き起こした。2018年には宝塚歌劇団による待望の舞台化が実現、花組公演『ポーの一族』として上演。原作から抜け出したようなキャスト陣が織りなす濃密な空気感と完成度の高さで、大きな話題を呼んだのは記憶に新しいところだ。
本展は萩尾のデビュー50周年を記念し、『ポーの一族』を中心に『トーマの心臓』ほか傑作の数々を紹介。『ポーの一族』シリーズ最新作や本展のための描き下ろしを含む原画、予告カットなど200点以上を展観、スケッチブックや執筆風景も公開する。さらに宝塚歌劇のコーナーでは衣装や小道具の特別展示も。少女マンガの枠を超えた「萩尾望都の世界」を堪能できるまたとない機会となっている。

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