第2期BiSが2年8ヶ月の活動期間を経て
解散ライブ 9人がそれぞれの道へ「
いつかこの解散がよかったと思えます
ように」

5月11日(土)、BiSが全国ツアー『Are you ready to go?TOUR』のファイナル公演を東京・マイナビBLITZ赤坂にて開催。グループ2度目となる解散ライブを行った。
第1期BiSの解散ライブ同様、この日には多くの研究員(BiSファンの呼称)が集結し、会場は異様な熱気で充満していた。
撮影=sotobayashikenta
「新生アイドル研究会BiSです!よろしくお願いします!」と第2期BiSの最後の挨拶を行うと「BiSBiS」から伝説になるだろうラストライブはスタート。ラストライブにかけるBiSメンバーの想いを表すかのように全力のパフォーマンスを見せるメンバーに呼応するかのように、研究員のボルテージはライブスタートより最高潮に達した。
序盤は、「gives」「CHANGE the WORLD」といったミディアムナンバーに「Did not」「YPP」といったハッピーダンスナンバーを組み合わせ、緩急の効いたセットリストで会場の熱気をさらに高めていく。
ライブ中盤に差し掛かった「Happy Birthday」から、これまでのピースフルな印象から一変し、攻撃性を打ち出したアッパーな「SOCiALiSM」「I can't say NO!!!!!!!」「WHOLE LOTTA LOVE」「Don't miss it!!」といったキラーチューンを連続投下し、研究員を圧倒していく。「I can't say NO!!!!!!!」では、ゴ・ジーラが想いのあまり、研究員に向けダイブを行うという、ここ最近では見られなかったシーンも。
撮影=sotobayashikenta
第2期BiSの終焉に向け、一切の煽り・MCを入れず、自分たちの想いを歌声とパフォーマンスだけで表現していく中で、「ロミオの心臓」「明日が来るなら」といったBiS屈指の名曲が続く。パン・ルナリーフィ、ムロパナコといったメンバーの目からも涙がこばれ、ステージのエモさが会場にも伝染していった。
BiS1stのシングル「アゲンストザペイン」の完全生産限定盤のみに収録されていた「イツカヤラレルゾ」を9人で初パフォーマンスし、続く「Fly」のイントロが響き渡ると、会場の研究員からは歓喜の大歓声があがり、フロアの感情も爆発。ラストライブにおける最後のお祭り状態に。
撮影=sotobayashikenta
その後、「twisted grunge」「NAKODUB」で再び会場を“エモ空間”に変貌させたのち、アヤ・エイトプリンスが本日のライブで初めて口を開き、「たくさんの素敵な景色を有難うございました。アゲンストザペイン」と一言と告げ、ラストナンバー突入する。感情のあまりステージ上で涙を流すBiSメンバーは、「感情よ。くだばれ」という歌詞を自身に言い聞かせるようにラストライブの最後まで、戦い続けた。「アゲンストザペイン」を歌い終えると無言でメンバーがステージから立ち去る。
終わりの見えないアンコールがこだまする中、メンバーが再登場し、BiSメンバーがひとりづつ自身の想いを告げていく。
ムロパナコ
ここでもらった愛は、私がこの先、明日から生きていくための大きい糧になると思いました。みなさん、幸せに生きてください。BiSのそして伝説がはじまった担当ムロ・パナコでした。
パン・ルナリーフィ
BiSとは私にとって第一の人生で、これまで2年間、いろんな人に、今日きてくれたみんな、きていないみんなも全員たくさんの人に支えられて2年間活動してきて、世界を変えようねって言って活動してきたんですけど、第2期BiSでは世界を変えることができず、今日5月11日に解散となります。でも、BiSの曲は永遠に残って生き続けるし、これからのBiSの楽曲と、私たちの生き様で今後も世界を変えたいと思っています。みなさん、第2期BiSは好きですか?(大好き)第2期BiSありがとうございました。私もBiSが大好きです。パン・ルナリーフィでした。
キカ・フロント・フロンタール
BiSとして活動してきた2年8ヶ月、本当に夢のような毎日でした。正直言うと、もっと夢を見ていたかったなと悔しい気持ちもあります。これからはBiSという夢から覚めて、新しい私の夢に向かって進んでいきます。最後に、私はBiSが大好きでした。みなさん幸せになってください。私も幸せになります!
ゴ・ジーラ
解散について無念はありますし、叶えられなかった夢も山ほどあるし、何より研究員の期待を裏切ってしまって悔しいなって気持ちなんですけど、BiSのおかげで、BiSがすべてになった生活がすごく楽しかったので、幸せやったなと思います。だけど私は今日で全てなくなっちゃって何も考えられなくなっちゃうので、今日でゴ・ジーラは死にます。なので、これからもBiSをよろしくおねがいします。さよならー。
アヤ・エイトプリンス
私はずっとみなさんに正直なことを言えないでいたんですけど、私は今日この解散当日までBiSを好きじゃなかったです。好きになりたかったけど、正直、ずっと好きになれませんでした。だけど、今日ここに集まってくださったみなさんたちと、ニコ生を見ているみなさんたち、来られなかったみなさんたちやスタッフさんや、このメンバーでBiSの曲を歌って、私は本当はBiSが大好きだったんだなって思いました。私を支えて応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。私は、笑顔を忘れずにこれからもどんなことも乗り越えていきます。みなさんも笑顔を忘れないで生きていってください。
YUiNA EMPiRE
BiSのYUiNA EMPiREです。みんなにとってBiSはどんな存在でしたか? 私は大切な居場所でした。それは去年移籍してきて、メンバーも、スタッフさんも、研究員のみんなも、暖かく受け入れてくれたおかげです。今日、そんなBiSは解散してしまうけど、私の中で大切な仲間だということに変わりはありません。だから、みんなの中でも、それぞれのこの私たちのBiS、そして格好いいBiSの楽曲が生き続いたらと本当に思います。私もBiSが本当に大好きでした!
トリアエズ・ハナ
私はBiSになりたかったわけではもともとなくて、WACKオーデ2018を将来歌がうたいたいと思って、将来アイドルになりたいと思って受けました。BiSに合格して、BiSのことがすごく好きになりました。それに、もともと大好きだった歌やダンスももっともっと大好きになったし、家族とか友達とかのありがたさもすごく学んだし、こうやって大好きなメンバーとか、スタッフさんとか、研究員のみんなと出会えて、とってもとっても幸せだったなと思います。私はBiSの歌姫になりたいって言っていたんですけど、なれたかはわからないけど、私の大切なBiSの曲たちがずっとずっと聴き続けてもらえたらなって思います。以上、BiSの乾杯担当、そして歌姫、トリアエズ・ハナでした。
ペリ・ウブ
今まで支えてくださった関係者の方々や、応援してくれていたファンのみなさまのおかげで、私たちはBiSをすることができました。私をBiSにしてくれて、心の底からありがとうございます。BiSが再始動してからの2年8ヶ月間は私にとってとてもとても大きなものです。これからはBiSで得た大きなたくわえを活かして、それぞれの第2章へと生きていきます。私は新しい未来へ挑戦することをワクワクしています。みなさまも未来にワクワクしながら、未来のためにある今を全力で楽しんでもらいたいです。以上、BiSの人生楽勝担当、ペリ・ウブでした!
ミュークラブ
BiSのミュークラブです…という挨拶をするのも今日が最後の日になってしまいました。私にとってBiSは本気になれたもので、悔しくて本気で泣いたし、嬉しくて本気で笑えたものでした。みんなからもらったたくさんの愛とか、本気になれたことを私はこれからのパワーにしていきます。ざあまーみろーーーー!!!!以上、BiSでした!!

それぞれの想いを告げ、第2期BiSのラストのパフォーマンス曲「Are you ready?」に突入した。時に切なく、時に激しく、時に感情を爆発させるパフォーマンスで、第2期のBiSの物語の幕が下りた。
撮影=sotobayashikenta
そのままメンバーがステージを降りると、WACK代表渡辺淳之介氏が登壇。コメントは以下のとおり。
渡辺淳之介
こんばんは。BiS、本日で解散になるのですが、メンバーの今後のお話をさせていただきます。ゴ・ジーラ、 キカ・フロント・フロンタールに関して、事務所との即時契約解除いたします。5/12以降弊社では一切の責任を負いません。どうやら二人は旅にでるようです。ゴ・ジーラに関しては空を飛ぶとかわけわからないことを言っております。キカは芸能以外の何かをしたいようなので、渡辺も手伝えれば個人的に手伝おうと思っております。次に、パン・ルナリーフィ、ムロパナコ、YUiNA EMPiREですが、WACKとの契約を継続致します。続報をお待ちください。
最後に、アヤ・エイトプリンス、ミュークラブ 、トリアエズ・ハナ、ペリ・ウブですが、事務所との契約を即時解除いたします。5月12日以降弊社では一切の責任を負いません。ですが、ここからよく聞いてください。
先に挙げた四人のメンバーは今後も活動を続けることを望んでいるため、野球でいういわゆるFA宣言的なものをさせていただきます。移籍金・契約金なし、人的補償なし、即時活動可能となります。ご興味ある事務所の方は fa@wack.jp までご応募期限は5月末日とさせていただきます。順次おつなぎさせていただきます。またFAメンバーの弊社残留は認めません。以上となります。
最後に、俺には、俺の解散しなくてはいけない理由がありました。きっとメンバーにもあると思います。それはきっと、研究員には一生わからないことなんだと思います。また楽しいとこで一緒になれたらいいかなと思います。いつの日か、この解散がよかったと思えますように。アディオス!

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