【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#99 シ
ンガーソングライター・竹内まりやの
言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

今を幸せに生きる秘訣は“ささやかな日
常を面白がれること”。だって人生はほ
とんどがハレの日ではなく、ケの日じゃ
ないですか?

より

2018年11月25日にデビュー40周年を迎えた竹内まりやの、とても意味深いインタビューである。竹内には座右の銘が2つあるという。その1つが、17歳でアメリカに留学した際に学校のカレンダーに書いてあった「『今日があなたの残りの人生の最初の日です』という言葉。当時もいいなぁと思いましたが、60歳を過ぎた今読むと言葉の重みが違う。今日が自分の余生の初日だと考えれば、何歳であってもやり直せるという前向きな言葉」と語る。もう1つは「『今日を人生最後の1日だと思って過ごしなさい』という言葉。対極的なようで、どちらも『今を生きよ』ということなんですよね。過去を悔やんでも変わらないし、未来を憂えてもしょうがない」と、今回の名言につながる。まさに、伝説的ポップスターに相応しい言葉の数々。プレイーヤーとして音楽活動に本腰をいれた彼女の今後の活躍が、益々楽しみになってくる。

竹内まりや (たけうちまりや)
1955年3月20日生まれ、島根県出雲市出身。シンガーソングライター、作詞家、作曲家。1978年、シングル「戻っておいで・私の時間」、アルバム『BEGINNING』でデビュー。1979年に「SEPTEMBER」で『第21回日本レコード大賞』にて新人賞を獲得。1980年、資生堂化粧品CMソングに起用された「不思議なピーチパイ」がヒット。1982年、ミュージシャンの山下達郎と結婚。同年、河合奈保子のヒット曲「けんかをやめて」、「Invitation」の作詞作曲を担当。他にも、薬師丸ひろ子の「元気を出して」(1984年)、岡田有希子の「-Dreaming Girl- 恋、はじめまして」(1984年)、中山美穂の「色・ホワイトブレンド」(1986年)、広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」(1997年)など、アイドルに楽曲を数多く提供している。1984年、シングル「もう一度」、アルバム『VARIETY』(竹内が全曲作詞作曲)をリリース。1987年、アルバム『REQUEST』を発表。ロングセールスを記録した。シングルにおいても、「AFTER YEARS/駅」(1987年)、「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)、「マンハッタン・キス」(1992年)、「純愛ラプソディ」(1994年)など、次々とヒットをとばしている。1992年、アルバム『Quiet Life』がミリオン・セラーとなる。1994年のベスト・アルバム『Impressions』は売り上げ300万枚を超える大ヒットとなった。1995年に発表された「今夜はHearty Party」は、ケンタッキー・フライドチキンのクリスマス・キャンペーン・ソングに起用され、クリスマスソングの定番曲となった。2015年、第6回岩谷時子賞を受賞。2016年、嵐の「復活LOVE」の作詞を担当。2018年、デビュー40周年を記念してシングル「小さな願い/今を生きよう」をリリース。同年、デビューアルバム『BEGINNING』の40周年記念リマスター盤を発売。2019年3月、芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)を受賞。2019年8月21日、40周年記念アルバム『Turntable』を発売予定。

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