声優・仲村宗悟が、声優養成所の魅力&ワンダフォーな出来事を語る

声優・仲村宗悟が、声優養成所の魅力&ワンダフォーな出来事を語る

声優・仲村宗悟が、声優養成所の魅力
&ワンダフォーな出来事を語る

UtaTen初登場の仲村宗悟は大のゲーム好き!
――仲村さんはUtaTen初登場ですので、パーソナルな部分からお聞きしたいと思うのですが、大のゲーム好きなんですよね!
仲村宗悟:そうなんです。現在はゲームの番組とかも出演させて頂いていて。みんなでワイワイやるゲームではなく、小さい時から自分一人でやるゲームの方をやっていました。RPGとか冒険ものが多かったですね。

――今一番推しているゲームはありますか?
仲村宗悟:今は、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」というゲームばかりやっています。

――それはどんな内容なのでしょうか。
仲村宗悟:ゲーム会社のフロムさんが出した作品なのですが、何度もやられてしまうような感じです。でも、何回もやっていくとコツを覚えて勝てるようになっていく!というマゾゲーなんですけど(笑)。それがポイントです。

――マゾゲーなのですね(笑) それでは、仲村さん自身のアピールポイントを教えてください!
仲村宗悟:僕ってどんな人なんだろう…。基本的に天真爛漫なタイプでしょうか・・・(笑)

――天真爛漫なんですね。ありがとうございます。元々アニメはお好きだったんですか?
仲村宗悟:そうですね。それほど詳しい方ではなかったんですけど、元々好きなアニメはあって。『カウボーイビバップ』とか『マクロス7』とかがめちゃくちゃ好きで、どちらかというと男臭いアニメをよく見ていました。それこそ声優さんをそんなに意識した事がなかったんですよ。
声優養成所のR&A VOICE ACTORS ACADEMYに通い始めた頃も、山寺宏一さんしか知らない時期から始まりました。それから声優という職業を意識して、“素晴らしい役者さんがこんなにも沢山いるんだ!”という事を学びました。“このキャラクターは、この方がやっているのか!”と新たに知ることができて、アニメの見方も変わりました。

――仲村さんは元々シンガーソングライターさんを目指していたんですよね!
仲村宗悟:そうですね。歌を歌おうと思って、高校を卒業した18歳のときにすぐ東京に上京してきて。専門学校に入っていたんですけど、そこでは芽が出ることはなく…。そこからなんとなく仕事をしていて、介護の仕事を4年ちょっとしていたんですよ。そこで生計を立てていたんですけど、こういう事って地元の沖縄でも出来るなって思って。だったら東京でしか出来ないことを、同時にやりたいなって思ったんです。
友達で音楽をやりながら芝居をやっている人もいたんですけど、その方がR&A VOICE ACTORS ACADEMYに通っていたんですね。彼の芝居をやっている話を聞いていると、僕も次第に芝居に興味が出てきて、お芝居に触れてみたいなと。
そしてこの学校は、音楽もやりながらお芝居も勉強できますよ!という場所なので、ここに通う事を決めて。そこから始まりました。
原点となるR&A VOICE ACTORS ACADEMYとは?
――R&A VOICE ACTORS ACADEMYはどういったレッスンをされるんでしょうか?
▷R&A VOICE ACTORS ACADEMY公式サイトへ
仲村宗悟:ボイトレ1時間とお芝居の時間が2時間あります。ボイトレのときは、先生がついてくれて、大体2人ぐらいでボイストレーニングをします。
課題の曲を自分で持ってきて、それを聴いてもらうんですが、先生から“ここをもう少しこうした方が綺麗に聴こえるんじゃない?”という指導をして頂いたりします。
お芝居のレッスンの方では、生徒が10何人かいて、そこで僕が衝撃的だったのは、おしくらまんじゅうをめちゃくちゃ大きい声で、やるっていう。それを見たときはびっくりして、“これはなんなんだろう…?”って最初思いました。
でもその授業は、恥を捨てるために行うそうで。お芝居をやる上で恥を持っていたら、役に集中できないのでそういう為にやっている事をそこで初めて知りました。

――おしくらまんじゅうをされるんですか!
仲村宗悟:しかも、おしくらまんじゅうを大きな声で、笑顔でやるんです。びっくりしちゃいましたよ。

――仲村さんが最初、おしくらまんじゅうをやられたときは、かなり恥ずかしかったんではないでしょうか?
仲村宗悟:最初はかなり恥ずかしかったです!!僕、目立ちたいけど恥ずかしがり屋だったので、結構頑張りました。(笑)

――特に印象に残っている授業は、おしくらまんじゅうですか?
仲村宗悟:おしくらまんじゅうですね。あと技術的な事よりも、心が動いているからこういうお芝居になるんでしょ?という事を教えてもらえることが多かったです。口先だけでセリフを喋ってもなかなか響かないんですよね、そこには何もこもっていないから。
心から何かを感じて、相手の事を思って喋った言葉が、相手に伝わるものなんだなと。そこの根底の部分の事を教えてもらいました。

――声優養成所では、物をとる動作の音とかも声で表現されると伺ったことがあるのですが、そういった事もされるのでしょうか?
仲村宗悟:やりますね。それはアニメ―ションやお芝居での嘘だったりもするんですけど、気付いたときに、“ハッ!”なんて人間言わないじゃないですか。でもアニメ―ションや声の芝居のときは、そういう事があるんです。
現実と違うけれど、そういう所が声優の面白い所だと思います。

――仲村さんが、R&A VOICE ACTORS ACADEMYを通って良かったなと思う点はありますか?
仲村宗悟:それこそ、恥を捨てる授業で恥じらいがなくなったといいますか。お芝居をする面では、すごくそこが重要なポイントになりました。
何より1年通うと、いまの所属事務所であるアクロスエンタテインメントのオーディションを受けられる権利がもらえるんですね。それがやっぱり大きいです。

――専門学校や大学などをすぐに辞めちゃう方も多いですが、仲村さんはそういった感情になったことはありましたか。
仲村宗悟:僕は一切なかったですね。自分で好きで通っていたので。僕、基本的に“やりたいな、やるぞ!”って思ったら行動しちゃう人なんです。だからやりたいと思いながらずっとやっていたので、授業は1回も休んだことがなかったんじゃないかな?

――思い立ったら行動!というスタンスなのですね。
仲村宗悟:そうですね。自分のやりたいをどこに置いているかだと思います。それこそ、この学校だから絶対休まないとかじゃなくて、自分がやりたくて学校に来ていると思うんですよね。個人個人の己次第なんじゃないかと!

――仲村さんは、とてもお声が良いですよね。このお声を保たれているのも、ボイストレーニングの影響が大きいですか?
仲村宗悟:ボイトレは日々のものなので、それは確実にあると思います。声を出すことも筋肉なので、怠ると衰えていきますね。
例えば、骨折をしてギブスをとったときに、腕って曲がらなくなっちゃうこともあるんですよね。だから声も出し続けないと、不自由になってしまいます。なので、ボイストレーニングは非常に良いと思います。

――普段から声のケアはされているんですか。
仲村宗悟:そうですね。人並には気を付けています。喉がカサカサするなと思ったら飴をなめたり。保湿することが大切なので、乾燥しないようにします。家では乾燥していると思ったら加湿器を付けたり、お腹を冷やさないように気を付けたりしていますね。
新人男優賞を受賞したときのエピソード
――先日、2018年度に最も活躍した声優を称える第13回「声優アワード」の受賞者が発表されました。新人男優賞受賞おめでとうございます!
仲村宗悟:ありがとうございます!

――新人男優賞受賞を受賞したお気持ちをお聞かせ頂けますか?
仲村宗悟:受賞したという報告を事務所の社長からお聞きしたんですけど、まずはびっくりしたのが最初ですね。受賞式のときもここにいる感じがしないというか、周りの人たちの受賞式を見ているような感覚で。
でも壇上に上がって挨拶をしたときに、やっと実感が湧いてきて、その時の気持ちをそのまま喋らせて頂きました。

――受賞されたことを、真っ先にご両親にお伝えしたんでしょうか?
仲村宗悟:そうですね。受賞式の前に、親に連絡しましたね。すごい喜んでくれました。家族でLINEグループを作っているんですけど、みんな“おめでとう!おめでとう!”って祝ってくれました。
ネットの記事を見つけてURLをLINEで送ってきたりとか(笑)“こんな記事があったよ!すごいすごい!”という感じで。

――ご家族仲が良いんですね!その雰囲気がとても素敵です。
仲村宗悟:ありがたいですね。一番近くで背中を押してくれる存在だと思っています。

――仲村さんは、「アイドルマスター SideM」の天道輝役でデビューをされたと思いますが、やはりご自身にとって一番影響を与えてくれた作品でしょうか。
仲村宗悟:そうですね。それこそ、事務所に入って初めてのオーディションで受かった役ですから。色んな仕事の初めては、彼と共に過ごしていますね。存在はとても大きかったし、色々なことを教えてもらいました。
売野雅勇が手掛ける「ワンダフォー!」へ参加した想い
――5月22日に作詞家の売野雅勇氏が人気声優陣をプロデュースするアルバム「ネヴァーランド」がリリースされました。仲村さんも1曲目の「ワンダフォー!」で参加されていますね。どういう経緯で今回参加される事になったんでしょうか。
仲村宗悟:事務所の社長から“こういう企画があるんだけど、宗悟は興味あるか?”とお話しを頂き、企画書を見て「ぜひ参加させてください!」と即答しました。

――参加されることになってどう感じましたか?
仲村宗悟:びっくりしました!売野さんは作詞家として著名な方ですし、その方に自分の感じをあてがきしてもらえるって聞いたときは、興奮しました。蓋を開けたら作曲がコモリタミノルさんで、ものすごいタッグですよね。
▲アルバム『ネヴァーランド –Voice Actor×売野雅勇-』 第1弾トレーラー映像
――「ワンダフォー!」を聴かせて頂きましたが、仲村さん自身を投影させた歌詞が散りばめられているなと感じました。
仲村宗悟:ありがとうございます。すごいのが、言葉自体はとてもシンプルに書かれているんですけど、チープじゃないんですよね。みなさんおっしゃってくれますけど、仲村宗悟がスーッと入ってくるという。ラジオで「ワンダフォー!」のワンコーラスを初解禁したときにニッポン放送の吉田尚記さんが、「仲村宗悟くんの名刺だと思って聴いてください!」って言ってくださったんですね。僕もそういう曲になっているなって思いました。

――「ワンダフォー!」を歌唱する際、どんな所に意識をおかれましたか?
仲村宗悟:やっぱり、笑顔を意識しましたね。あとは解放感とかも意識しました。

――そういう風に思われたのは、サウンドを聴いてからのイメージが大きいでしょうか。
仲村宗悟:楽曲もそうですし、詞をバーッとみてからそう思いました。表情付をかなり意識しましたね。

――キャラクターソングを歌われるときと、ご自身だけで歌う楽曲は意識も違いますか。
仲村宗悟:そうですね。キャラクターは、僕が歌うんですけどそれはキャラクターに重きを置いて歌わないといけないので。
僕の気持ちというよりは、“このキャラクターだったらどういう風に歌うかな?”“こういう部分の歌詞はどういう風に噛み砕くんだろう?”と、キャラクターのことを中心に考えます。でも今回の作品は、自分の気持ちが全開ですね。

――「ワンダフォー!」には、合の手を入れたくなる部分もありますよね。あのバックのコーラスなどは、仲村さんなのでしょうか?
仲村宗悟:そうですね。あ!でも作曲のコモリタさんも被っているのかな。実は仮歌でコモリタさんが歌ってくださっているんですけど、それで掛け声を入れて頂いていて。元々レコーディングのときに、掛け声を半分ぐらい減らそうかという話があったんですね。
でも、録っていくうちに、全部入れた方が良いんじゃないかなって思ったんですね。それで、僕が“全部入れた方が良いんじゃないですか?”とお伝えした所、今の完成系になりました。

――ライブで披露したら、絶対盛り上がりそうですね!
仲村宗悟:盛り上がりそうですよね!最初の走りがスナックでイベントしたいねという所から、始まっているんですよ。スナックでイベントって中々ないじゃないですか?だから面白そうだなーって思っています。
仲村宗悟が選ぶピックアップフレーズ!
――UtaTenは歌詞サイトなので、「ワンダフォー!」の中で一番お気に入りの歌詞を教えてください。
仲村宗悟:やっぱり、サビに全部詰まっているのかな。「It’s so wonderful, wonderful, wonderful 生きてることは素晴らしすぎるじゃない」ですね。それこそここのブロックで、この曲のテーマという感じがしますよね。

――歌唱する際に、歌詞を読み解かれたりはされますか?
仲村宗悟:さらーっと最初歌詞を読んで、どういう事が言いたいのか読み解きます。この曲はストレートなので、すぐにスーッと入ってきました。

――「ワンダフォー!」を通して、どういったことを聴いてくれる皆さんに伝えたいですか。
仲村宗悟:わかる!わかる!という共感よりも、仲村宗悟ってこんな人間なんだ!っていう曲になっているので、こういう人間もいるんだなっていう事を知って欲しいです。

――余談ですが、タイトルの「ワンダフォー!」にちなんで、仲村さんが最近「ワンダフォー」だなって思った出来事はありますか?
仲村宗悟:「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」をやっていた時のことですね。色んな敵を倒して経験値を得たら、スキルっていうのに一応触れるんですけど、スキルを上げたとしても自分の技術が下手だと、ボスとかが強すぎて倒せないんですよ。
だから自分の技術を上げていって、“こいつ無理だろ…”って思っていた奴を倒せたとき、まじでワンダフォー!!って思いました(笑)

――仲村さん、ゲーム強そうですね!
仲村宗悟:まあまあ、やりますね(笑)格闘ゲームはあんまり、得意じゃないんですけどRPGとかアクション系ですね。

――最後に、応援してくれるファンの皆さんにメッセージをお願いします。
仲村宗悟:みなさんがこうやって僕の声を聴いてくださるおかげで、よく利用させて頂いているUtaTenさんに取材をして頂く機会ができました。本当にありがとうございます!僕の本職は声優業でやらせて頂いておりますけど、こうやって売野さんが書いてくださった歌詞で、歌うことができてとても幸せです。
元々は歌から入った人間ですし、この曲のおかげで、より一層「仲村宗悟」でも歌を歌いたいっていう欲が高まりました。
こういう機会があるのは、間違いなく応援して下さるみなさんのおかげですし、本当に感謝しています。僕をまだ知らない方は、「ワンダフォー!」を聴いて、“仲村ってこんな感じの人間なんだ”と、なんとなくでも気にかけてもらいたいですし、僕のことを既に知っている方は、“そうそう、こういう奴だよね!こいつは!”と思って頂いて(笑)何卒これからも末永く、応援よろしくお願い致します!
TEXT みなちょ
PHOTO UtaTen編集部
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