ONE OK ROCK「Wherever you are」結
婚式で使われる曲1位に、圧倒的な支

 結婚式で最も利用された楽曲に、ONE OK ROCK「Wherever you are」が2年連続で1位を獲得した。一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)が、全国の結婚式場の1年間の利用実績に基づき発表した「2018年度 ISUMブライダルミュージックTOP10」で明らかになった。

 ONE OK ROCKの「Wherever you are」は、相手への想いを情熱的且つストレートに歌い上げたバラード。結婚式では特に、エンドロールで使用されることが多く、関係者は「若い世代を中心に圧倒的な支持を得ている」と語っている。2010年リリースのアルバム『Nicheシンドローム』の収録曲で、2015年にNTTドコモのCMソングに起用され、話題となった。

 2位は槇原敬之が楽曲提供をした、イギリスのボーカルグループ・Blueの「The Gift」。TOP10唯一の洋楽曲。温かなメロディーとメッセージ性の強い感動的な歌詞で、リリースから約16年経った今でも多くのブライダルシーンで選ばれており、2004年には槇原敬之が「僕が一番欲しかったもの」というタイトルでセルフカバーしている。

 3位にはBENIの「永遠」がランクイン。結婚式場が舞台のNHKよる☆ ドラ『本日は大安なり』の主題歌として注目され、新郎新婦への祝福の気持ちが込められた楽曲として人気を集めている。

 また、等身大の歌詞と心に響く歌声で新婦からの支持が高い絢香は、「にじいろ」「ありがとうの輪」の2曲がTOP10入り。結婚という人生の新たなスタートに立つ花嫁の心情に寄り添った楽曲は、今や結婚式には欠かせない定番曲として認知されている。ランクインした楽曲はどれも、明るい未来を連想する歌詞と心地よいメロディーで幅広い層から親しまれ、晴れの舞台を演出するブライダルミュージックとして愛され続けている。

 音楽評論家であり、ISUMの理事も務める湯川れい子氏は「ウエディングのさまざまなシーンで愛される楽曲は、年代ごとに微妙に変わってはいきますが、未来への夢につながる歌であり、愛が育まれる姿を歌っていると言う点で、優れた歌です。そしてそれが日本のスタンダード・ポップスとして、後世まで残っていくだろうことは、例年のランキングを見ていて、強く感じることが出来ます」とコメントを寄せている。

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