サザンオールスターズ、過去最大55万
人を動員した全国ツアーが終幕「東京
ドームで また逢おうね」と再会を誓

6月16日(日)、サザンオールスターズの全国ツアー『“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!』が東京ドームにて最終公演を迎えた。
『“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!』は、全国6大ドームを含む全11カ所22公演をめぐる巨大ツアー。サザンは、これまでに5大ドームを含むツアーを2回(2005年、2015年)、4大ドームを含むツアーを1回(1999年※当時は札幌ドームが存在しなかった)、それぞれ行ってきたが、6大ドームでの開催は今回が初めて。全国で55万人もの観客を動員する、過去最大のツアーとなった。
ファイナルを迎える東京ドームでの公演は、6月15日・16日の2Daysで開催。各日50,000人が集まった会場には、開演前から興奮の空気が漂っていた。客電が落ち、1曲目の「東京VICTORY」のイントロが流れ始め、ステージを囲んでいた幕にメンバー5人のシルエットが投映されると、割れんばかりの手拍子が会場を包み込む。リズムインとともに幕が振り落とされ、ついにメンバーが姿を現すと、バンド音をかき消すほどの歓声で東京ドームが揺れた。
サザンオールスターズLIVE TOUR 2019 撮影=西槇太一
続いて披露されたのは、昨年2018年に発表された「壮年JUMP」。「全国巡り 今日は千秋楽 お越し下さいまして ありがとう みんなの笑顔に逢いたくて 東京ドームへ 帰って来た」と、替え歌で観客への感謝の気持ちを表わすと、場内はさらにヒートアップ。序盤から50,000人が一体となり、東京ドームは歓喜の空間となった。
その他の演奏曲は、同じく昨年発表された「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」から、「勝手にシンドバッド」や「思い過ごしも恋のうち」などのデビュー当時の楽曲、平成元年に発表された「女神達への情歌 (報道されないY型(ケイ)の彼方へ)」といった久々の披露となった曲まで、実に36曲で構成。演奏時間は、約3時間半にも及んだ。昭和から平成、そして令和時代へと、40年にわたって第一線を走り続けるバンドの、重みと深みを感じさせるステージであった。
最後の「旅姿四十周年」では、「東京ドームで また逢おうね みんな元気で さようならを 東京ドームで また逢おうね みんな元気で ありがとうね」と、ファンとの再会を誓い、感動的なステージの幕が下りた。
ツアーのハイライトのひとつは、まだどこにも発表されていない新曲を各地で演奏したこと。「ツアーでお客さんとともに熟成させていく曲」と語りながら、全国で演奏された新曲群について、桑田は「今後レコーディングして、何等かの形で発表することになります」と語っている。
サザンオールスターズLIVE TOUR 2019 撮影=西槇太一
なお、東京ドームでのライブの模様は、WOWOWで8月に放送されることが決定。放送日時等の詳細は、後日発表される。

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