ミュージカル『スクール・オブ・ロッ
ク』に西川貴教 柿澤勇人 濱田めぐみ
梶裕貴 相葉裕樹 はいだしょうこ 秋
元才加ら出演

2020年8月に東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で上演されるミュージカル『スクール・オブ・ロック』の主要キャストと演出家がこのほど明らかとなった。主人公デューイ役を西川貴教と柿澤勇人がWキャストで務めるほか、校長ロザリー・マリンズ役を濱田めぐみ、デューイの親友ネッド役を梶裕貴と相葉裕樹(Wキャスト)、ネッドの恋人パティ・ディ・マルコ役をはいだしょうこと秋元才加(Wキャスト)がそれぞれ演じる。また、この日本版演出を元第三舞台の主宰者で劇作家・演出家の鴻上尚史が手掛けることも発表された。
ミュージカル『スクール・オブ・ロック』は、2003年公開の同名アメリカ映画(主演:ジャック・ブラック)をミュージカル舞台化した作品だ。プロデュースと音楽を手掛けたのはアンドリュー・ロイド=ウェバー。『オペラ座の怪人』『キャッツ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』などのヒット作品を次々と世に送り出した、ミュージカル界最大の作曲家である。そして、脚本に英ドラマ『ダウントン・アビー』やミュージカル『メリー・ポピンズ』のジュリアン・フェロウズ、作詞にディズニーミュージカル『リトル・マーメイド』やディズニー・アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』のグレン・スレイターという最高のクリエイターが集結し2015年にブロードウェイで初演を迎えた。翌2016年には英ウエストエンドでも開幕し、いずれも大ヒットを記録した。なお、ミュージカルとは別に、2016年アメリカでドラマ化もなされ、2018年にNHKのEテレでシーズン1が放送されたことは記憶に新しい。
このミュージカルの日本版が、2020年8月に池袋の新劇場、東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で上演される。約7万人という大規模動員数を目指す。
本作の主人公は売れないロックンローラーのデューイ・フィン。この役を、数々のミリオンセラーを生み出し圧倒的な歌唱力とライブパフォーマンスで多くの人々を魅了する西川貴教と、数々のミュージカルで主演を務める若手俳優の柿澤勇人がWキャストで演じる。
このデューイがなりすまし教師で潜り込む名門進学校の校長ロザリー・マリンズ役には、日本を代表するミュージカル女優の濱田めぐみがあたる。また、デューイの親友で元ロッカーの臨時教師ネッド・シュニーブリー役を、アニメ『進撃の巨人』をはじめ数々の作品で主演を担当してきた人気声優の梶裕貴と、『レ・ミゼラブル』など大作ミュージカルへの出演が続く若手実力派俳優の相葉裕樹が、Wキャストで務める。そして、ネッドの恋人パティ・ディ・マルコ役は、宝塚歌劇団退団後、NHK「おかあさんといっしょ」の“うたのおねえさん”や歌手、女優、バラエティ番組などで活躍中のはいだしょうこと、AKB48を卒業後、女優として舞台やドラマなどで活躍を続ける秋元才加が、こちらもWキャストで初演に臨むこととなった。
他に、阿部裕、栗山絵美、多岐川装子、俵和也、丹宗立峰、ダンドイ舞莉花、中西勝之、長尾哲平、西野誠、湊陽奈、安福 毅の出演も決定。さらに、メインキャストとなるバンドメンバー(生徒役)たちは2019年6月30日に応募締切となるオーディションで決定される。
演出家・主要キャスト7名よりコメントが届いたので、以下に紹介する。
■鴻上尚史ー日本版演出
僕は、学校の無意味な校則に対して、学生時代、ずっと戦ってきました。それは、学校が本当の意味で教育がおこなわれる場所であってほしいと思っていたからです。学校への複雑な思いは、僕が作品を創り続ける核のひとつになっています。本当の教育とはなにか? そんな真面目で誠実な問いを、あまりにも見事なエンターテイメントに昇華した作品に出会い、興奮しました。クリエイターとして、教育の問題を、こんなに楽しく、ごきげんなミュージカルにする実力に震えます。この作品の素晴らしさをちゃんと日本でも伝えたいと思います。
■西川貴教ーデューイ・フィン役(Wキャスト)
3年前、仕事でニューヨークを訪れました。短い滞在期間でレコーディングと撮影を行うので全く予備日がなかったのですが、唯一観られた作品が『SCHOOL OF ROCK』でした。そんな作品の主演を後に務めさせて頂く事になるとは、夢にも思いませんでした。かのアンドリュー・ロイド=ウェバー氏の力強い楽曲を歌わせて頂くプレッシャーはありますが、主人公デューイをエネルギッシュに演じられればと思っています。日本初上陸のミュージカル『スクール・オブ・ロック』是非ご期待下さい!
■柿澤勇人ー デューイ・フィン役(Wキャスト)
才能のある子供達と共に、歌って叫んで暴れることが今から楽しみです。一方でエレキギターは初めての経験なのでレッスンを始めています。左指先の豆が徐々に育ち、街のフェンスや自宅の駐車場のシャッターがギターのフレットに見えてくるほどプレッシャーを感じ始めています。お客様には、ライブに遊びに行く感覚で劇場にお越しいただけたら幸いです!!
■濱田めぐみー ロザリー・マリンズ役
いよいよ発動ですね!ワクワクしています!子供達のパワーとキャストの化学反応、そして音楽と演出、日本初演版がどうなるのか今から楽しみでしかたありません!とにかく楽しくパワフルで、大興奮間違いなしの『スクール・オブ・ロック』! 皆様のお越しを劇場でガッツリとお待ち申し上げております!
梶 裕貴ーネッド・シュニーブリー役(Wキャスト)
この度、ネッド役を演じさせていただくことになりました、声優の梶裕貴です。映画版を拝見し、そこに描かれている物語やキャラクターの魅力はもちろん、音楽の持つ強いエネルギーにとても感動しました。型にハマらないロックの魅力を、舞台を通して、皆様にお届けするお手伝いができたらと思っています。ミュージカル経験のない私ですが、偉大なる先輩方の胸をお借りしつつ、全身全霊で取り組ませていただきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願い致します。
■相葉裕樹ーネッド・シュニーブリー役(Wキャスト)
世界各国で愛されるこの作品の一員になれることをとても光栄に思います。僕自身、あまりロックに触れて来なかったので新たな挑戦が出来ることに高揚しています。臨場感溢れるステージがこの作品の魅力のひとつだと思いますが、どんなステージになるのか僕も今から楽しみです。音楽を通して皆様とたくさんのものを共有できればと思います。老若男女、誰でも楽しめるこの作品、是非劇場に体感しに来てください。お待ちしております。
■はいだしょうこ ー パティ・ディ・マルコ役(Wキャスト)
私はクラシックの環境で育った事もあり、ロックとは無縁で、どちらかというと苦手な分野でした(笑)。でも、この映画でロックに対する気持ちが変わりました。デューイの情熱、ユニークさに惹きつけられ、子供たちの気持ちに共感でき、最後には胸が熱くなりました!この作品に出演できる事、そして、素敵な共演者の方々とご一緒させて頂ける事、今から楽しみでワクワクしています!
■秋元才加 ー パティ・ディ・マルコ役(Wキャスト)
『スクール・オブ・ロック』このタイトルを聞いただけで、ワクワクドキドキしていた自分がいました。音楽は色々なことを教えてくれます。この舞台で思う存分、『ROCK』を感じていきたいです。1ステージが世界を変える! ワクワクするような物語を、素晴らしいキャストの皆様、そして観客の皆様と共に作り上げていけたら!

【あらすじ】
アマチュアロックバンドのギタリストのデューイは心からロックを愛する男だったが、その熱すぎる情熱と勝手なパフォーマンスが原因でバンドをクビになってしまう。友人ネッドのアパートに居候しているデューイだが、貧乏で家賃すら払えず、ネッドの恋人パティと喧嘩し住む場所も無くなりそうな最悪な状況に。そんな時、ネッドに私立学校の臨時教師の話が舞い込み、仕事が欲しかったデューイはネッドになりすまして名門ホレス・グリーン学院へと向かう。

厳格なロザリー校長のもとエリート進学校として名高いホレス・グリーン学院だが、デューイは厳格な規律の多い学校で過ごす子供たちが無気力な事に気がつき、さらに担任したクラスの子供たちに音楽の才能があることも見つけ、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出場することを思いつく。そして、学校や親に気づかれぬよう、授業と称して子供たちにロックのあらゆることを教え始める。

クラシックしか耳にしたことがないような生徒たちは、最初は困惑していたが、やがてデューイの陽気な人柄やロックの開放感、ありのままの自分を認めてくれるデューイに魅力を感じはじめ、一緒にバンドバトルを目指して猛練習を始める。ある日、デューイが偽物教師だということがバレてしまうが、デューイとのロックを通し変わり始める子ども達の変化は、周囲の大人たちをも変えていくことになる。

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