フランス気鋭のピアニスト、リュカ・
ドゥバルグ、最新アルバム『スカルラ
ッティ:ソナタ集』から一部音源先行
公開、来日公演もスタート

2015年6月に開催された第15回チャイコフスキー国際コンクール<ピアノ部門>第4位入賞を果たし、その比類なき才能に世界中が驚愕したピアニスト=リュカ・ドゥバルグ。2019年10月発売予定の最新アルバム『スカルラッティ:ソナタ集(全52曲)』から「ソナタ ニ短調 K32」の音源が先行公開された→ https://lnk.to/LucasDebargue_Scarlatti
ヨーロッパで大ブレイク中、個性派ピアニスト=リュカの5枚目となる最新録音は、CD4枚組で発売される。
世界で最も権威あるコンクールへの入賞を夢見て幼少時から英才教育を受けた名門校出身の応募者がほとんどの中、リュカの経歴は異色だ。11歳からピアノを始め、3年間ピアノから離れるも20歳でピアノを再開。コンクールでは豊かな感性と強烈な個性に彩られた演奏を披露し、会場につめかけた聴衆から熱狂的な支持を得た。あまりの人気に「モスクワ音楽批評家協会賞」を特別に受賞した。コンクールの熱狂から1年もたたない2016年3月には全世界でデビュー盤を発売。同年6月にはその才能に惚れ込んだ巨匠ギドン・クレーメルと初来日を果たし、日本の聴衆へ唯一無二のピアニズムを披露した。リュカは知られざるピアノ作品を世に送り出したいという強い信念を持っており、これまで発売した4枚のアルバムの中でも録音が珍しいメトネルやシマノフスキの作品を取り上げている。
約1年半ぶりとなる新作では、幼少の頃から魅了され続けてきたスカルラッティのソナタ全52曲に挑んでいる。リュカはデビュー盤でもスカルラッティのソナタを4曲(K208,K24,K132,K141)収録しており、アルバムの最後は「ソナタK208」を自身が編曲したヴァリエーションで締めくくっている。「音符の数があれだけ少ないのに、実に豊かなアイディアを表現している」とスカルラッティ愛を当時から公言していたリュカ。全52曲の録音は2018年9月、カラヤンやフルトベングラーも録音場所として使っていたベルリンのイエス・キリスト教会で行われた。ベーゼンドルファー280VCを全曲ペダルなしで演奏している。
リュカは7月5日、ロンドンの殿堂ウィグモア・ホールでのリサイタルを終え、1年5か月ぶりに来日する。7月11日、15日、16日、17日には読売日本交響楽団定期演奏会でサン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」(11日)とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(15~17日)を演奏し、7月20日にはトッパンホールでリサイタルを開催する。

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