全国408スクリーンで公開

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市村正親、「ミュウツーの逆襲」観賞
の愛息2人と「いつか共演したい」

全国408スクリーンで公開 人気アニメ映画シリーズの最新第22作「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の公開記念舞台挨拶が7月13日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。
 1998年の第1作「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」を3DCGで再映画化し、12日に全国408スクリーンで公開。この日は声優を務めた市村正親、小林幸子山寺宏一松本梨香、レイモンド・ジョンソン、小林とともに主題歌を歌う中川翔子と湯山邦彦、榊原幹典両監督が登壇した。
 21年ぶりに伝説のポケモン・ミュウツーの声を担当した市村は、「21年前はこの世に存在していなかった息子2人も客席に来ています。ミュウツーの力は偉大だな」とご機嫌。「昔の映画を見ていた人が、僕をあこがれの目で見るようになった。21年前は、そんなに注目されていなかったのに」とおどけ、会場の笑いを誘った。
 ミュウツーは、ミュウの遺伝子から人間が作り出したコピーのため、自身のコピーがいたらどうするかという質問には、「まさにコピーの2人が見ていますから」と再び愛息に手を振って笑顔。「いつかは一緒に共演してみたい」と期待をにじませた。
 同じく21年ぶりにボイジャーの声を当て、主題歌「風といっしょに」を歌う小林は「皆さんが21年たっても心の中で愛してくれてうれしい。この映画と主題歌がずっと残りますよう、宝物として歌っていきます」と新たな意欲。自身のコピーについては、「2人でデュエットしたり、自分のステージを自分で見てみたいですね」と話した。
 主人公サトシ役の松本は、「22年前にテレビが始まり、その1年後に映画になったけれど、3DCGなんて考えられなかった。一生懸命頑張っていると、素敵なことが起こるんだと思いました」と感慨深げ。テレビアニメは14日の放送で1081回となり、「これからも作品に寄り添って頑張っていきます」と宣言した。
 初日のレイトショーをあばれる君らと見に行ったという中川は、「大人が皆、目からハイドロポンプになっていた(泣いていた)。小林幸子さまと主題歌でご一緒できて幸せでした。生きてきて良かった」と興奮気味。第1作でミュウの声を務めて以来、22作連続でゲスト声優として出演している山寺は、「久々にミュウをやって、初心に帰りました。たくさんの笑顔と会うことができてうれしく思います」と客席に呼びかけ、ジョンソンと一緒に「オッハー」の声を合わせた。
 湯山監督は、「途中でどうなるのか、完成するのかという時期もあったが、お客さんに見てもらうことで、きょうがひとつの完成の日です」と満足げ。CGを担当した榊原監督も、「100人以上のスタッフとコツコツ積み上げてきた結果です。見ていただけてうれしい」としみじみ話した。

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