Travis Japanの時代がついに来た! 
単独初主演の舞台『虎者-NINJAPAN-
』製作発表記者会見開催

次代を担うジャニーズJr.の実力派グループ「Travis Japan(トラヴィスジャパン)」が満を持して単独主演を務める全国公演『虎者(トラジャ)-NINJAPAN-』が2019年11月、東京、京都、名古屋、広島にて行われることとなった。この公演の製作発表記者会見が8月6日(火)都内にて行われた。
Travis Japanは宮近海斗(みやちかかいと)、中村海人(なかむらかいと)、七五三掛龍也(しめかけたつや)、川島如恵留(かわしまのえる)、吉澤閑也(よしざわしずや)、松田元太(まつだげんた)、松倉海斗(まつくらかいと)の7名で構成されており、高い身体能力と団結力、そして細部まで美しく揃う一糸乱れぬダンスや息の合ったパフォーマンスを得意とする。この日、7名は本公演の製作を務める松竹株式会社・代表取締役副社長・演劇本部長の安孫子正と株式会社KADOKAWAの代表取締役副社長の井上伸一郎と共に緊張の面持ちで会見に出席した。
企画・構成をジャニー喜多川、構成・演出を滝沢秀明が務める本作は、タイトルの通り忍者をモチーフとした和のエンターテインメントショー。今回、松竹がKADOKAWAと初めてタッグを組むことになることについて、安孫子が「その第1作がTravis Japanの主演公演である事を本当に嬉しく思います。従来のお客様だけでなく、海外のお客様にも訴えかけるような作品を作りたいとジャニーさんと生前から話をしていた」と語ると、井上も「映画、出版などを作ってまいりましたKADOKAWAは今後ステージイベントにも力を入れていきたい。その先駆けとしてこの作品を世に送り出すことを光栄に思う」と力を込めていた。
さていよいよTravis Japanのメンバーからの挨拶がスタート。
トップバッターの宮近は「『虎者』はTravis Japanのパフォーマンスを全国の皆さまに届けられる機会だと思っています。自分自身も、そしてTravis Japanも精一杯頑張っていろいろな方から『凄いな!』と言っていただけるようになりたいです」と緊張と笑顔がないまぜとなった表情で挨拶の口火を切った。
中村は「僕たちの名前が入った舞台を胸に刻んで一生懸命頑張っていきたい。誰にも負けないくらい頑張るところを見ていただきたい」と胸を張る。
七五三掛は「こうした形で7人で単独主演をやらせていただく事をすごく嬉しく思っていて。ずっと前から7人で大きな事をやりたいねって話していたのでこうした形で皆さんに発表出来る日を楽しみに待っていました」と笑顔を振りまく。
川島は「皆緊張しているのでバック転の一つや二つやりたい……しないですが(笑)」と場を和ませ「楽しく記者会見をやれたら」と微笑む。「Travis Japanが『虎者』という舞台でまずは日本で大成功させて、世界に羽ばたいていくグループを目指したいです」と力を込めた。
吉澤は緊張からか何度もマイクを右手、左手と持ち替えながら「この舞台を世界に広げてファンの方や関係者の皆さまに恩返しができるように努めたい」と語る。
松田は「日本語があやふやです」と自らをほぐすように話し出し、「グループの最年少でフレッシュに、元気に皆さんに元気をプレゼント! イエーイ! (実際に拳を振り上げる)という気持ちで、ジャニーさんにも思いを込めて頑張りたいです」とコメント。
そして最後に松倉は「Travis Japanでの初主演の舞台が楽しみなんです。これぞTravis Japanのエンターテインメントというものをお客様に提示して楽しんでいただきたい」と意気込んだ。
緊張も徐々にほぐれ、笑顔が零れます!
挨拶が一巡したところで、本公演に先駆けて滝沢の演出による公演のテーマソング「Namidaの結晶」のミュージックビデオが初お披露目された。忍者といえば黒装束を思い浮かべる人も多いだろうが、このMVでは白装束に身を包んだ7人があたかも羽根のように舞い飛ぶ、そしてキレキレで踊る様が描かれていた。またMVの中には公演に出演する長谷川純や影山拓也、佐藤新と松田リマの姿も映し出されていた。※このMVは本日12時に公式ホームページにて配信される予定。
質疑応答では、初めて本公演の実施が告げられた時の心境や自分はここは負けないところ、自身が思い描く忍者のイメージ、本作の見どころなどの質問に答えた。
「初めてこの舞台の実施を知った時は、やったー! というめちゃくちゃ嬉しい気持ちでした」と語ったのは宮近。「Travis Japanは舞台で結成されたグループな事もあって夢であり目標だった単独主演が叶った事が嬉しい。今こうして製作発表があって、初日が近づいてきた事でプレッシャーも感じていますが」と笑みを見せつつ、「新作舞台という事で僕らがやった事がない新しいパフォーマンスに挑戦してみたい」と決意表明。また公演タイトルについて、「僕らの事をファンの子たちが“トラジャ”と愛称で呼んでくれるので、その名前がタイトルに入っている舞台は、ファンの人たちと僕らで作り上げるものだと思う」とコメント。
中村は「(初めて聞いた時)僕も嬉しくて、でも僕らだけで大丈夫なのか、という嬉しさと不安が50%50%でした。ただTravis Japanとしてジャニーズの中に残るものができた事が夢みたいです。こんな大勢の人たちの前で僕がこうして喋っている事も夢のようで。その気持ちを持って公演を絶対成功させて海外の人にも知っていただきたい」と力を込めるが「僕が負けないところは……アレです!」と突然テンパってしまい、「アレってどれだ?」と川島からツッコミが入り、皆大笑い。「ダンスですね。僕たちはダンスを武器にしているので他のグループに負けないくらいのパワーを持っていると思うのでそこを磨いていきたい」と気を取り直して答えていた。
「アレってどれだ?」と川島さんが中村さんに突っ込み!
七五三掛は「すごく驚きましたし不安もありましたが、それを越すくらい嬉しさが勝っていました。この舞台を通して僕らの事を知らない人たちに知っていただきたいし、知っていただける機会をもらえたと思いました。またこの7人の強い絆がさらに強くなっていけたら」と力強く述べ、その一方で「負けないところはこの中性的なヴィジュアルです!」と全力のキラキラスマイルを見せる。「指先まできれいにダンスをしたいと心がけているので、自分にしかないオーラが出せたらいいな」と語っていた。
川島は「キタキタキター! ようやく! やっと! という想いでいっぱいでした。例えるなら船出だな、と。Travis Japanという一つの大きな船を造りあげてこれ以上積み切れないぞってくらいいろいろな物を積み込んで、いろいろなところを船で回って各地に笑顔や幸せを届ける機会にしたい」と例えを使いながら思いを述べる。そして自分たちの強みを「ダンスをガッツリやっているグループですが、ひとたび裏にまわると非常にほんわかとしていて、そのギャップが大きいんじゃないかな。僕の長所はアクロバット。忍者ですので僕の武器が活かせるんじゃないかな」と胸を張った。
吉澤は「ファンの方や関係者の方々にTravis Japanの時代が来た、と思っていただけるように見せたい」と語りつつ、「ダンスで感情を表現したい。そこはTravis Japanとして他には負けたくないです」と闘志を燃やす。「ジャニーさん、トラヴィス・ペインさんが大切にしてくれた名前を滝沢くんが継承してくれたのが嬉しかった。神々しいアイドルらしいものを作りたいと聞いてアリだなと思った」と今回の白い忍者のイメージについて思いを口にした。
松田は「イエーイ! 舞台が決まったぜ! って親に電話しました(笑)」とハイテンション。「『Endless SHOCK』や『滝沢歌舞伎』のようにこの季節が来たらこの作品、というジャニーズの歴史の中にTravis Japanの『虎者』が刻まれる事が嬉しい」と思いを弾けさせていた。
松倉は「素直に嬉しかった。僕たちは舞台を中心にやってきてたくさんの先輩たちから吸収したものを放出できるような『虎者』にしたいです」と言い切った後に「ヨシッ!」と自分に突然気合いを入れ笑わせる。「舞台でお芝居ではなくパフォーマンスで表現する事を重視しているので、お客様がどうとらえてくれるのかにも挑戦したいです。ヨシッ!」とまた気合いを入れた後、「僕、今気が付いちゃった事がありまして(席を立ち、背景の“虎者”の文字を手で示す)よく見ると「虎」という文字の中に「七」ってあるんですよ。僕ら7人でしょ? 深いなあ、すごいなあって思いました。この7人で『虎者』を成功させたいです」と独自の見解を口にして周りを驚かせていた。
なお、製作発表の後に行われた囲み会見では、「緊張した~」「昨日は眠れなかったね」「コメントもお互い被らないようにメモって本番ギリギリで見たんですが、テンパっちゃって被りまくってしまった」「7人中5人が被ってた(笑)」と初々しい“デビュー戦”を振り返っていた。なお、製作発表中、宮近が口にした「新しいパフォーマンス」がウォールトランポリンとプロジェクションマッピングを組み合わせたものだと発表された。
会見が終了しメンバーが降壇していく中、しんがりを務めた松倉が、文字通り忍者ポーズで「ドロン!」と言い残し、満面の笑顔でステージを後にしていった。
取材・文・撮影=こむらさき

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