【イベントレポート】映画『ロケット
マン』、キャスト出席の試写会でファ
ン熱唱のサプライズ

8月23日(金)に公開されるエルトン・ジョンの半生を描いた映画『ロケットマン』のジャパンプレミアが、8月15日(木)、東京ミッドタウン日比谷にて行われた。
ジャパンプレミアに登場したのは、今回が初来日となる主演のタロン・エガートン、作品の監督を務めたデクスター・フレッチャー、オフィシャルTwitter Liveナビゲーターのふかわりょう、「エルトンじゃねぇよ」のワードでお馴染みのハリセンボン・近藤春菜、箕輪はるかだ。

ジャパンプレミアの後には東京・TOHOシネマズ日比谷にて舞台挨拶同が行われ、タロン・エガートンとデクスター・フレッチャーが続けて出席した。

タロン・エガートンが遂に初来日を果たし、『ボヘミアン・ラプソディ』の最終監督を務めたデクスター・フレッチャー監督とともに渾身のミュージカル超大作を引っ提げてきたということで、東京ミッドタウン日比谷のプレミア会場には、エルトンを意識したカラフルなサングラスや、ドジャー・スタジアムライブでのユニフォーム風衣装のコスプレをした強者をはじめとする約300名の観客と大勢のマスコミ陣が集結。

会場には、本作のメインビジュアルにもなっているドジャー・スタジアムのライブステージをイメージした真っ青なブルーカーペットが一面に敷き詰められたほか、スワロフスキー・クリスタルで装飾されたフォトパネルが設置されていた。

会場が熱気に包まれるなか、まずはエルトンの大ファンでもあり、“ロケットマン”名義で音楽活動を行ってきたふかわりょうが登場。
続けて、“エルトンじゃねぇよ”のワードでお馴染みのハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるかが登場。はるかが「すごい熱気ですね、このような場に招いていただいてとても光栄です。自分の半生が映画になるってどういうお気持ちなんですか?」と尋ねると、すかさず春菜は「エルトンじゃねえよ!」とツッコみ、会場は大爆笑に包まれた。
エルトンさながらの派手な衣装で現れた春菜は、MCにファッションポイントについて問われると、「本人がかけていたんじゃないかと思えるほどに派手なサングラスですね。自分でもエルトンかなって思いました(笑)」とコメント。観客から「エルトーン!」と親しみたっぷりに呼ばれる場面も見受けられた。

そして、遂にエルトンを演じたタロン・エガートン、監督のデクスター・フレッチャーが登場。大勢のマスコミ陣のフォトコールに笑顔で応えたふたりは、「タロンー!」「デクスター!」と歓声を上げる観客の元へ駆け寄り、サインや握手、記念撮影に応じ、遠くにいる観客には大きく手を振り、時にはトークで盛り上がった。
続けて行われた舞台挨拶に登壇したタロンと監督たち。登場するなり、「アリガトウゴザイマス!」と元気に日本語で挨拶した監督は、「日本は4回目。毎回たらふくおいしいものを食べて、ショッピング三昧で、さらには日本のみなさんはとてもあたたかくて、いつも最高に楽しんでいます。今回は特に素晴らしい俳優のタロンを主演に迎えた『ロケットマン』という作品とともに日本を訪ねることが出来て、興奮のあまり身体が爆発しそうです!」と喜びのコメント。

初来日となったタロンは、「これだけ素晴らしい歓迎を受けて本当に嬉しいです。東京は本当にずっと来たいと願っていた場所でした。今回の来日で出会えた日本のファンのあたたかさに心から感動しています。この映画は、日本の皆さんにも気に入ってもらえるという自信があります! 是非楽しんでほしいです!」と、来日が実現した喜びと共に、映画への自信をのぞかせた。
監督はMCに、これまで手掛けてきた作品とは違う本作のスペシャルな魅力について問われ、「この作品の魅力は、純粋なミュージカル作品であることと、キャスト全員が全曲アフレコなしで歌っていること! タロンは演技力が素晴らしいだけでなく、歌唱力も並外れています。一曲一曲を生で吹き替えているし、撮影現場では、演じている気持ちの勢いのまま歌い上げていて、ストレートに感情が乗った歌声となっているので、皆さんも心が揺さぶられるはずです」と熱弁した。

また、『キングスマン:ゴールデン・サークル』での共演や、『SING/シング』ではエルトンの楽曲を歌ったりと、これまでの作品で何度もエルトンと引き合わされてきたタロンは、本作で遂にエルトン本人役を演じたことについて「世界中で有名で、さらには今も存命中の方、さらには本人が製作にかかわっている作品で本人を演じることはなかなかありませんよね。エルトンとは、この映画の製作を通して、深い絆や友情が生まれ、かけがえのない友達関係になれました。僕にとっては特別で、魔法のような経験だと思っています」と振り返った。
最後に、本作の鑑賞を楽しみにしている日本のファンへのメッセージを求められ、監督は「エルトンの名曲を通して描かれる本作の物語は、一人一人の心に響くものとなっていると確信しています。暗い面を描きながらもそこには希望があること、どんな状況にあっても人生捨てたもんじゃないということを描く、人生賛歌となっています。映画を観た後、皆さんが最高の笑顔とご機嫌な気分で帰ってくれればこれほど誇らしいものはありません」と語り、タロンは「黒澤明監督の言葉を引用したテキストを見かけたのですが、“多くの映画監督が思考で映画を作るけど、映画は心で作るものだ。”というもので、とても感銘を受けました。この映画は、エルトンの人生にあった悲しい出来事や、彼の素晴らしい音楽を称える作品でありながらも、とても人間臭い部分が描かれる作品でもあるので、世界中が共感したんだと思う。エルトンは伝説的ミュージシャンだけど悩みや問題を抱えているところは僕らと変わらない。エルトンが有名だからなんてことは関係なく、エルトンの人間らしい生き方に感動できる作品に仕上がっているよ」とコメントを寄せた。
イベント終盤、タロンとフレッチャー監督へ、日本の観客からサプライズプレゼントとして、劇中でも歌われる「Saturday Night’s Alright for Fighting(土曜の夜は僕の生きがい)」を歌うことに。

おもむろにピンクと青のペンライトを取って歌いだした観客たちに最初は驚いていたタロンと監督だが、すぐさま笑顔をみせて大喜び。タロンは「ありがとう! 本当に素敵だよ! 名演だね!『ロケットマン2』(があれば)に是非出演してもらいたい!」と嬉しさをにじませ、スマートフォンで一部始終をカメラに収めていた監督は「早速インスタグラムにあげちゃったよ! 本当にありがとう!」と興奮した様子をみせた。

観客たちもあいにくの台風を感じさせないほど盛り上がり、まさに“ロケットマン旋風”を巻き起こす大盛況のイベントとなった。

■『ロケットマン』

監督:デクスター・フレッチャー『ボヘミアン・ラプソディ』 製作総指揮、監督(ノン・クレジット)
脚本:リー・ホール『リトル・ダンサー』
製作:マシュー・ヴォーン『キングスマン』シリーズ、エルトン・ジョン
キャスト:タロン・エガ-トン『キングスマン』シリーズ、ジェイミー・ベル『リトル・ダンサー』、
ブライス・ダラス・ハワード『ジュラシック・ワールド』、リチャード・マッデン「ゲーム・オブ・スローンズ」
全米公開:2019年5月31日
原題:ROCKETMAN
配給:東和ピクチャーズ
コピーライト:(c)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
公式サイト:https://rocketman.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/Rocketman_JP
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