清塚信也 日本人男性クラシック・ピ
アニスト史上初の日本武道館単独公演
レポート 

2019年8月16日(金)に東京の日本武道館で『清塚信也KENBANまつり』が開催された。
日本人男性クラシック・ピアニストとしては史上初の武道館単独公演として開催前から話題となっていたが、当日は約7000名の観客によって会場は埋め尽くされた。
ステージの中央に置かれた1台のグランドピアノの後ろにもう1台のグランドピアノ。そしてそれを扇状に囲むように、8台のグランドピアノ、2台のアップライトピアノ、合計12台のピアノをステージに設置。
スポットライトに照らされ、にこやかに登場した清塚信也は、1曲ごとに移動しながら、ステージ上の1台1台のピアノとの対話を楽しむように、パッヘルベルの「カノン」、J.S.バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」、ベートーヴェンのソナタ「月光」「悲愴」「熱情」などクラシックの有名曲を立て続けに演奏し、“ラグタイムの王様”スコット・ジョップリンの「ジ・エンターテイナー」に続いて、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」「サマー・タイム」「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」などと言ったクラシック、ジャズの名曲のメドレーで観客を魅了した。
続けて、春夏秋冬それぞれをイメージし選曲した松任谷由実「春よ、来い」、久石譲の「SUMMER」、坂本龍一「戦場のメリークリスマス」など、四季の移ろい、色彩をピアノで表現した「Four Seasons Medley」を披露。
スペシャル・ゲストとしてヴァイオリニストのNAOTOが登場。清塚とNAOTOの共作で、MBSお天気部で春のテーマ曲となった「ハレナハレ feat. NAOTO」を含む3曲をパフォーマンスした。
清塚が10年ほど前から構想を温め、今年7月にリリースしたミニ・アルバム『SEEDING』で結成されたオリジナル・バンド・メンバーが登場。清塚が敬愛するベートーヴェンをテーマとした「Dearest “B”」を含む計5曲を初披露。大きな拍手に包まれた。中でも、バンド・メンバーの紹介が入る楽曲「Members」では、人気YouTuberのTEAM-2BRO.がナレーションで登場し、会場をおおいに沸かせた。
フィナーレは、ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」をアレンジし、11台のピアノを中心としたオーケストラで披露。清塚が敬愛し、来年2020年に生誕250周年を迎える作曲家ベートーヴェンの“最後の交響曲”である同作品に新たな息吹を吹き込んだ。
そして、アンコールでは、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルのバレエ音楽の名作「ボレロ」を、本公演の出演者全員が登場しパフォーマンス。客席からは惜しみない拍手が送られ、約3時間40分のステージを締めくくった。
(c)Ryota Mori
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■清塚信也プロフィール
Shinya Kiyozuka (Piano, Composer, Arranger)
1982年11月13日 東京都生まれ B型/蠍座
5歳よりクラシック・ピアノの英才教育を受ける。中村紘子氏、加藤伸佳氏、セルゲイ・ドレンスキー氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業。 1996年第50回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位。2000年第1回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 第1位、2004年第1回イタリアピアノコンコルソ金賞、2005年日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール第1位など、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。

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