【ライブレポート】HIZUMI(ex.D’e
spairsRay)、岸利至(abingdon boy
s school)、MASATO(defspiral)の
新バンド・NUL.、初ライブ

元D’espairsRayのヴォーカル、HIZUMIを中心にdefspiralMASATO(G)、abingdon boys schoolなどで活躍中の岸利至(Prog)で結成されたNUL.の初ライブ<NUL. 1st EXPERIMENT -showcase->が2019年8月16日、渋谷REXで行われた。
チケットは瞬時に完売という状況が、彼らNUL.への関心度が高さを示しているのはいうまでもない。とはいえ、ライブ前にファンが聴ける音源は、数日前にオフィシャルYouTubeに上がったデモ音源2曲の1コーラスのみ。とにかく情報が少なすぎる。そんな海の物とも山の物ともつかぬバンドを自分の目で確かめるべく、会場に入りきれないほどのオーディエンスが詰めかけたというわけだ。メンバー登場前から、とにかく客席の熱量が凄い。
期待と興奮が渦巻く会場に、HIZUMI、MASATO、岸利至がステージに現れ、ライブは「MABOROSHI」からスタート。のっけの2曲はミドル~スロー・テンポの重々しい曲調ということもあってか、オーディエンスは固唾を吞んで見守る。ところが「Plastic Factory」をはじめとするアッパーでダンサブルなナンバーが演奏されると、手を掲げ、体でリズムをとるファンも多数見られた。初めて聴く音なのに。
現在も喉の不調を抱えるHIZUMIにとっては実に5年ぶりのライブ。手探り状態だったと思うが、我々の心配をよそに、ブランクを感じさせない唄声をしっかと届けてくれた。また、MASATOもギタープレーであらたな一面を見せ、岸利至の産み出すサウンドは彼ら2人、そしてNUL.をしっかり支え、申し分なし。タイトルにあるように、“Experiment”(=実験)ともいえるライブは、大成功といっていいのではないだろうか。
もちろん、まだまだこれからのバンド。第1回目の実験を踏まえ次回、11月1日のTSUTAYA O-WESTのライヴでも、いろんな挑戦をするだろう。この日、発表された2020年1月11、12日の渋谷WOMB、1月26日の大阪十三GABUでも。ベースレス、ドラムレスという変則的なバンド編成を逆手にとり、既成概念にとらわれることなく進化していくNUL.の前衛的な音楽が、ちょっぴり淀み気味の音楽シーンの空気を一掃してくれるのでは?と期待している。

文◎増渕公子
写真◎上野宏幸(nonfix creative)

セットリスト
SE
01.MABOROSHI
02.ANOTHER FACE
03.Plastic Factory
04.POISON EATER
05.soulcage
06.KaliMa
07.Grand 0
08.Phantom Rain (仮)
09.Halzion
10.I don't seek, I find (仮)
11.BLACK SWAN
12.XStream
en
01.POISON EATER
02.Plastic Factory


ライブ情報
2019年12月1日 渋谷O-WEST
2020年1月11日 渋谷WOMB
2020年1月12日 渋谷WOMB
2020年1月26日 大阪十三GABU

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