井上小百合(乃木坂46)がフラガールに
 映画『フラガール』の舞台化が決定

2006年に公開された映画『フラガール』の舞台化が決定し、2019年 10月18日(金)~ 10月27日(日)に東京・日本青年館ホールで、 2019年 11月2日(土)~ 11月4日(月・祝)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演されることになった。
『フラガール』は昭和40年という時代を背景に、エネルギーの石油化の波に飲まれながらも、需要の下がる石炭を堀り続ける福島県いわき市の炭鉱町を描き、滅んでいく産業の中で働く人間が、力強く生きていく姿をみごとに表現し、常磐ハワイアンセンター設立まで のエピソードを、フラガールに生まれ変わっていく少女たちを笑顔と涙で描いた作品だ。
フラガールのリーダー谷川紀美子役に、乃木坂46の井上小百合、かつて都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に 元℃-uteのリーダー矢島舞美、父親に勧められフラガールに参加する引きこもりの娘で、 映画版では南海キャンディーズの山崎静代が演じた熊野小百合役に富田望生が選ばれた。
また、フラガールのメンバーには、『トクサツガガガ』みやびさんで話題の吉田美佳子、『おっさんずラブ』のまいまい役で個性派女優として注目の伊藤修子などが顔を揃える。フラガールたちをとりまく男優陣には、『熱海殺人事件』3年連続主演を務めた味方良介、 ボーカルユニットSOLIDEMOのボーカリスト中山優貴らが舞台を支える。
そして炭鉱を支え続けることが女の生き方と信じ、娘の紀美子と対立する母親・谷川千代役に数多くのテレビ、映画、舞台で幅広く活躍する有森也実が、炭鉱を閉じ常磐ハワイアンセンターへの計画を進めるも、頼りない企画部長、吉本紀夫役は NHK朝の連続ドラマ小説『朝が来た』で炭鉱夫の主を演じた山崎銀之丞が演じる。
総合演出はフジテレビ・トレンディドラマの産みの親である河毛俊作が、プロデュースと構成演出は、現代エンタテイメント演劇の巨匠・岡村俊一が名前を連ねる。再びフラガールたちが甦る舞台に期待が寄せられる。
ものがたり
昭和40年、福島県いわき市、かつて炭鉱の町として栄えた石炭の町も、石油という新しい燃料の台頭によって斜陽産業と化していた。人員削減のため毎月リストラが発表され、何千人もの労働者のクビがきられていく。そんな状況の中で、町おこしの新事業として常磐ハワイアンセンター建設の話が持ち上がる。 常磐の地の温泉を利用して、ハワイの雰囲気を持ったリゾート施設を作ろうというのだ。 そしてハワイアンダンスのショーで盛り上げたいという計画だ。もちろん労働者たちは反対 の声をあげた。「なにがハワイだ!」 この町に生まれ育った早苗は、毎日泥まみれの生活から抜け出すチャンスではないかと考えて友達の紀美子(井上小百合)を誘ってダンサー募集に応募することを決意する。しかし、集まった女の子達は「裸躍りさせるつもりか?」と、ほとんどの者が消えてゆき、残ったの は、紀美子と早苗、そして父親に無理に連れてこられた太った娘の小百合(富田望生)と子連れの事務員(伊藤修子)の4人だけ、本当にフラダンスのチームなど作れるのか不安になる。そんな田舎町にハワイアンセンターの企画部長吉本(山崎銀之丞)は元SKDのダンサー平山まどか(矢島舞美)を連れてくる。紀美子たちは、サングラスをかけ田舎者を下に見るまどかに、最初は不信感を持つが、その卓越したダンスの技術とその魅力に、やがて引き込まれていく。 炭鉱の組合員の反対運動が激しくなる中で、紀美子は炭鉱で働く母親千代(有森也実)に反対されながらも、家を出てフラガールになることを決意する。
「復興は少女たちの笑顔が作る!」 そんなフラガールたちの奮闘を描いた物語である。

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