ゾンビをテーマに”才能”集結、夏の
終わりの風物詩『ゾンビフェス THE
END OF SUMMER 2019』

総合演出・入江雅人と、2年連続出演の岩崎う大(かもめんたる)が意気込みを語る!
俳優・入江雅人が総合演出、「ゾンビ」を題材にした様々なジャンルの演芸、ダンス、音楽ライブなどを一度に楽しめる『ゾンビフェス』。毎年、渋谷・CBGKシブゲキ!!で開催され、2018年は完売、3年目を迎えた今年は、8月31日・9月1日の2日間に渡り開催されることになった。
一人芝居の名手として、中でも“ゾンビ”をテーマにした作品で、多くのファンを魅了してきた俳優・入江雅人。「演劇界で世界一ゾンビネタを書いてきた」と自負する“演劇界のゾンビマスター”の入江が総合演出を手掛け、「それぞれのジャンルで出来る人しか呼んでいない」と入江が自信を覗かせる多様なジャンルのパフォーマー達が集結し“ゾンビ”に挑みかかる。今年は、新たに浪曲の玉川太福(曲師:玉川みね子)の参加も決定した。入江雅人曰く、「浪曲とゾンビは相当合うと思います。馬鹿馬鹿しさと破壊力は一番なのでは」と、大きな期待を寄せる。
入江雅人
今年2年目の参戦となる、かもめんたるの岩崎う大は、「昨年、他の出演者の方のネタを本番で拝見させて頂いて、皆さん予想以上にゾンビの要素が入っていましたので、今年は僕も“ゾンビ”を大事にして、ゾンビフェスに向き合ってみようかなと思っています」と意気込みを新たにしている。
「ゾンビフェス2018」より かもめんたる
更に“ゾンビ”という題材について岩崎は、「正直未知のゾーンです。ゾンビには生きてる人間がやると恥ずかしい要素があって、それはゾンビ自身に“パワーがある”ということでもあるんですけど、それをちゃんと面白くエンタテインメントにするには、料理人の腕が試される題材だと思います。下手に料理したら食中毒になってしまう。様々な作品で手掛けられて、どんどんポップになってる感じがするし、著作権フリーのようなところもある。1回死んだ者が生き返って動き回ってるという事が、何か人を惹きつけるんでしょうね。怖すぎないというか、“ちょうどいい恐怖感”の存在だと思います。幽霊は急に来たりするけど、ゾンビはオートロックが入れないから、安心感というか(笑)、あと怨念みたいなものが無くてカラッとしてるのがポップな所以かもしれませんね」とゾンビの魅力を分析。
かもめんたる 岩崎う大
入江も「僕も、幽霊とかだと、もしかしたら居るのかなと思うけど、ゾンビは「絶対いないもんな」と思って安心して見てます。このフェスも本当のゾンビファンは楽しめると思うし、でも全然怖くないです。お題はゾンビですが、そこにこだわらなくても面白い人たち集めたという事をメインで見て頂ければ、十分楽しめると思います。」と、気軽に楽めるフェスであることをアピールした。
入江雅人 岩崎う大
今年も昨年に負けず劣らずバラエティ豊かで盛り沢山な演目が揃った。かもめんたるのコント、入手杏奈のダンス、入江脚本・演出によるオクイシュージ&入江雅人の二人芝居、坂本頼光の無声映画活弁(9/1のみ)、清水宏のスタンダップコメディ、立川志ら乃の落語、玉川太福&玉川みね子による浪曲(8/31のみ)、塚本功のエレクトリックギターと歌、そして入江雅人の一人芝居、と“ゾンビ”をお題にどんなパフォーマンスを生み出すのか想像を超える興味津々のラインナップだ。
「ゾンビフェス2018」より 入手杏奈
特に入江雅人の一人芝居は必見だ。笑いの中にセンチメンタルさのある一人芝居を多数生み出し、中でも毎年このフェスでは上演する名作『帰郷』は、今年も上演する予定とのこと。晩夏の郷愁感溢れる『帰郷』にはファンも多い。今年その『帰郷』を、入江自ら通常の芝居に脚色・演出し、池田成志他、福岡出身のキャスト陣が出演、福岡弁で演じ好評を得た。その公演を経て、今回また一人芝居として『帰郷』に向き合う。入江本人、そして観客も新たな感覚で楽しめるものになるだろう。
「ゾンビフェス2018」より  入江雅人
入江にとってゾンビを題材に取り上げる魅力は、「“ゾンビのいる世界”で、人間が生きる事と死ぬ事で生まれるドラマを面白いと思っているから」とのこと。ゾンビそのもの以上に、そこで生まれる人間ドラマをいかに描くか。“ゾンビ”と“人間ドラマ”というアンビバレンツな存在の中で生まれる切なさが、入江雅人のゾンビものの個性であり魅力である。
“夏の終わりの風物詩”として、是非一度劇場に足を運んで“ゾンビの宴”を体感してみてほしい。

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