新情報が続々!「C3AFA TOKYO 2019『
機動戦士ガンダム40周年ステージ』」
レポート

シリーズの原点となるTVアニメ『機動戦士ガンダム』の初放映から40周年を迎え、様々な記念企画が展開しているガンダムシリーズ。その中でもファンの注目を集める劇場版『Gのレコンギスタ』や『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の新情報をお披露目するステージイベントが、8月25日に開催された幕張メッセ「C3AFA TOKYO 2019」にて行われた。そこで発表されたガンダムファンなら気になる情報の数々をレポートしよう。
■富野監督イズムあふれる劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』冒頭3分を初公開!
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』 (c)創通・サンライズ
スクリーンには歴代のガンダム作品を現在から過去へと振り返っていくダイジェストムービーが流され、会場のファンのテンションが高まる中でイベントはスタート。司会の綾見有紀に呼び込まれて、『ガンダム Gのレコンギスタ』ののマスク大尉/ルイン・リーや『ガンダムビルドファイターズ』シリーズのメイジン・カワグチを演じる佐藤拓也と、ガンダムの公式YouTube「ガンダムチャンネル」などでも活躍するグラビアモデル・十味がステージゲストとして登場。
まずは劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』の最新情報として、映画の冒頭3分の映像が公開された。
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」第1弾PV【ガンチャン】
テレビ版第1話「謎のモビルスーツ」と同様に、ラライヤの乗ったGセルフを巡るデレンセン率いるキャピタルガードのカット・シー部隊VSカーヒル率いる海賊軍のグリモア部隊が激突する空中でのモビルスーツ戦が描かれているが、ビジュアルの密度が上がり、富野由悠季監督ならではの空間を活かしたモビルスーツの殺陣の迫力や空に身を投げて脱出したラライヤを受け止めるカット・シーの細かな動きなどがより印象深くなった劇場版の映像に、ゲストの二人からは「速く続きが見たい」との声が上がった。
そして司会から自身が演じたマスク大尉/ルイン・リーの魅力について訊ねられた佐藤は「ベルリへのコンプレックスを抱え、つまずきながらも前へと進んでいく人間くささ」「どんな戦いからでも生きて帰ってくる生命力の強さがカッコイイ」と語る。そして昨日劇場版IIの脚本をもらい、知らないシーンがたくさんあったと明かし、ファンの劇場版への期待をより高めてくれた。
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』場面写 (c)創通・サンライズ
そんな劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』の劇場公開が11月29日に決定。まずは全国22館にて2週間の限定上映となるので、ガンダムファンならぜひ映画館のスクリーンで堪能しよう。上映館などの詳しい情報や、TV版との違いを富野監督自らが制作現場の様子や新規カットも交えて解説した最新PVが公式サイトにて公開されているので、こちらもチェックしてほしい。
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』公開日 (c)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』場面写 (c)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』場面写 (c)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』場面写 (c)創通・サンライズ
さらに神戸市・兵庫県立美術館で10月12日より開催される展覧会『富野由悠季の世界』にて、富野監督のアフタートーク付きの関西最速試写会が10月27日に開催決定。事前申し込みが必要なので詳しくは展覧会神戸会場公式サイトにてご確認を。
『富野由悠季の世界』キービジュアル (c)創通・サンライズ
C3AFA会場では劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』ミュージアムブースが登場。豊富な設定や解説、本編絵コンテや富野監督の解説付き最新PVなどで『Gのレコンギスタ』の世界を詳しく紹介。連日多くのガンダムファンで賑わっていた。
C3AFA会場のミュージアムブース (c)創通・サンライズ
C3AFA会場のミュージアムブース (c)創通・サンライズ
■新たなガンプラバトルの物語が始まる……『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』メインキャスト&主題歌アーティスト解禁!
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』キービジュアル (c)創通・サンライズ
続いては10月10日よりガンダム公式YouTube「ガンダムチャンネル」での毎週木曜日配信がスタートする『ガンダムビルド』シリーズ最新作『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の最新PVがスタート。前作『ビルドダイバーズ』の二年後にあたる今作では、主人公のヒロトをはじめ様々な理由からソロでGBN(ガンプラバトル・ネクサスオンライン)に参戦していた四人のダイバーが、ある出来事をきっかけに「ビルドダイバーズ」を結成。そしてGBNを越える超体験へと足を踏み入れていく……PVではそんな物語を描き出していくキャラクターやガンプラ、そして謎めいたヒロインらがお披露目となり、彼らを演じるメインキャスト陣も発表された。
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』キャラ&キャスト
主人公・ヒロト(CV:小林千晃)
ヒロト(ダイバー姿) (c)創通・サンライズ
GBNディメンションで失った誰かを捜し求める主人公
ヒロト役_小林千晃
カザミ(CV:水中雅章)
カザミ (c)創通・サンライズ
ヒーロー志望のお調子者
カザミ_水中雅章
メイ(CV:渕上舞
メイ (c)創通・サンライズ
冷静沈着な女性ダイバー
メイ_渕上舞
パルヴィーズ(CV:南 真由)
パルヴィーズ (c)創通・サンライズ
引っ込み思案な初心者ダイバー
パルヴィーズ_南真由
フレディ(CV:加隈亜衣)
フレディ (c)創通・サンライズ
ヒロト達を新たなステージに導く水先案内人
フレディ_加隈亜衣
イヴ(CV:水瀬いのり
イヴ (c)創通・サンライズ
かつてヒロトが出会い、姿を消してしまった女性ダイバー
イヴ_水瀬いのり
ムカイ・ヒナタ(CV:若山詩音)
ヒナタ(制服姿) (c)創通・サンライズ
ヒロトの幼なじみの文系少女
ムカイ・ヒナタ_若山詩音
キャプテン・ジオン(CV:?)
キャプテン・ジオン (c)創通・サンライズ
GBNを愛する謎のダイバー キャプテン・ジオン(CV:?)
ここでサプライズゲストとして、主人公・ヒロトを演じる小林千晃がステージに登場。今作が初主演となった感想を訊ねられ「俺がガンダムに乗っていいんだ」と緊張と喜びを感じたと語った。さらに今回公開となる新たなメカも公開された。
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』メカ
νージオンガンダム
νージオンガンダム (c)創通・サンライズ
νガンダムをベースにカスタマイズされたキャプテン・ジオンの愛機
エルドラアーミー
エルドラアーミー (c)創通・サンライズ
『Gガンダム』に登場したデスアーミーをベースとしたカスタム機
エルドラブルート
エルドラブルート (c)創通・サンライズ
四脚ユニットを装着したエルドラアーミーの強化タイプ
キャスト陣からはνージオンガンダムから漂う「僕の考えた最強ガンダム」的なテイストや、エルドラアーミーの「デスアーミーがベースというマニアックさ」が面白いとの声があがり、本編ではいかなる活躍を見せるかが楽しみな機体となりそうだ。
続いて主題歌&エンディングテーマのアーティストが解禁。主題歌は前作のエンディングテーマでメジャーデビューしたスピラ・スピカの「リライズ」、エンディングテーマはガールズヒップポップユニット・スダンナユズユリーの「MAGIC TIME」となったことが発表された。どちらも作品の世界観や物語をベースに書き起こされた新曲で、ガンダムとヒップホップの融合など興味深い試みにも注目だ。
スピラ・スピカ
OPテーマ_スピラ・スピカ
スダンナユズユリー
EDテーマ_スダンナユズユリー

アーティスト発表の次は、バンダイブースにて公開されていた主人公機「コアガンダム」「アースリィガンダム」のガンプラがステージ上に。小型ボディのコアガンダムに、太陽系の惑星名をイメージしたサポートメカが合体して姿が変わる設定をガンプラでも見事に再現。十味からは「着せ替え人形みたい」との感想が、そしてまだガンプラ未体験の小林からは「初ガンプラはこれにします」と喜びのコメントが飛び出した。

ガンプラ新商品紹介 (c)創通・サンライズ

そんな期待高まる『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』がいち早く楽しめる第1話先行上映会が9月25日に新宿ピカデリーでの開催が決定。応募方法の詳細などは公式サイトと公式ガンダム情報ポータルサイト「GUNDAM.INFO」で告知されるので、そちらで続報を確認しよう。
公式YouTubeも登録12万人を突破、40周年の盛り上がりはさらに加速する!
十味のガンダムはじめちゃいました (c)創通・サンライズ

この他にゲスト三人の寄せ書きサイン色紙の来場者プレゼントや、登録者数が早くも12万人を突破した「ガンダムチャンネル」のPR、そして9月7~8日に幕張メッセ・イベントホールにて、ガンダムに縁のあるアーティスト達が総結集する40周年記念音楽フェス「LIVE BEYOND」の告知をもってステージイベントもいよいよラストに。
LIVE-BEYOND (c)創通・サンライズ
各ゲストからは「ガンダムチャンネルでがんばるので、暖かく見守ってください」(十味)
「ひとつの作品が40年も続くのはすごいこと。ガンダムは40周年を越えて100年続く作品」(小林)、そして佐藤は帽子を被った今日の出で立ちは富野監督のファッションを意識して決めたと語り「ガンダムシリーズで声優を志した。ガンダムは人生そのもの」と、各々の意気込みを語ってステージを締めくくった。
様々なアプローチで進化を続けるガンダムシリーズは、40周年という区切りを経てもさらなる盛り上がりが続く……C3AFA会場のあちこちで目にした様々なガンダム関連の企画や新商品と共にそんなことを実感させてくれるステージとなった。
取材・文:斉藤直樹

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