ポール・ギルバート、日本のファンに
ヴァン・ヘイレンとブリグリのカヴァ
ーをプレゼント

Photo by Jason Quigley

ポール・ギルバートが、12月に来日ツアーを開催する。その会場にて来場者全員にプレゼントされる音源の詳細が発表された。
今回の来日公演のために制作された音源は、ヴァン・ヘイレンの「悪魔のハイウェイ」と、the brilliant greenの「Hello Another Way-それぞれの場所-」の2曲のカヴァーである。公演会場では、音源を入手するためのダウンロードコードが配布される予定だ。

なお、この2曲はツアーのステージでも披露する予定とのこと。今回の来日公演は、日本のファンへのサービス満載のツアーになりそうだ。

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■ポール・ギルバート コメント

僕はずっとリード・シンガーになりたかった。最近になって発見したのは、ギターを使えば僕でも“歌える”ということだ。ギターでならどんな高音も出せるし、喉が嗄れることもない!

ただし、シンガーというのは様々な表現法を駆使している。スライドにヴィブラート。スタッカートやレガートで劇的にコントラストを付けたり、大きな声から小声まで声の出し方を変えたり、アタックの付け方もソフトからハードまで色々だ。ヴォーカル・メロディの作り方も、ギター弾きがよくやりがちな、ただスケールが上がったり下がったりというようなスタイルとは全然違う。

そこで僕は、まるでシンガーが歌っているが如くギターを弾けるよう、長時間の練習を積んだ。

ヴァン・ヘイレンといえば、大抵の人はギターに注目するだろう。勿論僕もそうだった。エディ・ヴァン・ヘイレンはティーンエイジャーの頃の僕にとって最大のギター・ヒーローだ。でも、デイヴィッド・リー・ロスも、最もクリエイティヴなリード・ヴォーカリストの1人なのは間違いない。そこで僕は“悪魔のハイウェイ”をカヴァーすることにした。これならエディのギター・パートも、デイヴィッドのヴォーカル・パートも、両方プレイ出来る。それをたった1本のギター・トラックでやってしまったので、2つのパートを素早く行ったり来たりしなければならなかった。ヴォーカル・パートではスライドも使ってみたんだ。そうすればまた違った“声”が出せて、デイヴィッドのワイルドなリード・ヴォーカル・パートを再現するのにもいいと思ったからね。

僕はthe brilliant greenの『Los Angeles』というアルバムが大好きだった。ちょうど、最初に日本で部屋を借りて暮らしていた頃にリリースされて、特に“ angel song -イヴの鐘-”と“Hello Another Way-それぞれの場所-”は何度も何度も聴いていたんだ! このところずっと“Hello Another Way-それぞれの場所-”のメロディが頭から離れなくなってしまったので、そのヴォーカル・パートをギターで弾いてみることにした。全部をスライドを使ってやってみたんだ。僕の日本語の能力はごく基礎的なものでしかないから、歌詞が何を語っているのかはよく判らないけど、ギターには歌詞は関係ない。ただそのメロディを、聴いたままに、感じたままに、音符と表現法を駆使してプレイすればいいんだ。この曲のヴォーカルの音域はとても広いから、自分の声で歌おうとしてもきっと無理だっただろう。ギターが弾けて本当によかったと思うよ。ギターなら大好きなメロディの中にしっかり入り込めるんだから。

この2曲もバンドと一緒にライヴでプレイしてみようと考えている。だから皆、僕の日本ツアーに来てくれたら、ライヴでもこの2曲が聴けるかもしれないよ。

ありがとう!

ポール

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■<PAUL GILBERT BEHOLD ELECTRIC G
UITAR TOUR>

2019年12月3日(火)・4日(水)
@東京 新宿ReNY 19:00開演

2019年12月5日(木)
@大阪BIGCAT 19:00開演

チケット:¥8,500(スタンディング・税込) ※ドリンク代別途必要
[問]東京公演:ウドー音楽事務所 03-3402-5999 udo.jp
[問]大阪公演:大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506 udo.jp/Osaka

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