ローランドからGROOVEBOX最新モデル
登場、エレクトロニック・ミュージッ
クを1台で創り出す「MC-707」「MC-1
01」

1990年代に一世を風靡したGROOVEBOX MCシリーズの最新モデルが登場。ローランドから「AIRA」シリーズの最新機種としてシーケンサーやシンセサイザーなど、エレクトロニック・ミュージックの制作やパフォーマンスに必要な機能を1台に集約した「GROOVEBOX(グルーブボックス)」シリーズの「MC-707」と「MC-101」が9月21日に発売される。

「MC-707」と「MC-101」は、シーケンサー、リズムを含むシンセサイザー音源、エフェクター、さらにはオーディオ・ルーパーを一体化。各楽器のフレーズや音色のデータも豊富に収録し、パソコンやソフトウェアを使うことなく、これ1台で手軽に本格的なエレクトロニック・ミュージックの制作やパフォーマンスを行うことができるモデル。
▲豊富なスライダーやノブ、パッドを備えた「MC-707」のサイズは426×263×60mm、重量は2.1kg。電源は付属のACアダプターを使用する。
▲ポケット・プロダクション・スタジオと名付けられたコンパクトな「MC-101」は、サイズが224×132×61mm、重量が716g(電池含む)。単3乾電池×4で、アルカリで約3時間、ニッケル水素で約4.5時間の連続使用が可能。

「MC-707」は、本体に豊富なスライダー、ノブやパッドを装備し直感的な操作をスムーズに行うことが可能。「MC-101」は、「MC-707」とほぼ同等の性能をコンパクトなボディに凝縮しつつ電池駆動にも対応し、どこでも手軽に持ち運んで演奏が可能だ。

シーケンサーは、内蔵されたフレーズを切り替えながら再生していくだけでカンタンに曲を構築できるクリップ・ベースのシーケンサーを搭載。「MC-707」は8トラック、「MC-101」は4トラックのシーケンサーを備える。本体パネルの16個のパッドを使ってリズム・パターンを打ち込んだり、ベース・ラインやメロディをスムーズに入力することが可能。クリップには本体のノブやスライダーの操作情報も記録できるので、フィルターやエフェクトの動きも正確に再現することができる。また、専用ウェブサイト「AIRA Microsite」では、新しいフレーズを含めたプロジェクト・データを定期的に公開。好みのプロジェクトを本体にインストールすれば、いつでも最新トレンドのフレーズで演奏が楽しめる。
▲両モデルともフレーズ入力などがスムーズに行える16個のRGBパッドを搭載(写真はMC-707)。

シンセサイザーの音源には、バーチャル・アナログとPCMを兼ね備えた最新のサウンド・ジェネレーターを採用。エレクトロニック・ミュージックに必要不可欠な「TR-808」や「TR-909」に代表される人気リズムマシンの音色や、最新のEDM(Electronic Dance Music)はもちろん、1980~90年代に世界中でヒットした楽曲に使用されたシンセサイザーの音色など、3,000種類以上ものサウンドを内蔵する。

印象的なパフォーマンスに役立つのが、高機能なオーディオ・ルーパー。サンプリング(録音)したフレーズを曲のテンポに同期したり、再生時間を変えることなくピッチを変化させることが可能。さらに「MC-707」は、リアルタイム・サンプリングに対応し、録音したフレーズを即座に曲の演出に生かすことができる。一方、「MC-101」は、SDカード経由で本体に取り込んだオーディオ・フレーズに対してテンポの同期や、リアルタイムでのタイム・ストレッチが可能となっている。

楽曲を彩る豊富なエフェクターは、リズムやピアノなど各パート個別に最適な効果を加えるもの。プロ・クオリティのサウンドに仕上げるマスタリング・エフェクトやトップDJが観客を盛り上げるような過激な演奏表現ができる「スキャッター」なども内蔵し、エフェクターの知識がなくてもカンタンに楽曲制作や演奏を楽しむことができる。

本体で完成した楽曲をPCのDAWにカンタンに録音できるのも見逃せない。両モデルともオーディオ/MIDIインターフェイス機能を内蔵。各パートを同時にDAWへパラレル・レコーディングしたり、PCで再生した音をUSBケーブル経由でリアルタイムにキャプチャすることもできる。
製品情報

◆MC-707
価格:オープン(市場想定価格 107,000円前後 税込)
◆MC-101
価格:オープン(市場想定価格 53,000円前後 税込)
発売日:2019年9月21日

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BARKS

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