【SUPER★DRAGON ライヴレポート】
『IDENTITY NINE』
2019年9月7日@日比谷野外大音楽堂
野音はファン3,000人が詰め掛け超満員状態。西部劇がモチーフのライヴは「Mada’ Mada’」でハードにスタートすると、痛烈な盛り上がりのまま「hide-and-seek」やエスニックなビートの「La Vida Loca」などが投下され、会場のボルテージはぐんぐん上昇。また、スパドラはヴォーカル、ラップ、ヒューマンビートボックス、ダンスなど各メンバーが強力な武器を持つだけに、メンバーの個性をフィーチャーしたコーナーも展開されていく。「Jacket」では田中洸希、古川 毅、池田彪馬、ジャン海渡、松村和哉がジャケットを使ったダンスとクールな大人感を演出。「Remedy For Love」では柴崎 楽が女性ダンサーと恋愛の世界観を演劇のように見せ、「New Game」ではジャン、洸希、和哉がバックダンサーとパフォーマンスしたりと、メンバーはさまざまな姿で観客を魅了する。そして、再び9人でステージを繰り広げると、「Don't Let Me Down」や「Untouchable MAX」で強烈な一体感を作り上げた。
毅が“SUPER★DRAGONは結成4年目で、もうすぐ5年になります。9人の中で、スパドラが譲れないものになってます。これからもこだわり抜いて、最高のものを届けて、僕たちの見たい景色をみんなと一緒に見たいです!”と思いの丈を口にし、絆の大切さを歌う「BROTHERHOOD」で本編は終了。アンコールでは、さらに観客と一体感を高め、最後は「SHOPPING TIME」で締め括られた。ワイルドなビートとともにギラギラの個性を堂々と見せつけたスパドラ。タフさを増した9人のこれからが楽しみになる密度の濃いライヴだった。
撮影:笹森健一、小坂茂雄/取材:土屋恵介
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