映画『HELLO WORLD』はOKAMOTO’S率
いる2027Sound無しに語れない!
映画「HELLO WORLD」、間もなく公開!
しかし! 「君の名は。」と決定的に違う点があります。それが、OKAMOTO’S率いる「2027Sound」(ニーゼロニーナナサウンド)の存在。本作のサウンドトラックを担当しているプロジェクトの名前ですが、ここで関わったアーティストの名前を挙げてみましょう。Official髭男dism、Nulbarich、OBKR、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAI、AAAMYYY…。このうち、OKAMOTO’S、Official髭男dism、Nulbarichは主題歌を担当しています。フェスでも開催すれば大盛況待ったなしですが、このメンツで本作のサントラは制作されたわけです。
「2027Sound」が果たした役割と可能性
特に目立った活躍をしているのはYaffleとBRIAN SHINSEKAI。この2人に作れない曲は果たして存在するのか…。YaffleはSkrillexばりのダブステップを聴かせ、BRIAN SHINSEKAIはピアノのみでアンビエントな旋律を奏でられるし、ドラムンベースだってお手のもの。サントラの体裁であれば、普段リーチしない層にもその音楽を届けられるとの算段もあったかもしれません。上で「このメンツでフェスでも~」と書きましたが、あながち冗談でもなさそうです。
渡辺信一郎の、その先へ
つまり、映画やアニメの物語を音楽が引きたてるどころか、音楽が物語よりも先行する場合もあるわけです。で、『HELLO WORLD』はそこよりも更に先の領域へ行こうとしているように見受けられます。先ほどから述べているように、映画の干渉を受けない場合のリスニングもあり得るという。これは凄いことですよ。この「実験」が成功するか否かは、映画が公開されてみないと分からないところですが、ぜひとも上手くいってほしい。OKAMOTO’Sのようなアリーナ級のバンドが中心になっている点も非常に重要かと思います。このラインナップも彼らだから集められたのでしょうし。
このアプローチが受け入れられれば、映画界にも音楽界にも新たな扉が開かれる予感があります。まだまだ我々にできることはありそうですよ。
「HELLO WORLD」オリジナル・サウンドトラック/2027Sound
2019.09.18 on sale
OKAMOTO’S 公式Webサイト
映画『HELLO WORLD』はOKAMOTO’S率いる2027Sound無しに語れない!はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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