SPIN.DISCOVERY Vol. 12 出演アーテ
ィスト / 5. LEX 時にポップに、時に
メロウに、時にはラフに。その若さと
は裏腹に様々な表情をみせる注目の新
世代アーティスト・LEX

「新しい音楽の発見」をテーマに、Spincoasterが今注目しているアーティストにスポットライトを当てる音楽イベント、『SPIN.DISCOVERY』の第12回目が9月21日(土)に東京・表参道WALL&WALLの3周年アニバーサリーの一環として開催される。
12回目となる今回は、若き才能溢れるヒップホップ/ラップ・アクトにフィーチャー。Kvi Baba、LEX、釈迦坊主、Tajyusaim Boyz、vividboooy、YUNGYUの6組のアクトが出演。今回はその中でも最年少となる2002年生まれのアーティスト、LEXをご紹介。
親の影響もあり、幼少の頃から音楽に親しんでいたというLEXは、今から2年ほど前よりSoundCloudに楽曲をUPするように。ちなみに、名前の由来は2番目の父親に由来しているそうです。それは決して感謝といった意味ではなく、母親を悲しませてばかりで失踪した彼に対する許せないという復讐心。そのような感情が活動の原動力の一部になっていると、 先日公開されたドキュメンタリー映像でも話しています。(https://youtu.be/aN4_gdACnWc?t=604) 。
最初に彼がUPしたのはXXXTENTACION「Look At Me!」のリミックス。彼の一側面ではありますが、その退廃的、そしてナイーヴな部分は、確かにXXXTENTACION以降のSoundCloud発のラッパーともリンクします。しかし、初期の頃からフューチャー・ベース〜EDMのような曲から、ささくれ立ったギターの弾き語りのような曲まで、その音楽性の幅の広さは目を見張るものがあります。
中でも特に再生数が高いのは、クラブでもプレイされるようになり、様々なプレイリストにもピックアップされたという「Captain Harlock (feat. TRASH ODE & Only U)」。そして 今は亡き恋人へ歌ったという(https://www.youtube.com/watch?v=QewKq7hZXVs) 「Flower」(自身の右腕にも「Flower」のタトゥーが)の2曲。
ドリーミーなトラックに、抑揚を抑えたフロウが心地よい前者と、ギターの音色と寂しげなコーラス(サンプリング?)が感傷的に響く後者。どちらもDIYな質感は感じさせつつも、一度聴くと耳に残る独特のキャッチーさが光ります。
その後もコンスタントに楽曲を発表していくLEX。中には豪ロック・バンド、Tame Impalaのビートジャックのようなリミックスまであります。そういえばA$AP Rockyも同じく Tame Impalaの楽曲をサンプリングした楽曲(https://youtu.be/Ec3LoKpGJxY) を発表していましたが、その柔軟な発想と、それをしっかりとクオリティ高く、形にできる手腕には驚かされます。
そして満を持して今年の4月には1stアルバム『LEX DAY GAMES 4』をリリース。本作のビートは全てビート・サイトから、とのことですが、1曲目の「STREET FIGHTER 888 (feat. Only U,Sleet Mage)」から軽快な4つ打ちを展開。なんでも 「Crystal Castles」で検索をかけて見つけたビートだそう(https://fnmnl.tv/2019/06/21/75476) 。その他、フィジカルな魅力あふれる「GO LEXY」はライブでもモッシュが起きるほど盛り上がる曲。個人的に実際の現場でも観ましたが、その盛り上がり、そしてオーディエンスの熱気には思わず圧倒されました。
Normcore BoyzのYoung Daluを迎えた「XANAX GIRLS」はメロウ・ボイスを活かしたアーバン・チューン。Billie Eilishも題材(曲名)にしていた「Xanny」=「Xanax」(USの若者の間で乱用が問題となっている抗不安薬)というトピックを扱いながらも、ポップに昇華。現代を生きるティーンのリアルな空気感が描かれているように思います。
その他にも1stアルバム『Who ride wit us』のリリースも記憶に新しいBank.Somsaartを客演に招いた「DORY!!! (feat. Bank.Somsaart)」(映画『ファインディング・ニモ』のドリーに由来しているそう)、地元の友人・Saru jr.Fool参加の「PiNK MOLLY」や「4 AM」など、バラエティに富んだ楽曲を収録。
また、アルバム・リリース後もその勢いはますます加速。 MANON(https://www.youtube.com/watch?v=uyOMSfoeoX4) やRICK NOVAの作品に客演参加、そしてKEN THE 390が新たに立ち上げたレーベル〈O.B.S〉より、第1弾コンピレーション作品『O.B.S』へ2曲参加するほか、Red Bullによるサイファー企画『RASEN』にも出演。さらに、同レーベルから本日9月18日(水)にリリースされたYOSHIKI EZAKIの新曲「GINZA」にも参加と、シーンにおいてその存在感は日に日に拡大しているよう。
LEXはアルバム・リリース時のインタビュー(https://magazine.tunecore.co.jp/stories/14207/) で、「こういう4つ打ちでのラップの表現ってもっと増えたらいいなと思ってて」、「ヒップホップの次の流れとしてエレクトロな要素は絶対くると感じてる」と語っていましたが、まさしく Normcore Boyz(https://www.youtube.com/watch?v=rSGiS5btjfc) や、 SUSHIBOYS(https://www.youtube.com/watch?v=NbchDFpVCEA) 、 ID(https://www.youtube.com/watch?v=23ZZEDscfC8) らの新曲、そして先述のRICK NOVAとのコラボ曲など、4つ打ちを軸としたラップ・ナンバーが目立ってきた昨今。その先見の明に気付かされました。
9月21日(土)の『SPIN.DISCOVERY vol.12』では、すでに共演経験もある釈迦坊主を始め、新世代のアーティストたちとどのような化学反応を起こすのか。ぜひともお見逃しなく!
Text by Takazumi Hosaka
【イベント情報】
Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.12”
-WALL&WALL 3rd ANNIVERSARY-
日時:2019年9月21日(土) OPEN 16:30 / START 17:00
会場:東京・表参道 WALL&WALL ( MAP(https://goo.gl/maps/J5xXh8QPtcv) )
料金:前売 ¥2,900 / 当日 ¥3,400 (各1D代別途)
出演:
[A to Z]
Kvi Baba
LEX
釈迦坊主
Tajyusaim Boyz
vividboooy
YUNGYU
■ オフィシャル・サイト(http://discovery.spincoaster.com/)

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