Kleissis

Kleissis

Kleissisがコンセプト
アルバムをリリース!
“これがKleissisです!”と
紹介できる1枚

いつもの全力を
一つ越えたような感覚でした

Kleissisの世界観とリンクしている群像劇RPGスマホゲーム『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』も7月30日にリリースされました。ゲームは進んでいますか?

髙橋
楽しんでいます!
富田
私はまだそこまでレベルが高くないんですけど、愛はあります!(笑)。たくさんのキャラクターが登場するんですけど、どのキャラクターも大事に作ってくださっていて“生きてるな”って思います。パーティーを組むとキャラクター同士の掛け合いが聞けたりしますし、好きなキャラもたくさんいるのでホーム画面のキャラクターをちょくちょく変えて、愛でたりして楽しんでいます。
田中
最初は攻撃力の高いキャラクターばかりで編成を組んだりしていたんですけど、プロデューサーに“絆スキルは使った方がいいですよ”とアドバイスをいただいたので、絆スキルを使うようにしたら倒せなかった敵を倒せるようになりました。
髙橋
回復キャラ大事ですよね。
田中
あと、前列に盾のキャラも。
髙橋
ゲームの配信より前に、当然私たちは世界観などは知っていましたけど、それぞれの世界に関係しているキャラクターとKleissisが召喚したその世界の主人公との関係とかはゲームをやってみて初めてわかった部分でもあるので、すごく楽しいです。Kleissisのメンバーがストーリーの中のどこで登場するのかも初めて知りました。あと、「Into the Abyss」は戦闘シーンの曲なので、ゲームを始めてからは「Into the Abyss」を聴くと頭の中に戦闘シーンが浮かんで、まだ倒せていない大きな鳥みたいなボスキャラが見えます(笑)。
Kleissisインタビュー写真(田中有紀)

Kleissisインタビュー写真(田中有紀)

そのゲームリリースの少し前、7月20日には1周年記念の単独ライブを第1部・第2部の2公演、原宿クエストホールで開催しましたが、振り返ってみてどんなライブでしたか?

富田
いつもライブは全力を出していますけど、あの日のライブはいつもの全力を一つ越えたような感覚でした。うまく言葉では表せませんが、お客さんと一緒にライブ空間をいつもより作れた感じがしていたし、この7人でよかったなって。

Kleissisというユニットへの思いも改めて考えるいい機会だったのかもしれませんね。

富田
はい。私のお父さんが音楽好きで、いつもライブを観に来てくれるんですけど、夜、家に帰って“今日のライブ、こうだった”って話をしている時に、お父さんが泣いてくれたんですよ。
田中
えぇ! 私が泣きそう…。
富田
普段、なかなか褒めてくれないんですけど。
髙橋
“いつも歌とかについて注意される”って言ってたよね。
富田
そう。家で歌の練習をしていても“今の音、ちょっと違うんじゃない?”とか言ってくるんですけど、その日のライブはストレートに褒めて泣いてくれたので、“え? なに!? ”って思ったんだけど(笑)、それぐらい人の心を動かせるライブができたのかなって思いました。
Kleissisインタビュー写真(富田美憂)

Kleissisインタビュー写真(富田美憂)

田中さんはどうでしたか?

田中
ライブをしている時はとにかく一生懸命で、Kleissisの世界観がありつつも、ライブだから皆さんとリアルタイムで盛り上がることも意識していて、そのバランスが難しかったです。でも、第1部は“ライブをしよう!”という強い気持ちで7人がお客さんと一緒になって盛り上がることができましたし、第2部は曲を歌う前にセリフが入ることによって私たち自身もグッと世界観に入れたというか。これこそKleissisの導きかなって思うんですけど、役(キャラクター)で掛け合うことによって、第1部とは違った雰囲気で歌えたんじゃないかと思います。

朗読劇という新たな挑戦もありました。

髙橋
はい、すっごく緊張しました(笑)。台本を落としたらどうしよう?っていう心配もありましたけど、ライブを通して新たなチャレンジをさせていただけたことがうれしかったです。ファンの皆さんの前でKleissisのキャラクターを演じるのも初めてでしたし、1周年のライブを通して、『アルカ・ラスト』の世界やキャラクターのことを知ってもらえたのも良かったです。1年前はファンの方たちはゲームの存在自体知らなくて、でもKleissisを知って応援してきてくれたので、この日は感謝の気持ちを込めたいなと思って演じさせていただきました。

最初は「カスミ役の」「アキラ役の」「ユン役の」と自己紹介しても詳しいことは何も明かされていませんでしたからね。

富田
“なんの役?”って思いますよね(笑)。そういう意味でも、これまでの活動の中で印象に残っているのは1周年記念ライブ以外だと、4月の『アルカ・ラスト』制作発表会でのイベントですね。

ファンの人たちと『アルカ・ラスト』の情報を共有できた記念すべき日ですよね。

富田
去年の7月からユニットとして活動させていただいていたので、その発表をファンの人たちはどう受け入れてくれるのかな?という不安もありました。発表したことによって個々のキャラクターのことも好きになってくださるファンの方もいたり、『アルカ・ラスト』をきっかけにライブに来てくださる方もいるので、結果的にはKleissisの歌を聴いてくれる方の層が広がったのもうれしかったです。キャラクターと一緒にこれから歩んでいけるんだなっていう喜びも自分の中にあったので濃い一日でした。

『アルカ・ラスト』の制作発表会、1周年記念ライブ、アルバムリリースとKleissisにとって節目となった日がいろいろありますね。田中さんにとって印象的な出来事は何でしたか?

田中
アニサマのけやき広場でのライブです。初めてファンの皆さんの前で7人でのパフォーマンスしたのがこの日で、ものすごく緊張しました。ユニット誕生から間もなかったので“どう受け入れてもらえるのかな?”という気持ちがあったので、緊張しながら「Kleissis Chaos」を披露したんですけど、皆さん、ものすごく優しくて。Kleissisが結成された時もSNSで応援のリプやメッセージをたくさんいただいて、それが頑張れる活力になっていたんですけど、イベントで直に会って、盛り上がってくださった熱量にすごく感動しました。緊張しながらも“これから7人で頑張っていきます”という気持ちになれて、改めてKleissisになったんだなって実感した瞬間でした。

髙橋さんはどうですか?

髙橋
初めてメンバーに会った日です。オーディションに合格した知らせをいただいて、初顔合わせがありました。その後、みんなでご飯に行ったんですけど、その時の会話が“ニックネームは?”とか“好きな食べ物は?”とか、そんなよそよそしい感じで(笑)。
田中
まりちゃん、“イチゴが好きです!”って言ってたよね(笑)。
髙橋
うん、イチゴ大好き! 1周年記念のライブの時、これまでの活動を振り返る映像が流れたんですけど、この時の微妙に距離感のある写真も出てきて(笑)、ここから始まったんだなって。
田中
その時から7人の立ち位置は変わってないので、同じ並びの写真を撮る機会が多いんですけど、日が経つにつれて隣の人との距離が近くなっていくのが面白いなって思いました。
富田
去年の年末に忘年会があって、その時に撮った写真と最初の写真を見比べると距離感が全然違うんですよ。
Kleissisインタビュー写真(髙橋麻里)

Kleissisインタビュー写真(髙橋麻里)

本当に大きな変化と成長の一年ですね。富田さんは最初、髪が長かったですし。

富田
長かったですね。その1周年のライブで、アンコール前に流れた1年間の軌跡をまとめた映像を見て、私の髪が長かった頃を知らないファンの方が“誰?”ってなっていました(笑)。

今、Kleissisは2年目を歩み始めていますが、この先、どんなことに挑戦してみたいですか?

富田
デビュー曲の「Kleissis Chaos」をレコーディングした頃からみんな歌が上手だったんですけど、今のスキルで、今の歌い方で、アレンジを変えて「新Kleissis Chaos」みたいな感じでもう一回レコーディングしてみたいです。また全然違う仕上がりになると思うので。あとは、グッズです。Tシャツとか個人にフィーチャーしたグッズも作らせていただいているんですけど、Kleissisのキャラクターのグッズも出せたら、もっと皆さんに『アルカ・ラスト』のことも好きになってもらえるんじゃないかなって思うんです。
田中
それ、欲しい!
富田
キャラクターのアクリルキーホルダーとかいいと思うんですよね。あとは近い目標としてはZepp Tokyoでライブがしたいです!
田中
私はライブで羽根を背負いたいんですけど(笑)、それが実現できるのはZepp Tokyoとか大きな会場だと思うので、より大きなステージでライブをやりたいなって思います。大きなステージだったら凝ったセットも組めますよね。Kleissisは世界観を大事にしているユニットなので、普段のようなライブだけじゃなくて、『アルカ・ラスト』寄りの曲を増やしてミュージカルのような舞台作品もできるのかなって。そんなKleissisにしかできないことに挑戦したいです。
髙橋
1周年ライブではいろんなところから観にきてもらったので、次は各地で応援してくださる方に私たちから会いに行くツアーをしたいです。ライブの数を増やしたいですし、メンバーの出身地で凱旋ライブもできたら絶対楽しいと思います。

撮影:石原汰一/取材:田中隆信

アルバム『eschatology/a grand conception “ARCALAST”』2019年9月25日 project Kleissis
    • FG-1
    • ¥3,889(税抜)
    •  

【イベント情報】

『リリースイベント&ポストカードお渡し会』
9月29日(日) 東京・池袋サンシャインシティ噴水広場
10月05日(土) 東京・HMVららぽーと豊洲
10月06日(日) 東京・HMVエソラ池袋

『アニ玉祭2019』
10月14日(月・祝) 埼玉・大宮ソニックシティ
◎イベント詳細
https://anitamasai.jp/

Kleissis プロフィール

クレイ・シス:群像劇RPGスマホゲーム『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』の世界観から誕生した声優ヴォーカルユニット。メンバーは、田中有紀、富田美憂、山田麻莉奈、髙橋麻里、山根綺、元吉有希子、金子有希の7人からなる。
ユニット名である “Kleissis”は、ギリシャ語の「Kleisis」(召命する)と、「 Kleis (鍵)+ Sister 」で「 鍵を握る修道女(巫女) 」とのダブルミーニング。さらに、古代ギリシャ語の「 Kleio(祝福の女神)」という意味も込められている。Kleissis オフィシャルHP

OKMusic編集部

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