『S.Q.S』(スケステ)Episode4ゲネ
プロレポート。軍服に身を包んだ“S
olidS”と“QUELL”がツキノ帝国の危
機を救う

2.5次元に存在する架空の芸能事務所・ツキノ芸能プロダクションに所属するSolidS(ソリッズ)、QUELL(クヴェル)の2ユニット「SQ」(スケア)の日常や芸能活動の様子を描いたシリーズCDを原作にした『S.Q.S(スケアステージ)』。2018年5月のEpisode1を皮切りに、11月にはEpisode2、2019年4月にEpisode3、そして今回は帝国を舞台にしたEpisode4『TUKIPURO EMPIRE2 –Beginning of the World-』の公演がスタートした。
<あらすじ>
ツキノ帝国の主星テールをクラス5が朱激し、政府高官によるクーデター未遂事件も起きた、悲劇と逆転の日「ロスト・エンド」から3年の月日が流れた。
クラス5を襲撃したことで、『彼ら』の襲撃は激減。人類は日々活動領域を広げ始めていた。
そんな中、テールの中心、皇帝が住まうツキノ宮殿では、クーデター未遂事件を切っ掛けに議長職に就任した、ナトゥーラ最高評議会議長の就任3周年の祝いを兼ねた、平和式典が執り行われようとしていた。篁中将及び和泉少将率いる第四艦隊もまた、儀式に出席するべく、テールの地を踏んだのだが……。
「一歩踏み出すごとに広がる、新しい世界だ。せいぜい楽しんで行こう?」
――これは、新たな世界に足を踏み出した人々の、希望と挑戦の物語。
お芝居パートは2019年3月に同じ舞浜・アンフィシアターで行われた『TUKIPURO EMPIRE』と世界観を共にする物語。前回はより第一艦隊(“Six Gravity”)と第二艦隊(“Procellarum”)の6名がメインだったが、今回は第四艦隊(“SolidS”と“QUELL”)が主軸となる。
「ツキステ。」より第一艦隊の弥生春(松田岳)、皐月葵(上仁樹)、第二艦隊の霜月隼(TAKA(CUBERS))、長月夜(秋葉友佑)、水無月涙(佐藤友咲)、神無月郁(三山凌輝)が。「イブステ」より第三艦隊(“SOARA”と“Growth”)の大原空(堀田竜成)、在原守人(石渡真修)、神楽坂宗司(吉田知央)、宗像廉(植田慎一郎)、衛藤昂輝(塩澤英真)、八重樫剣介(石川翔)、桜庭涼太(三谷怜央)、藤村衛(岩佐祐樹)がゲスト出演する。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
今回の物語は「テール」や「リング」など独特の専門用語がとても多いが、開演前にスクリーンで“SOARA”の七瀬望(沢城千春)、“Six Gravity”の弥生春(松田岳)、皐月葵(上仁樹)がこれらを解説してくれる映像が流れる。また詳細はパンフレットにも載っているそうだ。もちろん知らなくても劇中で解説があるのだが、知っていると状況がスムーズに理解できるだろう。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
扱うのが難しいとされる「朱雀」のリングに選ばれた篁四季(日向野祥)をはじめ、赤の軍服に身を包んだ“SolidS”、そして白の軍服の“QUELL”。久々にテールに戻り、他艦隊のメンバーらと再会する。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
宮殿で行われる平和式典ではナトゥーラ最高評議会議長という女性が歌を披露することになっていた。その歌は彼女ら民族に伝わる伝統的な歌で――……。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
舞台オリジナルキャラクターを含めると、役付きだけで28名という大所帯だ。皇帝の座の元に一同に集結するシーンは、ピリピリと漂う独特な緊張感を保っており、軍人であることを意識させられる。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
スケステお馴染みの「喫茶くべる」。今回は「帝国喫茶くべる」と少し名を変えての登場だ。こちらは堀宮大地(英知/中尾拳也)によるキャスト無茶振りパートであり、面白かった場合は遠慮なく笑って楽しもう。ゲネプロでは「大きな栗の木の下で」のメロディーに合わせて“SolidS”のメンバーらが替え歌を披露した。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
第1部のお芝居パートとはガラッと雰囲気を変え、第2部はいよいよダンスライブ。『ツキステ。』に代表されるこれら一連の作品群の最大の特徴は、声優が歌う曲音源を使って、役者がライブパフォーマンスをするという点だ。サインライトやLizz(マスコットグッズ)を手に楽曲を堪能できるという、まさにステージと客席が一体となって盛り上がれるライブとなっている。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
“SolidS”はこのダンスライブ新曲である「COCORO」、「KARA DA KARA」、そして“QUELL”は「Above the best」、「小さな世界」を披露。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
アツく激しく、情熱的なサウンドで攻める“SolidS”も、澄んだ水が自在に動き回るように豊かな感情表現を奏でる“QUELL”も、公演を重ねるごとに進化、成長を重ねる彼らのダンスは痺れるほどの熱狂を与えてくれる。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
2.5次元ダンスライブ『S.Q.S』Episode4は2019年9月29日(日)まで舞浜アンフィシアターにて全7公演が行われる。
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
[スケステ EP4] ゲネプロレポート (c) TSUKIPURO TE2
(c) TSUKIPURO TE2
取材・文・撮影:松本裕美

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