10周年記念!街を泣かす悪は「仮面ラ
イダーW」が許さない!

「仮面ライダーW」とは?

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2009年9月から一年に渡ってテレビ朝日系列で放送された『仮面ライダーW』をご存知ですか?
2000年『仮面ライダークウガ』から始まった、平成仮面ライダーシリーズ11作目。
テレビシリーズのみならず、映画3作品、スピンオフVシネマ2作品、続編漫画が絶賛連載中の大人気特撮ドラマです!
製作会社は、『スーパー戦隊シリーズ』や『平成仮面ライダーシリーズ』を手がけている東映。
脚本は、『獣電戦隊キョウリュウジャー』、後に『仮面ライダードライブ』を手がけた三条陸氏が担当しています。
前作『仮面ライダーディケイド』で過去10作品のライダーの歴史に一区切り付いた後、その先の10年に向けて作られました。
『仮面ライダーW』のモチーフは、探偵。
性格が正反対のふたりの若者が、探偵として、街を守る仮面ライダーとして、犯罪者と悪の組織に立ち向かうストーリーです!
風の街を救う2人で1人の仮面ライダーの物語!
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物語の舞台は、風車の街、“風都”。
この街には、怪物・ドーパントによる凶悪犯罪がはびこっていました。
その原因は、小型端末・ガイアメモリ。
裏ルートで取り引きされ、使用者は人を超えた力を手に入れることができます。
主人公・左翔太郎(演:桐山漣)は、風都と街の人々を愛する私立探偵。
彼の頼れる相棒は、地球(ほし)の本棚と呼ばれるデータベースにアクセスできる特殊な力を持った少年フィリップ(演:菅田将暉)。
物語は、前後編で進み、翔太郎は自分や仲間の力を借りて、情報収集。

フィリップは、翔太郎が集めた情報のキーワードを元に、犯人を特定していきます。
そして、ふたりは、変身ベルト“ダブルドライバー”で、2人で1人の仮面ライダーWに変身。
“さあ、お前の罪を数えろ!”の決め台詞を言い放ち、ドーパントと戦うのです。
彼らは、ドーパントと暗躍する秘密結社・ミュージアムと戦います。
物語が進むにつれ、明らかになるフィリップの過去、彼の家族の秘密。
途中から登場する、照井竜(仮面ライダーアクセル)の過去と、彼の因縁の敵との決戦など見所満載!
シリアスな展開に、コミカルなシーンが加わることで、子どもから大人まで楽しめる作品に仕上がっています。
個性豊かな登場人物と豪華な俳優勢ぞろい!
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ここからは、『仮面ライダーW』の登場人物と出演陣をご紹介しましょう!
■左翔太郎:桐山漣
ハードボイルドな男性に憧れる私立探偵。
お人好しな性格ゆえ“ハーフボイルド”と仲間に言われています。
幼い頃から風都が好きで、街を泣かせる犯罪者は許せない、強い正義感の持ち主です。
■フィリップ:菅田将暉
もう1人の主人公にして、記憶喪失の天才少年。
地球(ほし)の本棚で検索し、事件の全容を明らかにするのが得意。
翔太郎とは正反対に、クールでマイペースな性格。
自分の知らない言葉に出会うと、全て理解するまでひたすら調べてしまいます。
 
■鳴海亜樹子:山本ひかる
鳴海荘吉の娘で、鳴海探偵事務所の権利者。
翔太郎にスリッパでツッコミを入れます。
予想外の出来事を見た際、“私、聞いてない”と言うのが口癖。
■照井竜:木ノ本嶺浩
風都警察署に配属された敏腕刑事。
仮面ライダーアクセルに変身。
家族の仇敵であるドーパントを探しています。
■園咲琉兵衛:寺田農
風都博物館館長にして、ガイアメモリを流通させている組織“ミュージアム”の首領。
■園咲冴子:生井亜実
園咲家長女にしてIT企業の社長。
裏で、ガイアメモリの製造販売を行っています。
目的のためなら手段を厭わない性格です。
■園咲若菜:飛鳥凜
園咲家次女。風都の人気アイドル。
人の見ていないところで舌打ちをする、表裏の激しい性格の持ち主。
■園咲霧彦:君沢ユウキ
ガイアメモリ密売セールスマンとして高い業績を誇り、冴子に見初められ婿入りします。
■井坂深紅郎:檀臣幸
内科医で、裏ではドーパント専門の闇医者を営む男。
ガイアメモリの強大な力に魅せられ、琉兵衛の陰で研究中。
さらに、劇場版『仮面ライダーW AtoZ運命のガイアメモリ』には、SOPHIAのボーカル松岡充が、凶悪犯罪者・大道克己/仮面ライダーエターナルとして登場!
そして、劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』では、鳴海荘吉役で吉川晃司が登場!
なんと、ハードボイルドな魅力満載の仮面ライダースカルに変身します!
シリーズを通して、豪華な顔ぶれが勢ぞろいしていますね。
どの人物も、かっこよさ、優しさなど魅力満載。
きっとお気に入りの登場人物が見つかりますよ!
何よりも今作は、桐山漣と菅田将暉の知名度を上げた作品!
桐山漣は後に、ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス』に出演!
今は、ドラマ『偽装不倫』で人気急上昇中!
菅田将暉は、映画『暗殺教室』、『銀魂』など人気作品に多数出演。
auのCMの鬼ちゃん役で老若男女から愛されています。
そんな2人のイケメン俳優の絆が『仮面ライダーW』でしっかり描かれています。
最終回直前の菅田将暉のアドリブによる演出は感動モノ!
磨かれていく2人の演技と絆を、最後までご覧下さい。
2人ならどんなピンチも乗り越えられる、激アツ展開満載ですよ!
前代未聞!変身中に倒れる仮面ライダー!?
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仮面ライダーWには、子どもが真似をしたくなる変身シーンがあります。
それは、過去の作品にはない、変わった変身なんです!
ふたりでガイアメモリを構え、変身ベルトに差し込み、翔太郎が両手を開くと、フィリップの意識がガイアメモリに移動!
そのままフィリップはふらりと倒れてしまうんです!
これが当時の子どもたちの間でブームに。
フィリップになりたい子ども達が急増しました。
菅田将暉によれば、公園のあちこちで横になっている子どもがいたそうです。
ふたりで変身する平成仮面ライダーは、後にも先にも『仮面ライダーW』のみ。
翔太郎とフィリップの息のあった変身ポーズ、斬新な演出にも注目して見てくださいね。
子供も大人も夢中になる必殺技!ここがかっこいい!
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ここからは、本編に登場するかっこいい必殺技をふたつご紹介します。
一つ目は、ファングストライザー。
フィリップの体に翔太郎の意識が移った姿、ファングジョーカーの必殺技。
白い右側の脚に“マキシマムセイバー”という刃を出現させ、ジャンプして回転蹴り!
命中時に、恐竜の頭部のようなオーラが現れ、敵にF字の残光が浮かび上がります。
威力の強さを感じさせる演出がかっこいいです!
二つ目は、マシンガンスパイク。
これは、仮面ライダーアクセルが、トライアルメモリの力でパワーアップした時の必殺技です。
トライアルメモリのストップウォッチを起動し、10秒以内にT字を描きながら、大量のキックを叩き込みます!
タイマーを止めると“トライアル マキシマムドライブ”の音声が。
“9.8秒。それがお前の絶望までのタイムだ!”と台詞を決めたら、敵は爆散。
スピード感のある演出がかっこいいです!
他にも、まだまだスタイリッシュな必殺技があります。
どの必殺技も、子どもはもちろん、大人も釘付けになるかっこよさが満載です。
是非、必殺技にも注目して見てくださいね。
みんなで祝え!放送開始10周年!
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2019年9月6日。『仮面ライダーW』は、放送10周年を迎えました。
Twitterでは、#仮面ライダーW10周年のハッシュタグを通して、出演俳優・スタッフ、ファンの感謝の言葉がたくさんアップされ、9月6日にはトレンド入りされていました。
ファンの声を一部引用してご紹介しましょう。

“もう10周年かー、風都探偵オリキャスで実写化して欲しいなー面白いので見てない方は是非”
“仮面ライダーW、何が1番凄いって毎回1話分を見終わった時に(あれ...?これ本当に30分だった...?)ってなることなんだ。詰め込み,って感じでは全くないのに充実した話で、それでいて退屈さは1mmも感じない不思議な気持ちになる。
Wは本当に凄い作品だよ....”
映画出演した松岡充も、感謝の気持ちを述べています。
“時が経つのは早く、もう10年。
10年経って、これ程までに色褪せない
W。素敵な作品に関われた事、改めて誇りに思います。久しぶりに、二人に会いたいなぁ(^^)
ありがとう”
ファンや出演者から愛されていますね。
放送から10周年なので、もう一度2人の登場を期待する声が多くみられます。
10周年記念にまつわる公式発表はまだありませんが、AmazonプライムやHuluなどでテレビシリーズ、劇場版を見て、『風都探偵』のコミックを読みながら、新しい情報を待ってみましょう!   
二つの歌声の化学反応が光る主題歌!
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ここからは、『仮面ライダーW』の楽曲の魅力をご紹介します!
主題歌は『W-B-X ~W-Boiled Extreme~』。
『名探偵コナン』で『もう君だけを離したりしない』を歌った上木彩矢と元JUDY AND MARYのTAKUYAが、ユニットを組み、上木彩矢 w TAKUYA名義で歌っています。
注目は、上木彩矢のメロディアスな歌声とTAKUYAのラップの掛け合い!
まさに、“2人で1人の仮面ライダー”のコンセプトにぴったりな、Wボーカルソングです!
作詞は、数々の平成ライダー作品の主題歌を手がけた藤林聖子氏。
作曲は、本編のBGMを作曲した鳴瀬シュウヘイ氏が担当しています。
W-B-X ~W-Boiled Extreme~ 歌詞 「上木彩矢wTAKUYA」
https://utaten.com/lyric/jb70911056
この曲の魅力は、翔太郎とフィリップをイメージさせる、ふたつの異なる音楽の化学反応にあります!
まず、イントロに注目。
ムード感と哀愁漂うトランペットのジャズサウンド。
そこに、ドラム、ギターのアップテンポなロックサウンドが加わり、クールに洗練された音楽に仕上がっていますね。
二つの音楽が混じり合い、スタイリッシュでハードボイルドな楽曲に変化。
まさに仮面ライダーダブルに相応しいイントロです。
そこに、上木彩矢のパワフルな低音ボーカル、TAKUYAの軽やかなラップ調の合いの手が加わり、かっこよさが倍増していきます!
歌詞は、鳴海探偵事務所に依頼人が来訪し、フィリップとふたりで事件を解決する本編のストーリーを踏まえて、作詞されています。
「この街には 涙は似合わないぜ」など上木彩矢のパートは、街を愛する熱血漢、翔太郎をイメージした歌詞。
一方、TAKUYAのラップは、“検索”、“アーカイブ ”、“記憶”などフィリップを連想させる言葉が散りばめられています。
ラップも軽やかで、つかみ所のないフィリップの性格が垣間見えますね。
サビで繰り返されるW-B-Xは、“ダブル ボイルド エクストリーム”つまり、ハーフボイルド(半熟)な2人が生み出す奇跡的な離れ業を意味しています。
信じあえる相棒が見つかれば、奇跡は起こせる。
そんな相棒を探そうと言っているように感じられます。
スタイリッシュなメロディーに、アツいフレーズが散りばめられたロックナンバーの極みといえる楽曲ですね。
深みのある歌詞と歌に注目!挿入歌「Nobody’s Perfect」
▲吉川晃司 - Nobody's Perfect
かっこいいのは、主題歌だけではありません!
吉川晃司が歌う挿入歌『c』も、渋くてかっこいいんです。
鳴海荘吉に背中を押してもらえるような強さと、優しさを感じさせる歌詞に仕上がっています。
それでは、歌詞の一部を見ていきましょう。
Nobody's Perfect 歌詞 「吉川晃司」
https://utaten.com/lyric/ys15082508
イントロは一切なし。
語りかけるような吉川晃司のバリトンボイスから始まっています。
切なげでゆったりとしたメロディーは、人知れずひとりで戦ってきた彼の姿と、弟子である翔太郎とフィリップへの優しさを象徴しているようです。
“翔太郎の優しさを武器にして、大切な風都の人々を守って欲しい”
かつて風都を守ってきた仮面ライダー・鳴海荘吉の遺言とも言える、頼もしい歌詞ですね。
『Nobody’s Perfect(完璧な人などいない)』は、鳴海荘吉が翔太郎に残した言葉。
サビの「さぁお前の罪を数え」も、元は鳴海荘吉の決め台詞なんです。
本編では、“罪”を取り返しのつかない過去の後悔や負い目として描かれています。
その罪を認めることは弱さや負けではなく、自分を変える強さになる、大切な人を守る力になる、そう言っているように感じさせますね。
ファンからは、聴くと鳴海荘吉に背中を押してもらえる、勇気が湧いてくると好評を受けています。
32話でこの曲が流れた場面は、“Nobody’s Perfect”の言葉を思い出したフィリップと、傷ついた翔太郎が再び手を取り、強大な敵と最戦に行くシーン。
映像と歌詞のシンクロが秀逸で、感動できるシーンに仕上がっています。
是非、本編でその感動を味わってみて下さい。
「仮面ライダーW」旋風はまだまだ止まらない!
▲「仮面ライダーW」正統続編漫画『風都探偵』3巻TVCM/NA 立木文彦
放送開始から10年経ちましたが、今見ても、画面に釘付けになる魅力がある作品です。 
ライダーそれぞれの変身BGMや戦闘BGMもクオリティが高く、一度聴いたら忘れられません。
また、照井竜や劇場版に登場する大道克己も根強い人気があり、彼らが主役のスピンオフドラマが作られ、他の平成仮面ライダー作品にもゲスト出演しています。
特に、照井竜は、Vシネマ作品『仮面ライダーチェイサー』で、あの竹内涼真と共演!
テレビシリーズで見ることのできなかった照井竜の意外な一面が見られますよ。
続編コミック『風都探偵』も、累計発行部数125万突破の大ヒット!
まだまだ私たちを楽しませてくれそうですね!
あなたも、『仮面ライダーW』旋風に乗って楽しんで下さいね。
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TEXT Asakura Mika

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