【04 Limited Sazabys
ライヴレポート】
『YON EXPO』
2019年9月29日
at さいたまスーパーアリーナ
本編のライヴ自体は17時半から始まり、GEN(Vo&Ba)、RYU-TA(Gu&Cho)、HIROKAZ(Gu)、KOUHEI(Dr&Cho)がスーツ姿で現れると、「Now here,No where」でスタート。過去最大キャパの晴れ舞台となったものの、バンドに気負いは感じられない。さらに最新シングルから「Cycle」「Montage」を序盤にプレイ。どちらも熱いライヴ感でアリーナを掻き回す。また、RYU-TA扮する『麺や おがた』の男性がたまアリにラーメンを届ける映像も随所に挿入し、観客を笑わせることも忘れない。中盤にはセンターステージに移り、アコースティック編成で「labyrinth」「hello」「shine」を披露。観客からスマホの光りが自然と灯され、幻想的な空間を作り上げていた。
後半、“人生のサントラになったらいい、フェスでやらない大切な曲”とGENが言うと「Horizon」を歌唱。たまアリいっぱいに美しい歌声を響かせ、それから「Puzzle」「Letter」「milk」とつなぎ、甘くも切ないエモーションが会場と共鳴する様も感動的であった。そして、最終曲「Give me」の歌詞も胸に染み入り、これが今彼らの伝えたいメッセージなんだと感じ取った。《一生 君と一生を 一生 君にいてほしい》ーーどれだけ規模が大きくなろうと、フォーリミの音楽に向き合う姿勢は変わらない。それを証明する素晴しいライヴだった。
撮影:ヤオタケシ、Viola Kam (V'z Twinkle)/取材:荒金良介
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