『ジョーカー』ダークヒーロー誕生秘
話!ゾクゾクが止まらない! EMILYの
ゆるふわ映画談vol.18

こんにちは、男女J-pop/フォークデュオ・HONEBONEのボーカル担当高円寺系ハーフのEMILYです。
おひさしぶりでーす!みなさま、私がSPICEさんで映画のコラムを書いていたこと、覚えてますかー?!
いやー、忘れられちゃってるよねー!だって最後に書いたのいつだったかな、ってくらい前になってしまいました。すまない! その間に私もHONEBONEもバタバタだった!ということにしておこう!(本当にそうだけどさ!)
でも、その間映画はたくさん観ていたよ! そして、やっと公開された、待望のこの作品。
(c)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & (c)DC Comics”
ダークヒーロー界で知らない人はほとんどいないんじゃない?
そう!『ジョーカー』
あなたが思いつくジョーカーといえば誰?
ジャック・ニコルソン?
ヒース・レジャー?
ジャレッド・レト?
今回はホアキン・フェニックス様ぁああ!! 正直、『ダークナイト』のヒースレジャー様が私の中でドンピシャすぎて大好きだったから、彼亡き今、他の俳優さんにあの雰囲気が出せるのか?いや、そもそも私は受け入れられるのか?という葛藤もあった。
ましてや、謎に包まれてるのがかっこいいジョーカーのバックグラウンドを描いちゃってもいいわけ!?と思っていたんですよ。悪者にも実はかわいそうな過去がありますよー!ってのはよくある話だし、ジョーカーには余計じゃない?と思ってた。
(c)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & (c)DC Comics”
【あらすじ】
アーサーは、母と二人暮らしの道化師。持病がありながらも、献身的に母との生活を支えていた。しかし、混乱と貧困に飢えたゴッサムシティは、そんなアーサーたちを蝕んでいく。追い詰められたアーサーは、次第に自分の中にある狂気に気づき始める。
いや、まず!設定が切なすぎるだろう。アーサーは突然笑い出してしまうという特殊な持病を抱えていた。笑いたいわけじゃないのに笑ってしまう。もうこの設定の時点で私的には悲しすぎて、切なすぎた!!なんだよそれ、ジョーカー!

いや、そこにはまだジョーカーはいなかった。まだまだアーサーのかけらが残っていた。しかし、どうしてもこの街(ゴッサムシティ)は、アーサーたちには冷酷すぎる。アーサーが頑張ろうとするたびに、この街はアーサーをつぶしにかかった。母と住む小さなアパートに虚しさはどんどん閉じ込められていった。
しかし、果たして悪なのは、貧困と不満が溜まってるゴッサムシティなのか、それともアーサー自身だったのだろうか。混乱の先に出来上がったのは、怒りと絶望が生んだ怪物・ジョーカーだった。
でもでも、確かにゴッサムシティは弱者には冷たすぎる街だし、一人の人間が壊れていくにはもってこいの環境なんだけど、それとかけ離れたところでアーサーが人間らしさを失っていくたびに、どこかでワクワクしてしまっていた自分がいた。もっと染まれ、もっと!もっと!と思った。やっぱりその先に待ち構えているのは、歴代の狂いに狂ったジョーカーたちだったと思う。「あそこにいくまで見ててあげるから!さあ!狂いなさい!」と思ってしまった……私もジョーカーにやられてんなぁ(ファンです)。劇中音楽も、高揚感を煽っていて良かった。
(c)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & (c)DC Comics”
そして、印象的だったのが、階段を何度も登らせる演出。アーサーがいろんなことを背負って階段を上るシーンはとっても重たくて、見ていてしんどかった。それが、彼がジョーカーになることを決意して、「人生は喜劇だ!」と開き直ったシーンの後では、軽やかに階段を降りてくる。ダンスをしながら。あのシーンには誰もが興奮するんじゃないかな!?
一人の男が悲しき殺人鬼になっていく様は、どうしようもなく狂気じみていて、かっこよかったのだ。
(c)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & (c)DC Comics”
ってなわけで、私の周りにも早速ジョーカーを観に行ったー!という人がたくさんいまして、みんなしきりに「集まって話したい!」だとか、「ジョーカーについて語り合いながら酒を飲みたい!」というほどにみんな興奮している!
それほどグッとくる作品だということだ!!
私は仲間のヘアメイクやカメラマンに連絡して、今週中にジョーカーなりきり撮影を開催する予定だ!写真をお楽しみにね!
ってなわけで、ぜひぜひ劇場で見てほしいです〜!
『ジョーカー』は公開中。

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