バックストリート・ボーイズ、約6年
ぶりの来日公演で全33曲を披露し1万
人を魅了

バックストリート・ボーイズジャパンツアー2019

2019.10.16(水) 大阪城ホール
全世界トータル・セールス1億4000万枚以上、日本でもミリオン3作を含む累計700万枚の売り上げを記録している史上最高のボーイズ・グループ、バックストリート・ボーイズ(BSB)が、約6年ぶり通算7回目の来日公演『バックストリート・ボーイズジャパンツアー2019』をソールドアウトの大阪城ホールにて開催した。
会場が暗転し、スクリーンに映像が流れだすと同時に湧き出す場内。全米1位を獲得したアルバム『ブラック・アンド・ブルー』収録の「エヴリワン」のイントロと共にスクリーンが上がり、黒を基調にした赤が入ったシックな衣装をまとったバックストリート・ボーイズが登場。待ちに待ったメンバーの登場に、ファンからは割れんばかりの歓声が沸き起こった。そしてブライアンは「オオサカー!パーティする準備はできてるかい?」と呼びかけ、5人そろったキレのあるダンスと共に、デビュー・アルバム『バックストリート・ボーイズ』から、「アイ・ウォナ・ビー・ウィズ・ユー」「ザ・コール」「ドント・ウォント・ユー・バック」と懐かしの曲を次々と披露。
メンバーが一人ずつ日本のファンへのメッセージを語り、今年1月にリリースされ20年ぶりの全米1位を獲得した最新アルバム『DNA』の中から1曲ずつ、楽曲の一部を歌うソロパートもあった。ソロパートのトップバッターのブライアンは「みんな今夜は元気にしてる?DNAツアーへようこそ!みんな、僕たちと同じぐらい楽しんでくれてる?」とファンに呼びかけ、『DNA』より「ノーバディ・エルス」をしっとりと歌い上げた。ジャケットを脱いだメンバーも再登場し、5人でパフォーマンスを再開すると、ステージ近くにいるファンにハイタッチをしたりとその至近距離でのファンサービスに会場からは黄色い声があがった。
ソロパート二人目のハウイーは「ゲンキデスカ?」と見事な発音の日本語と『メンバーを代表して、この国に戻って来れてとってもハッピーだ』と感謝のメッセージを送り、「シャトー」を披露。ニックは「オオサカ、アイシテマス!」「みんなが世界一のファンだっていうのはみんな知ってるよね?」と想いを語り「ザ・ウェイ・イット・ワズ」を届けた。
バックストリート・ボーイズ  撮影=Justin Segura
その後他のメンバーが衣装チェンジをしている間にAJとケヴィンが残り、「みんなが恋しかったよ!26年間も最高のファンであり続けてくれてありがとう」(AJ)、「みんなが言った通り、僕たちは日本に来るのがとても大好きなんだ。みんなとここにいられることに感謝しているよ」(ケヴィン)とそれぞれコメントした。ライブの後半では、5人全員で26年間の思い出を振り返り、ブライアンが「ニックはすごい声が高かったよね」といじれば、ニックが「ブライアンは田舎なまりだったよね」といじる仲睦まじいシーンも。彼らの美しいハーモニーが際立つアカペラで「ブリーズ」を披露し会場は感動の渦に包まれた。そして大ヒット曲「エヴリバディ(バックストリーツ・バック)」のリミックスが流れる中、全身白の衣装チェンジした本人たちが登場し、会場のボルテージはさらに跳ね上がった。メンバーも飛び跳ねて大阪城ホールを一気に盛り上げてからは、その勢いのままエネルギッシュなパフォーマンスが続き、バックストリート・ボーイズ最大のヒット曲「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」で本編を締めくくった。
アンコールで再びステージに登場した5人は、最新アルバムからのファースト・シングル「ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート」と、彼らの代表曲の一つでもある「ラージャー・ザン・ライフ」で華々しいフィナーレを迎えた。結成から26年を迎えた今もなお進化をし続けるバックストリート・ボーイズ。全33曲を披露し、ソールドアウトした大阪城ホールに来場した1万人の観客を魅了した。

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