Age Factory 真っ直ぐに感情と向き合
うロックバンド

血湧き肉踊り、心臓は脈拍をあげを鼓舞
する。耳から流れ込み心をすっ裸にさせ
るロック

Age FactoryはVo清水エイスケが高校生で結成し、どんなセトリでもファンの心をがっしりと掴んでしまうバンドです。CLOSE EYEやGOLDなど爆発的な曲の一方で、ロードショーのようや温もりある曲も魅力的。ライブでは熱のこもったサウンドと歌詞で心を揺さぶられる音楽を鳴らしています。

Age Factoryとは?

Vo/Gt清水エイスケ、Ba西口直人、Dr増子央人からなるスリーピースバンドで、出身地である奈良を中心に活動しています。2010年4月、清水が高校一年生のときに同級生の共に結成され、2011年11月に西口直人が、2014年2月に増子央人が加入し現メンバーが揃いました。
2019年10月現在、最年少の清水ケイスケは25歳、他のメンバーもまだ20代でありながらライブパフォーマンスが圧倒的で、現代若手ロックシーンのバケモノと称されることも。
ソリッドで直情的、見ている人の心に直接ぶっ刺すような轟音は聴いている人の感情を丸裸にします。狂気的な真っ直ぐさはロックバンドだということをヒシヒシと感じさせます。
バンドマンにも彼らのファンも多く、My Hair is BadのBaヤマモト ヒロキは”告白”のMVでAge FactoryのグッズであるTシャツを着用しています。
また、楽曲の作詞作曲をしている清水は、ほぼ独学でギターを学んでおり、コードなどに関しても良く分からないままで、これだけ熱い曲を作り上げてしまうというから驚き。そのため彼らのコピーをするのは容易ではありません。そういう面でも唯一無二の存在ではないでしょうか。

Age Factoryの楽曲を紹介

RIVER

私たちの生きる社会では誰が決めた訳でもないのに、当たり前のように多数決が行われ、自然と川の流れのようなものが形成されています。
同じ意見を持つ人数が多ければ多いほど、反対意見を持つ人は肩身の狭い思いを強いられます。自分のなかにある「正義」を貫き続けることは、時として川流に逆らうようなことかもしれません。笑われたり、貶されたり、虚しくなったり、想像以上に孤独で、その苦痛は軽易なものではありません。
それでも信念を曲げない生き様は、あまりにかっこよく美しく、尊いものではないでしょうか。川の流れに逆らうような孤高な戦いをする人を応援するために、この曲は存在しています。
“孤独であれ”というワンフレーズの力強さに胸が揺さぶられます。

WORLD IS MINE

エモーショナルで肉体感の強いアルバム「GOLD」に収録されている楽曲です。シンプルな歌詞でありながら、ロックの衝動を的確に伝えています。約3分という短さでありながら、目の前の景色を変えてしまうような爆発力があります。
荒々しく野性的な清水の歌声、西口と増子によるリズム隊に心を殴られるよう衝撃を受け、沸々と怒りにも似た感情が湧き上がります。怒りは基本的に過去で起こった出来事によって生まれますが、そのベクトルが未来に向けられています。怒りという非常に強い感情に類似した生み出す”WORLD IS MINE”を聴くと、本当に世界を変えられる気がしてくるほどの無敵感に包まれます。ライブでプレイされているシーンを想像するだけで、アドレナリンがドバドバ出そうです。

ロードショー

1stミニアルバム「手を振る」に収録、温かみのある旋律が美しく感動的な曲です。
金曜日に恋人と映画を観ることなんて、極めて日常的で側から見たら小さな幸せかもしれませんが、自身の内面に向き合い続け、ストレートに感情を表現しているAge Factoryに歌われることで、この小さな幸せがいかに大切なものなのか思い知らされます。緩急のある演奏で臨場感があり、Age Factoryの主戦場がライブハウスだということも痛感させます。

Yellow

彼らと同じく奈良発のオルタナティブバンドLOSTAGEの五味岳久を迎えた1stアルバム「LOVE」に収録されている曲です。
衝動的な感情をぶつける曲とは異なり、寂しさを伴う心境を歌ったペーソスな楽曲になっています。疾走感のあるメロディは途中からテンポを落としてダイナミックな雰囲気へと変化し、その様子はまるで少女が女性へと成長していく過程でもあるようにも感じます。心に火が灯るような温もりのあるメロディーラインの裏側には、垢抜けてくことにセンチメンタルになってしまった様子も見え隠れしていて、ノスタルジックな良さがあります。

Age Factory 真っ直ぐに感情と向き合うロックバンドはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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