山内惠介、念願の47都道府県ツアーの
特別版で5大都市ツアーファイナルを
国際フォーラムで開催

デビュー19年目を迎え、最新シングル『唇スカーレット』が9万枚突破とロングヒット中の山内惠介が10月23日、東京・千代田区の東京国際フォーラム・ホールAで<山内惠介 全国縦断コンサートツアー2019 スペシャル>と銘打ったコンサートを開いた。

デビューのときからの念願だった47都道府県すべてを回るコンサートツアーを今年4月11日の東京・中野サンプラザからスタートし、11月29日の滋賀・守山市民ホールまで全国67会場(全75公演)にて開催中で、全公演合わせて約13万人を動員予定。この日は、同ツアーの演目を一部変更し、バックバンドも通常は7人から25人に増やした特別編成のスペシャルバージョンで、9月26日の大阪・フェスティバルホールを皮切りに全国5都市で行ってきた5大都市ツアー(全6公演)のファイナル。その6公演ともチケットは完売となり、合わせて約1万6000人を動員。「今回は、ミュージシャンが25人といういままでで一番多いバンド編成で、そんな贅沢なサウンドの中で歌を聴いていただけるので、僕自身も歌手として幸せを感じています。今年は美空ひばりさんが亡くなられてから30年という節目の年でして、僕も幼いころからひばりさんの歌を聴いて育ちましたので、この公演ではひばりさんの名曲をお届けするコーナーもあるスペシャルな内容です。念願の47都道府県ツアーで全国を回っていきながら『日本は広くて美しいな』と改めて思いました。その中で、日本を代表する歌手になりたいという夢も芽生えました」
ファイナルとなるこの日は、47都道府県ツアーの60公演目で、5000席の会場は熱烈なファンで満席の中、「今年は、台風19号など自然災害で日本が大変なことになっていますが、僕は歌い手ですから歌で元気と勇気を送ることができるよう頑張って歌いたいと思います」とあいさつ。前半は、2001年4月18日発売のデビュー曲「霧情」をはじめ、昭和の歌姫・美空ひばりをテーマに「昭和名曲列伝」と題したコーナーで、山内が幼少のころから聴き、演歌歌手にあこがれるきっかけとなったひばり作品から「みだれ髪」「りんご追分」「津軽のふるさと」、新曲「唇スカーレット」の新装盤(9月25日に「桃盤(ももばん)」「蒼盤(あおばん)」の2作同時発売)の蒼盤のカップリング曲「海霧の町」、桃盤のカップリング曲「やばいi(アイ)」、昨年大みそかに4回目の「NHK紅白歌合戦」に出場して歌唱した「さらせ冬の嵐」などを披露。後半は、オリジナル歌謡浪曲「大利根なみだ酒」をはじめ、ヒットシングル作品から「恋の手本」「スポットライト」「釧路空港」「風蓮湖」「冬枯れのヴィオラ」などを熱唱。アンコールでは、米津玄師の「Lemon」と最新曲「唇スカーレット」の2曲、合わせて全26曲を歌い、最後まで満員の客席を楽しませた。
来年はデビュー20周年を迎えるが、「20周年の来年は、ツアーも開催しますし、座長公演も大阪のほうで決まっています。いろんなお祭りにも出かけて一緒に自分の周年とともに日本の町々が元気になるような活動をしていきたい。まだやれるかどうかは全然決まっていませんが、あの日本武道館のステージに立ってみたいですね。そして、今年も出していただけたら5度目の『NHK紅白歌合戦』になりますが、朝ドラが『スカーレット』なので、その舞台で『唇スカーレット』を歌ってみたい」と話していた。
(提供:サンニュース)

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