【インタビュー】植田真梨恵、5周年
YEAR集大成のZepp公演で新フェーズへ
「変化や変身がテーマ」

植田真梨恵メジャーデビュー5周年YEARの締め括りとなる一夜限りのスペシャルライブ<SPECIAL LIVE "PALPABLE! MARBLE! LIVE! -ANNIVERSARY 2019-">が11月1日、Zepp DiverCity TOKYOにて開催される。2019年の年明け早々より『祝5周年!5作連続リリース!』と題した濃度も密度も高い活動を開始した植田だが、以降も全国ツアー<LIVE TOUR 2019 [F.A.R. / W.A.H.]>開催、“弾き語りDAY” “ピアノDAY” “バンドDAY”による3DAYS公演<植田真梨恵 presents Five FLOWERS anniversary>開催、ライブ配信『「25時間生放送 まりえのま」#25時間で作曲からMVまでつくってみた』実施、“新宿Flags 21st Anniversary”のテーマソングおよびイメージキャラクターに起用など、“アートする”をテーマに次々と新しい植田真梨恵像を表現してきた。
BARKSでは<F.A.R. / W.A.H.>ツアーから現在までの5周年YEARを振り返りつつ、来るべき集大成となる<SPECIAL LIVE "PALPABLE! MARBLE! LIVE! -ANNIVERSARY 2019-">の予感について話を訊いた。この多忙な期間中に取り組んだ挑戦の数々は、自身の創作に芳醇な恵みをもたらし、変わらぬ本質と広がる可能性を育んだといっていいようだ。“ワクワクする”、“見たことないものを作る”──新たなる扉を開けたデビュー5周年の植田真梨恵を総括すべく、ロングインタビューをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■楽しいことを見つけていきたい
■という思いにしっかりとなれた

──今回は、5周年の締めくくりのインタビューとして、特にミニ・アルバム『F.A.R.』『W.A.H.』のリリース以降について振り返りながらお話しをうかがいたいと思います。まずは2作をひっさげた
▲<植田真梨恵 LIVE TOUR 2019 [F.A.R. / W.A.H.]>6月2日(日)@北海道 KRAPS HALL (※画像8点)

──その9ヵ所のなかでも、試行錯誤はあった感じですか。

植田:ありました。ツアー前に、飼っていた猫のララさんが死んじゃったりしたのもあって。それは、“大人の成長”の中ではかなり大きな別れだったんです。15歳で、福岡から大阪に出てきたときから一緒だったので。ちょうどララの曲を書いたり(『F.A.R.』収録「softly」)もしていたアルバムということもあって、ライブは毎回心がしんどかったというか。毎回毎回心の柔らかい部分みたいなものを、みんなと共有するようなライブだったんです。お客さんもとても寂しそうで……そんなツアーでした。

──猫のララさんは、ファンにもお馴染みでしたもんね。

植田:そうなんです。どの会場でもそういう時間を過ごさせてもらったので、とても優しくて、寂しくて、みたいな印象のツアーになったなということが、実感としてよかった部分と、“もういいかな”っていう部分も実はあって。散々柔らかい部分に触れることができたので。これから私は、楽しいことを見つけていきたいっていう思いに、しっかりとなれたんです。すごく……うん、心に触れるツアーでしたね。
▲<植田真梨恵 LIVE TOUR 2019 [F.A.R. / W.A.H.]>6月8日(土)@広島 セカンド・クラッチ (※画像8点)

──いい時間だったんですね。そのツアーの後は、8月に3日間の企画イベント<植田真梨恵 presents Five FLOWERS anniversary>を赤羽ReNY alphaで開催しました。これは各日ゲストアーティストを招いて行う対バン3DAYSでしたが、ツアーとはまた違った気持ちでライブに臨めましたか?

植田:はい。ただ<F.A.R. / W.A.H.>ツアーが終わって、燃え尽き症候群みたいになっちゃって。“ここからどうやっていくんだっけ?”みたいな感じになってしまったんです。この<Five FLOWERS>は、5周年のまさに記念日を祝うためのライブで、3日間それぞれ編成を変えて、仲のいい人や好きなアーティストに出てもらったんですけど、イベントが“本当にできるのか?”っていうくらい焦ったりもしたんです。でも、好きな人や仲のいい人に出てもらった結果、蓋を開けてみると私がすごく元気づけてもらえる3日間になりました。

──対バンライブということで、思いもよらない作用があったんですね。

植田:3日間、全然違ったんですよね。1日目は中込陽大さんと、山田エリザベス良子 with YUKAをゲストに<-Romantic emotion- PIANO>と題したピアノ縛りのライブで。アーティスト的にもしっとりと、ロマンチックだったり、ファンタジックだったり、メルヘンチックだったりするライブになって。2日目は<-Divine emotion- BAND>と題して同じ事務所でヴィジュアル系バンドの-真天地開闢集団-ジグザグを呼んで……となったら、初日とは全然違うライブになって。
▲<-Romantic emotion- PIANO>2019年8月4日(日)@東京・赤羽ReNY alpha w/ 中込陽大 / 山田エリザベス良子 with YUKA (※画像13点)
▲<-Divine emotion- BAND>2019年8月5日(月)@東京・赤羽ReNY alpha w/ -真天地開闢集団-ジグザグ (※画像13点)
▲<-Daily emotion- HIKIGATARI>2019年8月6日(火)@東京・赤羽ReNY alpha w/ 関取花 (※画像13点)

──植田さん自身も“しにものぐるい”名義のバンドで出演しましたから、初日とは全然異なるサウンドスタイルでしたし、お客さんのノリも初日とはまた違って。

植田:ツーマンなので、バンギャさんたちも私のお客さんも双方が楽しんでほしいなと思って。はじめは心配していたんです。でも、ジグザグのとき、バンギャさんの後ろにいた私のお客さんがはじめは“なんだろう?”と見ているだけだったのが段々と手が挙がってきて、どんどん盛り上がっていくのを楽屋の画面越しに見ていたら、すごく感動しちゃって。

──そうだったんですね。

植田:ジグザグがお客さんにちゃんとライブを届けている姿を目の当たりにして。“こうやんな”っていうか、久しぶりに勝負している感じになったんですよね。

──対バン、それもツーマンという機会が今、植田さんにはなかなかないですしね。

植田:それもかなり畑が違うバンドとの対バンということも含めて、音楽ってすごいなと改めて感じたというか。“私はまたこういう勇気を持って進んでいきたいな”ということを、学ばせてもらう2日目があり。

──3日目は<-Daily emotion- HIKIGATARI>と題して、関取花さんとのギター弾き語り対バンでした。とにかく関取さんのトークが面白かった。

植田:花ちゃんは話術が巧みすぎて、凄まじく時間が押したりもしたんですけども(笑)。でもそれこそ、彼女の太陽みたいなキャラクターも含め、笑いに満ちた3日目が終わって。みんなもまた日常に帰っていくようなイメージというか。本当に私がすごく元気をもらったんですよね。

──3日間、結果的にもいい人選だったと。

植田:とても良かったです(笑)。準備段階では全然気づけなかったんですけど、実際にライブの日を迎えてみると、ちゃんとそこにご褒美があったというか。やってみないと得られないことがあるんだなということに気がついたりして。ちゃんと進めば、ちゃんと扉を開けてみれば、ちゃんと栄養があって、それを持って次に向かえるな、っていうことに気づいた5周年記念日の3DAYSになりましたね。
■いかに自分が閃きで作っているのか
■改めて気づかされました

──そうやってツアーだったり企画イベントがあったなかで、25時間生配信企画<「25時間生放送 まりえのま」#25時間で作曲からMVまでつくってみた>は、いつ頃やろうという話が持ち上がったんですか?

植田:<F.A.R. / W.A.H.>ツアーの札幌かな? ライブが終わってバンドメンバーとみんなで話しているときに出たアイディアではあったんですよ。

──同様の企画は以前もやっていますよね。

植田:インディーズ時代の2012年、アルバム『センチメンタルなリズム』を出したときに24時間USTREAM生配信<植田真梨恵とドクターXのセンチメンタルな24H>をやったんですけど、そのときは生放送をすること自体が目的だったんです。当時はちょうどツイキャスとか、リアルタイムでの配信が流行り始めた時期でもあって、いろんなゲストを呼びながら、『センチメンタルなリズム』ツアーに向けて、ツアーのバックドロップを作るという配信をしたんです。
▲25時間生配信企画<「25時間生放送 まりえのま」#25時間で作曲からMVまでつくってみた>ミュージックビデオ打合せ(※画像14点)

──今回は、誰が話をしだしたかは覚えてます?

植田:たしか西村(広文 / Key)さんだと思うんです。「ああいうのまたやろうや」くらいのテンションで言ったのかな。それで、「今、私ができるのって曲を作るくらいですよ」って言って。そこから、「じゃあどんなふうにしていくか」とか「せっかくやるなら誰もやってないことをやりたいですね」とかを話していったんです。考えてみれば、私がずっと制作をしている大阪のビルは、ビル内にレコーディングスタジオがあるし、撮影もできるし、曲作りからレコーディング、ミュージックビデオ撮影まで完結できるんですよね。これはもしかして……っていう感じで始まったんです。で、せっかくやるなら弾き語りでは面白くないから、バンドメンバーとしっかりとした音源を作りたいし、ミュージックビデオもジャケットも“26時間だからこれくらい”ではなくて、ちゃんと遜色ないものをみんなで頑張って作っていこうとなったんです。

──バンドメンバーも結構、乗り気だったんですか?

植田:メンバーは配信3日前くらいまでは、たぶん“本当にやるの?”くらいな感じで、具体的にどのくらいキツいのかとかあまりわかってなかったと思います。西村さんは前回も一緒だったこともあって、なんとなくの流れであるとか、私が一人で回せなかった場合のこととかも含めて、1週間くらい前から打ち合わせもしていたんですけど。でも正直、私にもどうなるのかわからないことが多すぎて(笑)。作曲にどれくらい時間を取られてしまうのかとか、できなかったときどうしようとかもあるし。それもまあ、できるまで配信すればいいかっていうふうにはなりましたね。
▲25時間生配信企画<「25時間生放送 まりえのま」#25時間で作曲からMVまでつくってみた>写真撮影打合せ(※画像14点)

──そして完成したのが「I JUST WANNA BE A STAR」です。なんとなく事前に曲のイメージというのは考えていたんですか?

植田:どういうものにするかっていうのは、本当に何も決めてなかったんです。なので、ノートを広げて考えたとき、ライブで演奏したらカッコいい曲にしたいなっていうことだけ、漠然と。あとはせっかくYouTubeライブでみんなからコメントも届くので、私の今のテーマでもある“ワクワクすること”をキーワードに、“歌詞に入れたいワクワクすることやワクワクした思い出を送ってください”って言ったら、みんながいろんな解釈でワードを送ってきてくれたんですね。そうやってもらった言葉をもとにストーリーを思い浮かべながら、とにかくAメロとBメロばっかり作って……3番まである曲を作りたいと思っていたんです。サビはしっかりそれをまとめるものにしないとなと思っていたので、メロディだけを作って歌入れ直前くらいまでずっと迷って、なんとか間に合った感じでした。

──そのサビにタイトルの「I JUST WANNA BE A STAR」のフレーズがあり、“LA LA LA LA”のフレーズがありと、とてもシンプルなものになりましたね。

植田:みんなで歌える歌にしたかったから、母音の“あ”がいっぱい入る曲にしようって漠然と思ったんです。“LA LA LA LA”でみんなでシンガロングするイメージですね。あとはせっかくみんなで作った曲だから、スケールが小さいものにはしたくなくて。なるべく言い切るような、ちょっと無謀チックなことも歌うくらいが、その気持ちとはぴったり合うのかなって。こういうシチュエーションだからこそ、「I JUST WANNA BE A STAR」なんだろうなと。
▲25時間生配信企画<「25時間生放送 まりえのま」#25時間で作曲からMVまでつくってみた>ミュージックビデオ撮影(※画像14点)

──なかなか植田さんの曲の中では出てこない言葉だと思うので、新鮮で。でも植田節はちゃんとある。懐かしくも新鮮な曲だなと。

植田:よかったです。もうスピーディにアレンジもまとまって、みんなそれぞれのイメージとかアイディアがどんどん出る状況を作ることができたのも、メジャーデビューして5年で、エンジニアやバンドメンバーとも信頼関係がちゃんと生まれていたこともあるし。バンドが<F.A.R. / W.A.H.>ツアーのメンバーでもあったので、状況が揃って、良いタイミングでできたものだなと今は思っています。

──そういう曲ができて、ミュージックビデオからヴィジュアル周りも25時間ででき上がって(延長して26時間半に)、出来としては自分自身ではどうですか?

植田:普段はもっと長い時間をかけてやっていることなんですけど。いかに自分がいつも閃きというもので作っているのかっていうところに改めて気づかされましたね。とにかく隙間なく閃き続けるっていう25時間だったので。閃きってすごいなっていう。パワーもそうだし、レコーディングに関してもエンジニアさんがすごく頑張ってくれて、スタジオに行けば録れる状態を作ってくれていて。リズム隊をせーので録って、そこにギターとオルガンを重ねていくという方法だったんですけど、テイクの判断も迷わず、みんな集中してできたっていうのが、ダレずに頑張れたポイントでした。
──ループ感から、徐々に上がっていく感覚が特に気持ちいいものになってます。

植田:よかったー。本当にただワクワクするものだけで構成したんです。「“普通だね”、みたいな感じになったらやめよう」って言いながら作っていきました。

──音的にも序盤のシンプルなものから、ドリーミーな間奏、ファンキーな後半にかけてどんどん増えていって、曲が変化する、その楽しさもありますね。ただ、音は増えるんですけどボリュームは上げすぎずに心地よい、いいバランスに貫かれている。この心地よさっていうのが、かなり追求された感じです?

植田:嬉しいです。間奏以降は音がどんどん増えていきますね。外国の男の子たちが地下鉄みたいなところで走り回って遊んでいるような音のサンプリングとか(笑)。あとはフックになるような椅子のギーっていう音とか、缶を蹴る音とかが入っていたり、<F.A.R. / W.A.H.>ツアーで使った鉄琴も使ったりしていますね。心地よさと、あとは枠にとらわれずに楽しかったり、面白かったり、ワクワクする方向で音作りをした感じでした。
▲植田真梨恵 × 新宿Flags

──それはこのタイアップということからそういう発想だったんですか、それともずっとこういうサウンドをやってみたくて機会を伺っていたものが、いいタイミングでやってきた感じなんですか。

植田:<F.A.R. / W.A.H.>ツアーが終わってからは、“ワクワクするもの、聴いたことのないものが作りたい”っていうのが漠然と心の中にあったんです。で、実際に「Stranger」みたいなメロディができて。“メロディは奇妙なんだけど、きれい”みたいな曲を今はいっぱい書きたい気分なので、アレンジがそうやってまとまっていったんです。なんか、ビルの中で曲が流れたときに、ちょっと“なんだろう?”って思うような感覚というか。

──心地よくも違和感があるような?

植田:気持ちいいような、気持ち悪いような感じのメロディがいいなと思いながら作っていました。とにかく歌い心地が気持ちのいいものを、今は作りたい気分なんです。悲しいような、きれいなような、みたいな感覚ですね。

──歌詞はメッセージ的なところもありますが、どうアプローチしていったんですか?

植田:歌詞は割と苦戦しましたね。あまり“元気出して”っていうものにしたくはないんですけど、行き過ぎない感じでナチュラルに上がるものっていう。まさに今、自分が思っていることがシンクロした歌詞がちゃんと生まれてはいるんですけど、わりと啓発的っていうか(笑)。でもあまり暑苦しく歌いたくないので、自分を鼓舞する気持ちで作ったものでした。
▲配信シングル「Stranger」

──この曲に「Stranger」というタイトルをつけたのは?

植田:この曲自体、私もワクワクするものであり、今までの私とは違う、変わっていく象徴として、この曲をリリースしたんです。これから先に会う自分が、自分でも知らない人になっているような、そういうイメージでつけたものでした。

──今回は曲だけでなく、イメージモデルとしてヴィジュアル的にも打ち出された、自身初の試みになります。音とヴィジュアルとで、また新たな客層もとらえられそうだなとも感じますが、今回なぜやってみようとなったんですか?

植田:本当にいい機会に出会えて。“まさか私がこういうポジティヴなイメージのものに選ばれるとは!?”というのはありましたけど(笑)。選んでいただいたので本当にありがたいなって。普段は曲に合わせて、頭の中のイメージで、服もそうですしメイクも自分で考えてきたので、とても新鮮でした。

──これまでセルフでスタイリングやメイクをしてきましたからね。

植田:そうです。今回はFlagsさんのイメージで、Flagsさんにあるお店のお洋服でスタイリストさんが衣装を何パターンか組んでくれて。そこから似合うものを選んで、髪もメイクもヘアメイクさんがいらっしゃって。そこに私のイメージもちゃんと汲んでくださるという状況だったんです。

──新鮮で、でもテイスト的には植田さんらしいものに仕上がりました。自分で見ても、ストレンジャーな感じっていうのはある?

植田:はい、違いますね(笑)。

──そういうことでもずっとワクワクが続いているんですね。

植田:続いていますね、面白いです。
■5周年記念のフィナーレとして
■二度とできないものにしたい

──ファンの方々も曲やヴィジュアルを通じて、その変化に気づいていくんだと思いますし。また、先ほども言いましたが、こういうふうに多くの人の耳や目に触れる機会が増えることで、いい広がりが生まれるでしょうし。音楽ファンだけでなく、ふらっと買い物に来た女の子とかにも響く曲だし、目に留まるヴィジュアルになったなと思うんですね。

植田:そうなったら嬉しいですよね。何かにとらわれてできないことがあるのは嫌なので。みなさんが関わってくれて、植田真梨恵像みたいなものと、いろんなイメージを合わせて素敵なものを作ろうと頑張っている中で、私はメロディにこだわって作って、というところがちょうどいいバランスでできたのがすごくありがたい。いい経験だなって思いましたし、自然な流れでそれができたのがとてもよかったです。

──いろんなワクワクが続いているようですが、今、日常的に曲作りというのも行なっているんですか。

植田:今年は5周年で、いろんなことが盛りだくさんで余裕がない中ではあるんですけど(笑)。でも始まったところから今まで全部、無駄がなかったというか。個人的な実感としてすべてがすごくよかったと思っていて。実りのある1年を過ごさせてもらっているなという気がするんです。全部が、好きなことでできていたというか。そういうところで「Stranger」という曲が完成して、今後の曲作りがすごく楽しみになっているところで。今は書きたい曲も溢れそうになっているところなんです。早く手をつけたいんですけど、<PALPABLE! MARBLE! LIVE!-ANNIVERSARY 2019->の準備もあるので。ただ、温度が高いうちにリリースしたいなと思っていますね。
──<PALPABLE! MARBLE! LIVE!-ANNIVERSARY 2019->は、この5周年のアニバーサリーイヤーを締めくくるライブですしね。今回はどういうテーマになっていますか? 発表している新曲たちも含まれるんですかね?

植田:それこそ「Stranger」も演奏しますし、「I JUST WANNA BE A STAR」も期待してもらっていいです。新フェーズに突入する変化や変身がテーマになっているので。植田真梨恵を、“一度でもファンだと言ってくれた人は、来ないわけがないでしょう”というライブです(笑)。今回は、境界線みたいな部分が描かれるイメージ。何度も言ってきた、“今年の植田真梨恵はアートする1年にします”ということで、アート色の強い、<PALBABLE! MARBLE! LIVE!>になると思います。一夜限りしかないので、歯がゆいようなホッとするような感じですけど。5周年記念のフィナーレとして、二度とできないものにしたいです。

──このライブの後の展望としては、何か見えているものはありますか?

植田:音源に関しては思い描いているものはあるんですけど……うーん、どこまで話をしようかな(笑)。「Stranger」の制作が、思いのほか楽しかったのもあるし。なにせワクワクするとか、見たことないものを作るとか、今はそういうことがテーマになっているので。そういうものを作っていきたいですね。

取材・文◎吉羽さおり
■<植田真梨恵 SPECIAL LIVE "PALPABLE! MARBLE! LIVE! -ANNIVERSARY 2019-">

〜メジャーデビュー5周年を締めくくる一夜限りのスペシャルライブ〜
2019年11月1日(金) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
open18:15 / start19:00
▼チケット
¥5,000 (税込 / 指定席 [1F・2F])
※入場時ドリンク代別途必要
※3歳以下入場不可、4歳以上チケット必要
一般発売日 2019年9月28日(土)
(問)H.I.P. 03-3475-9999
■配信シングル「Stranger」

2019年10月1日(火)配信スタート
GIZA studio
『Flags 21st Anniversary』テーマソング
https://www.flagsweb.jp/21st_anniversary
■ライブイベント出演情報

11月16日(土)、17(日) 大阪・音都 vol.6 (FREE)
12月10日(火) 大阪・JANUS EIGHTY EIGHT special 中島卓偉×植田真梨恵

関連リンク

▼【植田真梨恵 presents Five FLOWERS anniversary -Romantic emotion- PIANO】2019年8月4日(日)@東京・赤羽ReNY alpha
▲山田エリザベス良子 with YUKA
▲中込陽大
▲植田真梨恵
▲植田真梨恵 × 山田エリザベス良子 with YUKA × 中込陽大 SESSION

▼【植田真梨恵 presents Five FLOWERS anniversary -Divine emotion- BAND】2019年8月5日(月)@東京・赤羽ReNY alpha
▲-真天地開闢集団-ジグザグ
▲植田真梨恵 (しにものぐるい)
▲植田真梨恵 × -真天地開闢集団-ジグザグ SESSION

▼【植田真梨恵 presents Five FLOWERS anniversary -Divine emotion- BAND】2019年8月6日(火)@東京・赤羽ReNY alpha
▲関取花
▲植田真梨恵
▲植田真梨恵 × 関取花 SESSION

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