ロバート・プラント「天国への階段の
歌詞には、もう共感できない」

ロバート・プラントは、レッド・ツェッペリンの代表曲の1つ「天国への階段」をいまでも音楽的に素晴らしい作品だと考えているが、歌詞やヴォーカルの面ではもう共感できないそうだ。
プラントは22、23のとき、この歌詞を執筆。それから50年近くが経つわけで、共感しなくなったとしてもおかしくはないが、『Ultimate Classic Rock』のラジオ番組で、彼は同曲についてこう語った。

「もちろん、いい曲だった。曲の構成、音楽面での構成はすごくいい。ヴォーカルがなくてもいける曲だ。優れた、優れた曲だからね。歌詞についていえば、いま、僕はあれに共感できない。ずいぶん前のことだから……。僕はもう、ああいった抽象的な一節を書くつもりはない。あの曲には素晴らしい部分がある。それには、いま振り返ってみても敬意を表する。ジミーの音楽の展開の仕方、ドラムのクライマックスへの到達の仕方、そして、その継続……、すごく美しい作品だ。でも、歌詞的には、ヴォーカルの面でさえ、いまの僕は“どうなのかな”と思う」

同曲は、2007年に行なったレッド・ツェッペリンの再結成公演でパフォーマンスされたが、プラントは自身の公演では歌っていない。

Ako Suzuki

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