石原さとみ主演の舞台『アジアの女』
がテレビ放送決定 公演期間中に行わ
れたインタビューも公開

2019年12月14日(土)にWOWOWで、舞台『アジアの女』が放送される。この作品は、2006年に劇作・演出家の長塚圭史が書き下ろした戯曲で、俳優として多種多様な戯曲に挑んできた吉田鋼太郎が演出を手掛けている。主演を務めるのはドラマや映画での活躍にとどまらず、舞台で演じることに並々ならぬ想いを持つ石原さとみで、舞台出演は2018年の『密やかな結晶』以来となる。
共演は、長塚作品の常連で舞台だけではなく、映像作品にも活躍の場を広げている山内圭哉、個性的な演技で高い評価を得ている若手俳優の矢本悠馬、小劇場を中心に確かな演技で活躍する水口早香、そして演出を兼ねた吉田鋼太郎が出演しており、石原と吉田は初共演となる。
公演期間中、主演を務める石原にインタビューが行われたので紹介しよう。
石原さとみ
ーー最初にこの公演の話を聞いて思ったことは?
脚本を読んでみて、“誰が演じて誰が演出するかによって全く違うものになりそう”と感じました。この本がどう立ち上がるのか、全然想像がつかなくて。伸びしろというか、これだけ余白がある本に挑戦できると思うと、すごく嬉しかったです。答えがない作品もすごく好きで、考えさせられるというか。このセリフをどう言うのか、どういう思いを持っているのか、答えを定めずに稽古で作り上げていく。そこには自分の哲学だったり、指針だったり、人生観だったりが反映される、そういうことが求められるものってなかなかなないなあと思って、すごくワクワクしました。簡単ではないからこそ鍛えられると思います。
ーー石原さんにとって舞台に出ることとはどのようなことですか?
今回改めて、私は本当に舞台をやりたいんだって、すごく好きになりましたね。
今までもちろん好きだったんですけど、やっぱり難しいというか、辛いなと思う部分だったりとか、大変だなと思うことだったりとか、ちょっとストレスを感じる部分だったりというのはありました。それを乗り越えていく中で成長というものがあるので、(そういう部分が)なきゃいけないとは思うんですけど、今回の舞台は、脚本を読んでから、稽古が始まって、今に至るまでストレスを感じる瞬間なんて1ミリもなかったんです。楽しくない時間なんて、1分も1秒もなくて、こんなに楽しい時間を過ごせるなんて、なんて自分は幸せなんだろうって。稽古やっていても、本番毎日やっていても、日々更新されるぐらい楽しいです。それを今の年齢で感じられるって、すごい幸せだなと思っています。
これから自分の人生の目標を立てていく中で、舞台というものを中心に考えてきたいと思いました。
石原さとみ

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