写真左より時計周りに、リョウガ、ユーキ、タカシ、タクヤ、カイ

写真左より時計周りに、リョウガ、ユーキ、タカシ、タクヤ、カイ

【超特急 インタビュー】
年に1度の特別なステージに表れた、
8号車への感謝とユースケへの想い

レーザーを操るパフォーマンスは
超特急なりの“光と闇”を魅せ方

あれは予想外の幕切れで客席中がどよめいてました! ツアーを通しての観どころと言えば、ハンドレーザー等を駆使したレーザートラックで。会場で観た時もレーザーを操るようなパフォーマンスに圧倒されましたが、映像で観るとさらに細かい動きだったり、みなさんのサングラス姿も目撃できたのが嬉しかったです。

タクヤ
ステージ上でサングラスをかけること自体、今まで数えられるほどしかなかったので、僕ら自身とても新鮮でしたね。パフォーマンス中に取れないように耳裏で固定した上、ヘッドセットで上から抑えていたので、いざ外す時には逆にフィットしすぎていて取りづらかったですけど(笑)。パシフィコ横浜は他のホール会場とは造りが違っていたので、捌け方や登場の仕方などに急遽の変更があったりして大変でした。

パシフィコ横浜はホールの中でもかなり規模が大きいですもんね。その分、観ているこちらは、よりダイナミックな“光のスペクタクル”を楽しむことができましたが。

タクヤ
個人的な見解ですけど、あれが超特急なりの“光と闇”の魅せ方だったと思うんですね。世の中には表と裏があれば、善と悪もあったり、人それぞれがそれぞれの生き方をしてるじゃないですか。それを表現することによって、観てくれる人に感じ取れる何かがあったんじゃないかなと。

映像だとまた違うものが観えてきそうですね。もうひとつ、あと、初挑戦のペアコーナーでリョウガさんのピアノをバックにユーキさんが激情あふれるダンスで狂気の物語を描き出す「Beautiful Chaser」と、タカシさんのエモーショナルな歌声に乗せてタクヤさんが軽やかに切なく舞い、時に叫びをあげる「霖雨」が本当に対照的で。それぞれの個性と超特急の幅を実感できましたが、やってみていかがでした?

リョウガ
2018年末のさいたまスーパーアリーナ公演で初めてピアノ演奏をして、まさかまた8号車にピアノを披露する時が来るなんて思ってもいなかったんですが、前回の達成感とパフォーマンス中の気持ち良さを体験してからピアノを弾くことの楽しさ的なものが芽生えてしまって(笑)。プレッシャーや緊張はありつつ、ワクワクしてました。ピアノの練習期間は1カ月くらいだったんですか、時間がない時でも毎日ピアノに触れるようにはしていました!
ユーキ
僕はもう喜怒哀楽がグチャグチャになっていて、踊っていた時の感情は正直覚えていません(笑)。人を殺めること…そうまでしても達成しなきゃいけない、そんなストーリーを僕の中で勝手に作って踊っていたのかも。
タカシ
僕はタクヤとふたりでやるなら「霖雨」なんだろうなって、直感で思ったんですよね。実際のステージでは、いかにこの曲でストーリーを作って“どう生きるか”を意識しました。
タクヤ
この曲がツアーを通して一番大変でした。ただ音に合わせて身体を動かすようには絶対にしたくなかったし、全然経験もしていないくせにジャズやコンテンポラリーが好きなので先生と一緒に作っていきました。ベースは先生が作って、その時の感情や想いの味付けは自分の心から出てくるものを信じました。あの演出はあくまでメインはタカシにしたかったんです。僕は背景として存在したかったので。役作りじゃないですけど、毎公演感情を生み出すのには苦労して、叫び始めたのも“その時叫びたかった”って想いだけだったので正直あまり覚えてないところもあります。

そして、カイさんとリョウガさんの「LIBIDO」は本来はカイさんとユースケさんのペアで披露していたもので。濃厚な絡みに8号車からは悲鳴のような歓声が沸いていましたが、「LIBIDO」を選曲したのは、やはり曲中の長尺台詞を担当しているカイさんの希望?

カイ
ユースケたっての希望ですよ!(笑) 僕は何も言ってなくて、ユースケがやりたい曲と振り付けがあるって言ってくれたから全てを委ねました。ユースケの頭の中にある煩悩のイメージを、カッコ良い振り付けに乗せて届けた…というような感じでしょうね、たぶん。
リョウガ
ユースケの代わりに僕は途中から参加することになったから、“ユースケ、この野郎!”とも半分冗談で思ったりもしつつ(笑)。急ピッチで振り付けを覚えたので、歓声を聴いてドヤ顔する余裕も僕にはなかったんですけど。カイからは“本当に自由にやってくれ”と言われたので、両手を開いて前に伸ばす振りでは、僕もよく分かりませんが“たわわな何か”'を揉みしだきました。柔らかかったです(笑)。

OKMusic編集部

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