ドリカムからのクリスマスプレゼント「WINTER SONG」に浸る

ドリカムからのクリスマスプレゼント「WINTER SONG」に浸る

ドリカムからのクリスマスプレゼント
「WINTER SONG」に浸る

何故?悲しい状況でもどこか温かい曲

DREAMS COME TRUE - WINTER SONG (from DWL 2015 Live Ver.)
クリスマスに聴きたい歌ランキングでは、間違いなく上位に入るドリカムの『WINTER SONG』は、1990年に発売されたシングルCD『雪のクリスマス』の国際版(英語版)で、英語の歌詞で歌われています。
一人ぼっちで空を見上げて、降る雪を浴びながら今ここにいない「あなた」を想う。
そんなシチュエーションの『WINTER SONG』は、悲しい状況が表現されています。
でも、この曲は最後まで愛する人の幸せを願う気持ちであふれていて、悲しいニュアンスがあまりないのです。
だから「悲しい曲」というよりも「美しい曲」という印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
公式YouTubeのライブ映像でも、ドーム会場をフライングしながら『WINTER SONG』を歌う吉田美和の輝く笑顔を見ることができます。
満足そうで幸せそうな笑顔は素敵です。
『WINTER SONG』は聴く人によっては悲しいと感じることもあるが、温かさを感じることができ、笑顔が似合う歌になっているのは何故なのでしょうか?
あなたと出会ったことが最大の贈り物

WINTER SONG 歌詞 「Dreams Come True」
https://utaten.com/lyric/ja00003786
空を見上げた顔に、雪が降りしきる。凍えるけれど、あなたに抱きしめられているような温もりを感じる。
このような内容が英語で書かれています。もうそばにはいない愛する人のことを歌っているのに、どこか温かさを感じる世界観。
WINTER SONG 歌詞 「Dreams Come True」
https://utaten.com/lyric/ja00003786
「私が見るもの、感じること全てをあなたに見せたい。
今夜はそばにいて。抱きしめあいたい」と書かれています。
美しいもの(雪景色)を見て幸せを感じる、アーティストならではの視線と感受性で描かれています。
そして「わたし」は愛する人に幸せを届けてあげたいのですね。
「一人ぼっちで空を見上げて、降る雪を浴びながら、今ここにいない愛する人を想う」というシチュエーションでありながら、何故か温かさを感じます。
つまり「わたし」は「あなた」に幸せにしてもらおうとは想っていないのでしょう。
「わたし」は恋愛に対して受け身ではないのですね。
「わたし」は「あなた」を愛することも「あなた」と別れることも主体的に選んできたのではないでしょうか。
だから「あなた」との別れを納得して受け入れているし「あなた」のことを少しも恨んでいないのです。
むしろ感謝しているでしょう。
次の歌詞がそのことを表しています。
WINTER SONG 歌詞 「Dreams Come True」
https://utaten.com/lyric/ja00003786
「あなたと出会えたことが、私の最大の贈り物」という内容です。
「あなたと出会えたこと、そのものをとても幸せだと思う」気持ちが伝わってきますね。
この幸せを感じている気持ちが、聴いている人の心を温かくするのではないでしょうか。
歌詞に表現されている「あなたは側にいないけれど、あなたに抱きしめられているような温もり(ぬくもり)を感じる」。
ライブで『WINTER SONG』を歌うときの吉田美和の輝く笑顔、この曲を聴くと何故か温かい気持ちになりますよね。
それらの全ての理由が「わたし」が「あなた」との出会いを幸せだと感じ、宝物のように大切にしているからだということではないでしょうか。
ドリカムからのクリスマスプレゼント
この『WINTER SONG』の公式YouTubeは、ゴージャスでキラキラした、白いドレスの吉田美和が雪の妖精のような美しさを感じさせます。
見ていて幸せな気持ちになれる映像となっています。
この曲そのものが、ドリカムからの最高のクリスマスプレゼントといえますね。
たくさんの人が視聴している『WINTER SONG』の公式YouTubeも、ぜひチェックしてみてくださいね。
TEXT 三田綾子

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