【PRIZMAX ライヴレポート】
『PRIZMAX Live Level 9
~CIRCUS WINTER EDITION~』
2019年12月29日 at 豊洲PIT
大勢のホリック(ファンの呼称)が詰め掛けた会場に、エレクトロサウンドが轟き「Light The Night」からダイナミックにライヴはスタート。7人は「DANCE(INTL VERSION)」で歌とダンスで観客を圧倒するなど、その成長を提示し、アコースティック曲「カフェオレ」では演技を織り交ぜながら心地良い歌を聴かせるのだった。また、ソロのパフォーマンスも行なわれ、福本有希は女性ダンサーと妖艶なダンスを披露し、森崎ウィンは「抱きしめて行く」を弾き語りで歌唱。さらに、彼らはSUPER★DRAGONの「Don't Let Me Down」をジャズグルーブ調にアレンジして届けた。
今回のライヴではふたりの女性ダンサーが参加したり、ベッドを使ったパフォーマンスや客席に降りたりと、その徹底したエンターテイナーぶりで観客を飽きさせない。そして、7人体制の最後のシングルから「愛をクダサイ」を感情たっぷりに歌い上げ、「Beginning」でハードかつダンサブルな世界を見せ付けて本編は終了。アンコールのMCでは卒業する福本から挨拶があり、“メンバー、スタッフ、何よりハニーたちと出会えたことがほんとに幸せです。僕は芸能界は辞めますが、ハニーたちのダーリンは辞めないので、これからも夢の中に出たらイチャイチャしてくれますか!”と最後まで王子キャラを突き通した。そんな福本が作詞、ケビンが作曲したバラード「絆」で、森崎が涙で歌えなくなって福本も涙する場面もあり、最後に7人でハグする姿に彼らの友情の深さを感じた。新たな道を前を向いて進んで行く、7人体制のPRIZMAXとして有終の美を飾るライヴだった。
撮影:笹森健一/取材:土屋恵介