【BiSH ライヴレポート】
『NEW HATEFUL KiND TOUR』
2020年1月22日 at NHKホール
19カ所23公演、BiSH 史上最長の4カ月に渡る全国ホールツアー『NEW HATEFUL KiND TOUR』を完遂! ここでは、今ツアーの締め括りとなる東京・NHKホール2デイズ初日の模様をレポートしたい。内容的には全公演バンドセットで挑み、宮殿を模したステージ舞台やサーカス団をイメージした衣装といい、まるでBiSH的ミュージカルを観ているような気持ちさえ抱いたショー。けれど、パフォーマンス力やエンターテイメント性にさらなる磨きを掛け、常に向上心を忘れない彼女たちのハングリー精神が剥き出しとなる人間臭い場面もあった。2020年の幕開け、次のステージを見据えたライヴとなったことは言うまでもない。
「Am I FRENZY??」で幕を開けると、メンバー各自デザインの違う衣装に見とれ、「SMACK baby SMACK」で歓声がひときわ大きくなるのを感じた。バンドセットでツアーを行なったことにより、“毎日勉強になった”とコメントしていたメンバー。その言葉を裏付けるように「GiANT KiLLERS」「MONSTERS」ではエッジー際立つギターやパワフルなドラムがアッパーな曲調を何倍にも迫力あふれるものにしている。もちろん彼女たちの歌声やダンスは生演奏を背に一段も二段も表現力を高め、観る者を釘付けにする渾身のパフォーマンスを展開していく。猟奇的なヘヴィネスを振り撒く「遂に死」を披露し、ハシヤスメ・アツコのコントコーナーで笑いを取ったあと、ドラマティックな「stereo future」に突入するギャップ感にもBiSHらしいエンタメ性が効いていた。また、「KiND PEOPLE」〜「My landscape」へとつなぐ流れも美しく、本編は「プロミスザスター」で鮮やかに締め括った。
熱烈なアンコールに応えると、銀テープが放出される中で「BiSH-星が瞬く夜に-」を披露。それを経て、静謐なピアノが印象的なバラード曲「リズム」へ。BiSHには珍しくメンバー6人によるユニゾンパートも設けられ、切なくも雄大なスケールを描く曲調に心を激しく揺さぶられるばかり。“年末もここ(NHKホール)に立ちたい”とセントチヒロ・チッチが告白したあと、オーラスに放たれたのは「beautifulさ」。最後にポジティブなパワーで清掃員(ファンの呼称)を歓喜に導く手腕にBiSHのたゆまぬ成長ぶりを魅せ付けられた。
「Am I FRENZY??」で幕を開けると、メンバー各自デザインの違う衣装に見とれ、「SMACK baby SMACK」で歓声がひときわ大きくなるのを感じた。バンドセットでツアーを行なったことにより、“毎日勉強になった”とコメントしていたメンバー。その言葉を裏付けるように「GiANT KiLLERS」「MONSTERS」ではエッジー際立つギターやパワフルなドラムがアッパーな曲調を何倍にも迫力あふれるものにしている。もちろん彼女たちの歌声やダンスは生演奏を背に一段も二段も表現力を高め、観る者を釘付けにする渾身のパフォーマンスを展開していく。猟奇的なヘヴィネスを振り撒く「遂に死」を披露し、ハシヤスメ・アツコのコントコーナーで笑いを取ったあと、ドラマティックな「stereo future」に突入するギャップ感にもBiSHらしいエンタメ性が効いていた。また、「KiND PEOPLE」〜「My landscape」へとつなぐ流れも美しく、本編は「プロミスザスター」で鮮やかに締め括った。
熱烈なアンコールに応えると、銀テープが放出される中で「BiSH-星が瞬く夜に-」を披露。それを経て、静謐なピアノが印象的なバラード曲「リズム」へ。BiSHには珍しくメンバー6人によるユニゾンパートも設けられ、切なくも雄大なスケールを描く曲調に心を激しく揺さぶられるばかり。“年末もここ(NHKホール)に立ちたい”とセントチヒロ・チッチが告白したあと、オーラスに放たれたのは「beautifulさ」。最後にポジティブなパワーで清掃員(ファンの呼称)を歓喜に導く手腕にBiSHのたゆまぬ成長ぶりを魅せ付けられた。
撮影:sotobayashi kenta/取材:荒金良介