梅棒メンバーが小学生に変身して大騒
ぎ! 記念の第10回公演『OFF THE W
ALL』稽古場に潜入

ダンス✕演劇の極上パフォーマンスが話題の梅棒が「10th Anniversary『OFF THE WALL』」を2020年2月6日(木)より、東京・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて上演する。記念すべき第10回公演はメンバーのみ出演の完全新作となる。

1月某日、都内稽古場にて汗をかきながら稽古にいそしむ梅棒の様子を取材してきた。
今回は「小学生」をモチーフに、梅棒ならではのバカバカしさ、熱さ、そしてエネルギーに溢れる、笑ってちょっと泣ける世界観を作り上げるという。
この日、リーダーの伊藤今人が演出卓に座る中、梅澤裕介、飯野高拓、遠山晶司、遠藤誠、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴(が舞台上にスタンバイ、それぞれ思い思いに身体をほぐしたり、気になるパートのダンスをその場で自主練していた。
※この日、鶴野輝一と塩野拓矢は都合により欠席。

「では、頭から始めます!」と演出助手の声が稽古場に響くと、メンバーがそれぞれのポジションにつく。冒頭から全員での激しいダンスが繰り広げられる。山型の隊列から、数名ずつに分かれてのグループダンスなど、今回も見ごたえ抜群の予感!

稽古場に張り出されたセットリストの順に基づき稽古は進行する。曲名は当日までのお楽しみ、という事で、ここではM1、M2……といった表現で説明をする事をご容赦いただきたい。一言言うなら、今回もJ-POPを代表する名曲揃いであることは間違いない。が、中にはあの有名なゲームのテーマソングをアレンジしたな……と思わせるものもあって、この日初めて耳にしたメンバーたちが口々に「○△っぽいね~(笑)」と思わず吹き出していた。
稽古では、子どもたちに扮したメンバーがチャンバラを楽しむ姿、そして自宅ではTVゲームに興じ、学校では教室でクラスメイトたちと共に楽しむ姿が、梅棒の個性的なダンスで表現され、観ていて思わず笑みがこぼれるものばかりだった。
「M2からM3のつなぎを」「M5の冒頭から」などと気になるパートをピックアップして稽古するが、彼らは単にダンスだけの稽古をする訳ではない。数名のスタッフがいるとはいえ、ステージ上の大道具の転換作業もすべて彼らが踊りながら、或いは舞台袖にハケながら担当するのだ。
ステージ上にメンバーが運び出した学校仕様の机と椅子について「順次袖にハケてください」と指示が飛ぶと「でも、この順番で袖にひっこめたらM15が困ることになるよ」と誰かが先の動きを想定して意見を述べる。「なるほど、ならばこうしましょう」とその場でフレキシブルに変更する。メンバーのことを「すいーつ(野田)はこっちから出てきて」「和也さん(楢木)はそこに隠れて」「うめさん(梅澤)はここから」などと、ニックネームで呼び合う様子も場がほんわか和む要因となっていた。
すべてのことをその場で納得がいくまで声に出し、決める。梅棒カンパニーのコミュニケーション力の高さ、そしてチームワークの良さを感じさせていた。
正味1時間の取材ではあったが、何よりメンバーが皆笑いながら楽しんで演じている姿にこちらも胸が熱くなった。今回の『OFF THE WALL』も今までのステージ以上に我々を楽しませてくれるに違いない。
取材・文・撮影=こむらさき

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